佐久間宣行さんとディーン・フジオカさんが語る「福島愛」と故郷のおすすめスポット&フード

佐久間宣行さんとディーン・フジオカさんが語る「福島愛」と故郷のおすすめスポット&フード
佐久間宣行さんとディーン・フジオカさんが語る「福島愛」と故郷のおすすめスポット&フード
LEARN 2026.03.10
暮らす場所は離れていても、ふるさとへの愛と感謝を忘れないのが福島魂。日本のエンタメ界で唯一無二の存在感を放つ、いわき市出身の佐久間宣行さんと須賀川市出身のディーン・フジオカさんに東京の福島料理店で、故郷への思いを語ってもらいました。
photo_MEGUMI styling_Ison Kawada(IMPANNATORE / DEAN FUJIOKA), Megumi Takahashi(NOBUYUKI SAKUMA) hair & make_Eito Furukubo(Otie/ DEAN FUJIOKA) text_Keiko Kodera
profile
佐久間宣行
テレビプロデューサー

さくま・のぶゆき/1975年生まれ。早稲田大学を卒業後、テレビ東京へ入社。2021年に退社し、個人事務所を設立。演出家、作家、ラジオパーソナリティ、YouTuberとして幅広く活躍。

profile
ディーン・フジオカ
俳優、歌手

2004年に香港でモデルの活動をスタート。2005年に映画『八月の物語』で俳優デビュー。2006年には台湾に拠点を移し、2011年から日本での活動を開始。音楽活動も精力的に行う。

エンターテインメントの力を通じて福島県をもっとアツく。

佐久間宣行さんとディーン・フジオカさん

赤坂のビル内とは思えないほど、しっとりと落ち着いた雰囲気。打ち水された小路を進めばまるで小旅行にでも訪れたかのような非日常気分に包まれる。福島県で愛される郷土の味を東京で、と一念発起した店主が紡ぐ美味が評判の〈赤坂 鶴我〉を訪れたのは、俳優で歌手としても人気を集めるディーン・フジオカさんと、テレビプロデューサーとして飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている佐久間宣行さん。

〝福島生まれ〞という共通点を持ち、エンターテインメントの世界を生きる同志として、リスペクトし合うふたりに、故郷愛を存分に語ってもらった。

佐久間宣行さん(以下、佐久間):ディーンさんにお会いするのはラジオの公開収録に呼んでいただいて以来ですよね。

ディーン・フジオカさん(以下、ディーン:そうですね。僕は同じ福島県出身ということは知っていたのですが、佐久間さんの作品を拝見してからずっとお会いしたかったんです。

佐久間:そんなに言っていただけて光栄です(笑)。僕は福島のいわき出身なのですが、ディーンさんは須賀川ですよね。

ディーン:生まれが須賀川で、子どもの頃に親戚の家に遊びに行っていたという感じなので、福島出身と言っていいのかなとちょっとうしろめたさもあったというか(笑)。

佐久間:いや、そこは胸を張って言っていただいて(笑)。

「独立を決めたのは福島にもっと関わりたいという思いもありました」(佐久間)

佐久間宣行さんとディーン・フジオカさん

ディーン:2024年に郡山で箭内道彦さん主催の『風とロック芋煮会イモニーシンフォニー』というイベントに出演させていただいたのですが、地元の皆さんが本当に温かく迎えてくれてうれしかったです。野外だったので2日目は大雨に見舞われて大変でしたが、とてもいい思い出。郡山は「音楽都市」といわれていて地域の音楽活動が盛ん。イベントを通じて各地の復興を支援していて、そうした取り組みに関わることができたのはとても喜ばしかったです。佐久間さんもお仕事で福島に行かれることは多いですよね?

佐久間:実は、先日も〈スパリゾートハワイアンズ〉のビーチシアターでビビる大木さんとラジオの公開収録に行ってきました。2026年に施設が開業60周年を迎える〝還暦〞記念イベントだったのですが、子どもの頃からの思い出がたくさんある場所なので、多くの方に来ていただけて感無量でした。僕がテレビ局から独立しようと思った理由はいくつかあるのですが、生まれ育った福島県にもっと関わりたい、という気持ちも大きかったんです。ディーンさんは国際的に活躍しているスターだから、福島県生まれと聞いて親しみを感じる地元の人も多いんじゃないかな。

ディーン:そう思っていただけたらうれしいですが、僕は意識的に地元、というか日本を離れたいと思っていた時期がだいぶ長くあるんです。嫌いとかそういう感情ではなくて、とにかく日本から遠く離れた場所で生きたかった。国籍をどうしようかなと本気で考えたこともあります。

「日本から離れたいという当時の気持ちを福島が繋ぎとめてくれた」(ディーン)

佐久間宣行さんとディーン・フジオカさん

ディーン:東日本大震災です。そのとき、僕はインドネシアのジャカルタでファーストアルバムを制作していたのですが、スタジオでニュースを見て愕然としました。福島が大変なことになっている、一刻も早く日本に帰らなくてはいけないと。どうしてそう思ったかというのは、僕のなかにふるさとを慕う気持ちが残っていたからだと思うのですが、福島が日本と僕をもう一度つないでくれたからこそ、僕なりのかたちで恩返しをしたいです。『Fukushima』という楽曲もそうした思いを込めて作りました。

佐久間:どんなときもみんなで支え合って乗り越えるという福島魂はすばらしいと思います。自分のなかにもそういう血が流れていることを誇らしく思います。福島の人って、最初はちょっととっつきにくかったりするかもしれないですけれど、情に厚くて懐が深いですよね。国内3位の面積だから、いろいろな〝顔〞があるのも魅力。浜通り、中通り、会津の3エリアを巡ったら、もう全然違う場所を旅した気分になれます。

ディーン:自然が豊かで歴史的建造物もたくさん。須賀川は特撮の神様と呼ばれる円谷英二監督の出身地で、特撮文化の聖地としても知られています。〈円谷英二ミュージアム〉を訪れると偉大な功績に圧倒されますよ。

佐久間:それはファンにはたまりませんよね。

ディーン:そして、やっぱり……。ふたり食べ物がおいしい!ディーンお米もおいしいし、無敵の果物王国ですよね。甘くて瑞々しくて。

佐久間:僕はお酒も好きなので福島の日本酒もよく飲みます。今日いただいた馬肉やにしんの山椒漬けもですが、福島にはおいしいものが山のようにある。

ディーン:いつか佐久間さんと福島を巡る企画を(笑)。

佐久間:ネタは山ほどありますので、おまかせください!

佐久間さんに聞いた。「福島のここ行って!」

いわき〈スパリゾートハワイアンズ〉ははずせません。〈アクアマリンふくしま〉もスケールが大きい!

佐久間さんに聞いた。「福島のこれ食べて!」

たくさんある名産品のなかできせんもおすすめは〈貴千〉の「御蒲鉾千」。ぷりっぷりの食感で手土産にも喜ばれます。まかせください!

ディーンさんに聞いた。「福島のここ行って!」

〈須賀川特撮アーカイブセンター〉は大人も思わず童心に帰る場所。戦隊もの好きは大興奮間違いなしです。

ディーンさんに聞いた。「福島のこれ食べて!」

福島県は本当においしいものがたくさんあるのですが、やっぱり僕は果物が好き。桃と梨のおいしさは格別です。

information
赤坂
赤坂 鶴我(あかさか つるが)
東京・赤坂

住所:東京都港区赤坂7-10-8 江戸清ビル別館1F
TEL:03-6441-2533
営業時間:17:00~深夜
定休日:不定休
席数:カウンター4席、個室2~最大14席

福島県内に4店舗を構え、伝統的な会津会席、郷土料理を提供。会津産の福島の銘酒も豊富に揃える。コースは19,500円から。

ディーン・フジオカ/ケーブルニットジップアップ86,900円、プルオーバーシャツ52,800円、パイプドトラックパンツ39,600円(全てバウルズ https://vowels.jp/ info@vowels.com) /ジャドソン グランド ウィングチップ オックスフォード41,800円(コール ハーン|コール ハーン ジャパン0120-56-0979)

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