FP1級のサバンナ八木さんに聞く、「投資って怖いもの?」
お金のこと見直し講座。
やぎ・ますみ/1994年、高橋茂雄と「サバンナ」を結成。1,000個以上のギャグを持ち、筋肉芸人としても活動。2024年にFP1級合格。著書に『世界一ゆるい勉強法』(KADOKAWA)。
お金の流れをコントロールできたら、資産運用スタートの合図。

複数口座を持っていても、目的を明確に分けている人は意外と少ないはず。「そこを決めておかないと、何にいくら使ったかも、今後必要になるお金もわかりにくい。生活を圧迫せずに資産を運用するには、支出の把握とコントロールが必須。まずは貯蓄口座(ダム)を若いうちから育てること。子どもの学費など、いざというときの大きな支出をダムに貯めておけば心の余裕も生まれます。さらにまとまったお金があると、前払いで控除が受けられるふるさと納税などの制度も利用しやすく、将来の余剰資金アップにつながります」
口座は3つに分けるべし。
収入・貯蓄・投資の目的別に口座を分けお金の動きをクリアに。給料が入ったら生活費を残し、残りを貯蓄口座に移して貯めていく。貯蓄口座も上限を決め、余剰分は投資口座へ。どの口座にいくら必要か自分で決められれば生活と資産運用のバランスが取りやすくなる。
1. 入金口座
給料などの収入が振り込まれる第一の口座。ここには生活費や固定費など、日々使う金額を置く。月末には残高ゼロになってOK。
2. 貯蓄口座
貯蓄用の第二の口座。入金口座から毎月決まった額を移し、税金や学費など将来の支出に備える。いわばダムのような役割。
3. 投資口座
投資用の第三の口座。貯蓄口座にお金が貯まり、必要額を超えたら資産運用として活用。ここのお金は極力触らず運用に徹すること。
サバンナ八木先生の生活費の管理テクニック

「八木家では、食費や水道光熱費など、家計の全支出を封筒で管理します。項目別に茶封筒にお金を入れて残額を見ながら生活。その月に使えるお金を可視化すると、決めた額でやりくりできるように」
POINT! お金の配分は毎月きっちりと。
「今月使っていい額はここまで」とあらかじめボーダーラインを決めておくと使いすぎない。クリスマスや夏の旅行など、年に一度の出費も12カ月で割って毎月封筒に入れておけば安心です。
お金を貯める原則は、収入よりも支出を少なくすること。「当たり前だけどこれに尽きる」とFP1級芸人の八木真澄さんは語る。月単位でマイナスにしないことを徹底すれば、おのずとお金は増えていく。けれど日本は今、物価上昇が続くインフレーションの状態。インフレ率が2%なら昨年100万円で買えていたものが今年は102万円になる。ただ貯金をしているだけでは資産価値は目減りする一方。次なるステップとして投資も考えたいところ。
「投資を怖がる人もいますが、円だけで資産を持つのは〝円に全ベット〞しているのと同じ。円の価値は下がっているのに、そこに極端な投資をしている状態です。僕からしたらそっちの方がよっぽど怖い。〝投資〞と表現するからギャンブルっぽく感じるだけで、要は資産の種類を分けてリスクを散らすことが重要なんです」
賭けに出るのではなく、考えるべきは、今のままでいることが正解なのかどうか。生活とのバランスを保ちながら資産を作り、守っていくために必要なお金の動かし方を知ろう。



















