【軽井沢】東京にはない北欧家具が揃うインテリアショップ4選
1. haluta karuizawa
ミュージアムのように北欧家具が揃う、贅沢ショールーム。
主にデンマークで仕入れた1950~ 70 年代の家具を丁寧にリペアし、日本の暮らしに合た形で提供する〈haluta〉。もともと長野県・上田にあったショールームが〈still(シュティル)〉のオープンとともに移転。約300 m2 の広いスペースにはダイニングテーブルにキャビネット、ソファや照明に至るまで憧れの北欧家具が常時300点以上ずらりと並ぶ。「著名なデザイナーの作品に限らず無名の“アンノウン”とされるものも、デンマーク製の家具は質がいい。デザインが良く品がいいものであれば選んでいます」と買い付け担当の稲田さん。御代田(みよた)エリアに工房があり、ファブリックの変更など細かなオーダーにも対応してくれるのもうれしい。
〈アラビア〉や〈ロールストランド〉などフィンランド、スウェーデンのヴィンテージ食器も。
館内の扉や窓枠も北欧から輸入。共用エリアにもヴィンテージ家具がさりげなく置かれている。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分1372-6 still 2F
TEL:なし
営業時間:13:00~17:00
営業日:金土日祝のみオープン(毎月のオープン日はインスタで確認を)、平日は予約制 @haluta_vintagefurniture
〈haluta〉が手掛ける複合施設
軽井沢駅から御代田町に向かう国道沿いに立つ〈still〉は2022年の誕生以来、このエリアのシンボリックな存在に。もとはドライブインだった施設をリノベーションし、〈haluta〉が手掛けるホテルを中心にショップやレストラン、オフィスなどが入居。昨年には予約制サウナもオープンした。今後も北欧の暮らしの豊かさを伝えるさまざまな施設がオープンする予定だ。
haluta hotelli still(ハルタ ホテリ シュティル)
北欧のヴィンテージ家具に囲まれ、暮らすように泊まる。
全3室の家具はすべて〈haluta〉がセレクト。〈still〉は全館にデンマーク式断熱材を使い、エアコン不要で室温を一定に。質の高い調度品と快適な住環境から、北欧式住まいの心地よさを体感する。
haluta bageri(ハルタ ベーガリ)
天然素材を使ったデンマークスタイルのパンが人気。
ホテルのロビー機能も兼ね備えたベーカリー。デンマークの国民食、黒パン(ライ麦パン)の「ルブロ」はオープンサンドにして好きなものをのせて食べるのが定番。ホテルの朝食としてもサーブされる。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分1372-6
TEL:0267-41-0206(haluta hotelli still)
「シュティル」はドイツ語で「静かな」という意味。広大な国有林に接した環境はまさに静寂そのもの。ホテルは1泊2名1室・1名25,000円~。
2. lagom
スウェーデンと日本を繋ぐオリジナルデザインの家具を知る。
15年前、〈NATUR terrace(ナチュールテラス)〉を軽井沢に立ち上げた須長檀(すなが だん)さん・理世(みちよ)さん夫妻。長年暮らしたスカンジナビアの生活スタイルをヒントに、インテリアやライフスタイル雑貨をセレクト。その姉妹店が、2021年誕生の複合施設〈MMoP(モップ)〉にオープン。店内の什器はほぼオリジナルで購入も可能。スウェーデンで家具デザイナーとして活躍した檀さんが県内の職人と関係を深め生み出されたものは、北欧の古い熊手をヒントにしたハンガーラックなどひと捻りあるもの。ディスプレイだけでなく、置かれたテーブルや棚そのものにもぜひ注目を。
住所:長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1 MMoP内
TEL:090-4642-3930
営業時間:9:00~16:00
定休日:水休(冬季は水木休)
知人、友人などを介して繋がりのある北欧の現代作家のクラフトなども並ぶ。月替わりでポップアップイベントも開催。
3. pace around
森の中に佇むショップで時間を忘れて店内を散策する。
北欧やイギリス、フランスのヴィンテージ家具や器、生活雑貨と、〈柏木工〉や〈塚本木工所〉など日本の優れた家具ブランドからのセレクトを幅広く取り揃えるインテリアショップ。その一方で、店内には自家製の天然酵母を使う、ワインに合うパンが自慢の〈JUGOYA(ジュウゴヤ)〉や、独自の抽出法にこだわるコーヒー焙煎所〈funnel(ファネル)〉も併設し、カフェとしても楽しむことができる。食事やコーヒーを提供するのは、椅子にゆっくり座りインテリアを選んでほしいという思いから。ぜひ長居をして、家に合うスプーンひとつから吟味する時間を楽しんで。
住所:長野県北佐久郡御代田町塩野400-158
TEL:0267-32-7007
営業時間:10:00~18:00
定休日:火水休
浅間山の麓、標高1,000m ほどに位置する林の中に立つ。元印刷工場だった広い店内はまさに「pacearound(歩きまわる)」のが楽しい空間だ。
4. SAMNICON
自然の中の暮らしをモダンに作り上げるアイデアが。
東京・台東区鳥越で日用品を扱うショップ〈SyuRo〉を営む宇南山加子(うなやま ますこ)さんが拠点を移し東京のお店とは異なるスタイルで自宅横に開いたギャラリー兼インテリアショップ。インテリアギャラリーにはパートナーでプロダクトデザイナーの松岡智之さんの家具を置き、理想とする自然と向き合う循環性のある暮らし方そのものをこの場所で提案。日の光が入る頃に店はオープン。風が流れる大きな窓の先には宇南山さんたちが手を入れた森が広がる。自宅とギャラリーをつなぐポーチやテラスには椅子やソファが置かれ、座って景色を眺めることも、森を自由に散策することもできる。自然と寄り添いながら心地よく暮らすヒントがいくつも見つかりそうだ。
住所:長野県北佐久郡御代田町塩野482-10
TEL:050-1288-9340
営業時間:11:00~18:00 ※オープン日はインスタグラムをチェック @samnicon_miyota
オリジナルブランド〈SyuRo〉のプロダクトは食器や日用品、スキンケアアイテムなどほぼすべてが揃う。
【軽井沢 ここもオススメその1】CORNER SHOP MIYOTA
御代田駅に着いたらまずはこちらで情報収集。
駅前にあるこちらは御代田近隣のクリエイターが集って手がけた交流拠点。地産食材のランチや御代田で焙煎したコーヒーを味わいつつ、ローカルな耳寄り情報を収集しお土産探しも。2 階にはゲストハウスもあり。写真右は信州りんごを使ったアップルパイ600円。
住所:長野県北佐久郡御代田町御代田2422-55
TEL:非公開
営業時間:11:00~17:00(サカバ営業は木金土19:00~23:00)
定休日:日月火休
席数:16席
【軽井沢 ここもオススメその2】Richter Raum
現代アートの巨匠、そのアトリエを彷彿させる。
2023年開館したゲルハルト・リヒターの作品を常設する日本初のギャラリー。中庭の「ストリップ・スカルプチャー・カルイザワ」(写真左)はこの場所のために作られた世界初の屋外彫刻だ。建物自体がリヒターのアトリエを模した作りとなっている。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1323-1475
TEL:非公開
入館料1,200円 ※入場は予約制。詳細はHPで確認を https://www.richterraum.jp/