買って大正解。愛犬の噛み跡すら味になる〈天童木工〉のロッキングチェア

買って大正解。愛犬の噛み跡すら味になる〈天童木工〉のロッキングチェア
わたしの一生もの。
買って大正解。愛犬の噛み跡すら味になる〈天童木工〉のロッキングチェア
LEARN 2024.11.22
引っ越ししても、ライフスタイルが変化しても、年月を重ねても、手放すことがないと思う「一生もの」の1点を、モデルのクリス-ウェブ 佳子さんに教えていただきました。
photo_Keisuke Fukamizu text_Hikari Torisawa edit_Kana Umehara
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クリス-ウェブ 佳子

クリス・ウェブ・よしこ/モデル、コラムニスト、トラベルライター。『VERY』専属モデルを経て、媒体を広げ活躍。著書に『考える女ひと』『TRIP with KIDS-こありっぷ-』。

〈天童木工〉のRocking Chair

〈天童木工〉のRocking Chair
天童木工(てんどうもっこう)Rocking Chair Designer:菅澤光政(1966年)

山形の高級家具メーカー〈天童木工〉。インハウスデザイナーの菅澤光政がデザインを手がけ、鷺を意味するヘロンの名を与えられたロッキングチェア。1966年の誕生から現在まで生産が続く定番で、肘掛けの部分を除いて継ぎ目のない一体成形によるフォルムが美しい。

時が刻み込まれたヴィンテージの家具に家族の記憶と歴史が積み重なる。

〈天童木工〉のRocking Chairでくつろぐクリス-ウェブ 佳子さん
リビングルームをあちこち移動して座る。座面は〈HIKE〉に持ち込み、オリジナルの黒レザーからウールに交換。素材ごとの経年変化も楽しんでいる。

愛犬と家族と暮らすクリス-ウェブ 佳子さんにとっての一生ものは、リビングルームに鎮座する〈天童木工〉のロッキングチェアだ。2004年、散歩中に立ち寄った東京・代官山のヴィンテージショップで不意に出合った一脚。ヘロンチェアという名前も〈天童木工〉というブランドも知らないまま、見た目の良さに惹かれて購入した。

「当時の家には大きすぎたのですが、長女が赤ちゃんの頃はゆりかご代わりにここに寝かせていました。今の家に越してきてやっと居場所が定まり、最近はここで映画を観たり、うたた寝をしたり、原稿を書くことも」

大きくなった娘たちに代わるように、今は2匹の愛犬フェイとルーが飛び乗って遊び、クリスさんの膝の上でリラックス。

「豆柴のルーが噛むものだから脚の先端はもはやガジガジ。でもそうやって家族の歴史が家具に刻まれて、時間を重ねることで私にとっての一生ものに育っていくのだと思います」

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