韓国通い15年のスタイリスト直伝、季節や目的別・韓国旅行で持って行くといいもの

韓国通い15年のスタイリスト直伝、季節や目的別・韓国旅行で持って行くといいもの
LIFEHACK JOURNAL no.19 『韓国旅行の持ち物』
韓国通い15年のスタイリスト直伝、季節や目的別・韓国旅行で持って行くといいもの
LEARN 2025.03.18
お隣の国といえど、気候も常識も異なる韓国。2泊3日の初心者旅では、何を着て何があったら便利? 韓国に通い続けて15年というスタイリスト、池田めぐみさんにリアルなアドバイスをもらった。
※掲載アイテムは全てスタイリスト私物です。
photo_Kaori Ouchi text_Kahoko Nishimura
教えていただきました
池田めぐみ
池田めぐみ
スタイリスト

いけだ・めぐみ/ファッション誌を中心に活躍するスタイリスト。SUPER JUNIORのイェソンを推し始めた2009年から、多い時は月に2・3回も渡韓。「行った回数は100を超えてから数えていません(笑)」

〈LIFE HACK1〉2泊3日、理想のコーディネートは?

スタイリストの池田さんも、韓国ではおしゃれを控えめにしてローカルに溶け込む服装に。“ゆるさ”がキーワードだ。

気軽に行ける距離の韓国だけど、満足度を上げるためには服装や持ち物を万全にしておくことが大事。韓国通のスタイリスト、池田めぐみさんに、ファッションや荷物で押さえるべきポイントを聞いた。

「ソウルを歩いていて気づくのは、日本と同じようにおしゃれしていると“浮く”ということ(笑)。坂が多く、地下鉄の乗り換えでも長く歩かされるので、楽な靴はマストです」

持っていくべきものを聞いてみると、“推しをよりハッキリと拝むためのサプリ”や、“ホテルでの食事に使う割り箸”など、痒いところに手が届くアイデアがいっぱい。

〈DAY1〉移動の多い1日目はとにかく動きやすさを重視。

機内での温度調節がしやすいボタンダウンのシャツ、足捌きのいいボトムスに、履き慣れたスニーカーを。前開きのトップスなら、美容医療や韓服体験で着替えがあっても安心。「大抵の場所は、この格好でOK!」

〈DAY2〉おしゃれする日もシンプルに “ゆるさ”を心がけて。

TPOに合わせて、少し洒落っ気も大切。「フレアスカートやワンピースを着ていたら日本人、と即バレます(笑)。行動しやすくするためにも、周りになじむ格好で」。寒い日はスカートの中にデニムを忍ばせても。

〈DAY3〉食べ納めの最終日。お腹周りにゆとりのあるセットアップが吉。

「上下スウェットが地元民の基本装備。足元をサンダルにすればソウル風に近づきます」。焼肉の匂いも、食べ過ぎたお腹も気にならない服は必ず持っていくべし。そのまま帰国便に乗り込んでも、快適に過ごせそう。

〈at HOTEL〉外は寒くても室内はポカポカ。ルームウェアは薄着を準備。

日本と同じくパジャマが用意されている宿もあるけれど、自分の部屋着で心地よく滞在したい。「ホテルに限らず、お店の中も基本的に温かい韓国。冬の外出も、厚手のダウンコートがあれば中は薄着で大丈夫ですよ」

〈LIFE HACK2〉目的別・旅がさらに充実するグッズは?

推し活、買い物、グルメと、韓国旅行の目当てはさまざま。
基本の荷物に+αで目的別のアイテムをカスタムしよう。

推し活旅 なら…

一瞬も逃さず、推しを愛でるために。

ライブ参戦するなら、ペンライトは当然だが……「推しをより鮮明に目に焼き付けるためのサプリは、個人的にかなり有効です。さらに、推しの家族が営む店でうっかり本人に会えてしまう、なんてことも韓国あるある。黒とシルバーのペンがあれば、どんな色のアイテムにもサインを頼みやすいですよ」

冬旅 なら…

想像以上の厳しい寒さと雪への対策を徹底的に。

最高気温もマイナスの日が珍しくない冬季は、肌の露出を最小限に。耳まで覆う帽子、スマホ対応の手袋を持って。雪道を安全に歩ける靴も欠かせない。「暖かくても滑りやすい靴もあるので要注意。貼るタイプのカイロも韓国ではなかなか手に入らないので、日本から持っていくのがおすすめ」

買い物旅 なら…

何をショッピングする?買う物に合わせた支度を。

ファッションアイテムを買うなら、すぐに着る時にタグを切るハサミや、コンパクトに持って帰れるように圧縮袋を備えておこう。「器も人気ですが、お店で頑丈に梱包してくれることが多いので特別な用意は不要。心配なら服で包みます」

夏旅 なら…

日焼け&冷房対策もコリアンスタイルで。

冷房の効いた室内やバスの中では薄手の上着が重宝する。UVカットの生地ならなおよし。「日傘を差している人はかなり珍しく、浮きたくなければ現地流に。韓国の人はキャップとサングラスを着け、日焼け止めを塗り重ねて防御しています」

一人旅 なら…

ついつい食べたくなる夜食にも。

焼肉や鍋など、一人では入りづらい店が多いので、夕飯はテイクアウトフードやコンビニ飯をホテルで食べるのが定番。カトラリーは頼まないと付けてもらえないので、割り箸やスプーンをいくつかスーツケースに入れておくと心強い。

・基本の持ち物〈BASIC LUGGAGE〉使う場所別に荷物を分ける。

パッキングする際に、目的別にグループを分けておくと、現地での行動もよりスムーズ。無駄を省いた厳選セレクトを参考に。

機内持ち込みセット

現地持ち歩きセット

ホテルセット

・スーツケース〈SIZE OPTION〉飛行機と目的で使い分け。

「買い物目的なら大きなスーツケースも預けられるフルキャリア、コンパクトに済むならLCCに」。航空会社のサービスと自分の荷物量を比べて決めよう。

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