今週なにする? | 世田谷マーケットイベント、文学フリマなど (5/15~5/21)
一週間の始まり、月曜。毎週なにか面白いことをしたいなと思っても、気づいたら日曜だった!なんてことがあったり、なかったり…。日々どこでなにが行われているか、アンテナを張ったHanako編集部が気になるものを紹介します。今週は新たな発見のある、一週間にしてみませんか?
1. 世田谷「SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!」で、地域の顔が見えるお買い物体験を
第4回目となる「SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!」は、農産物や飲食店などが集まる個性豊かなマーケットイベント。三軒茶屋でコワーキングスペースなど企画、運営する三茶ワークカンパニー株式会社と、マーケットや街づくりのプロデュース・コンサルティング・企画運営を行うファーマーズマーケット株式会社による共同主催、そして世田谷区による共催イベントです。売り手も買い手も、いろんな土地のいろんな個性が三軒茶屋で交わることで、想いある商いが盛り上がり、マーケットから生まれる「良い一日」が、世田谷とそこに関わる地域に、多様で・心地よく・無理のない「良い日常」を育むことを目指しています。当日は、「WUY/ワイ」による、「草木染めワークショップ」も開催予定。
作り手・土地を身近に感じるマーケットで、いつもとは違う刺激的なお買い物を楽しんでみませんか?
2. フランスのセーヌ川に浮かぶデイケアセンターのドキュメンタリー『アダマン号に乗って』を見にいく
本作は、フランスのセーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船「アダマン号」の患者や看護師、職員の日常を映しだしたドキュメンタリーです。『ぼくの好きな先生』のニコラ・フィリベール監督がメガホンをとり、『人生、ただいま修行中』の配給会社ロングライドと共同製作を行った作品です。第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にて金熊賞を受賞。
きらめくパリのセーヌ川に浮かぶ、アダマン号のチャーミングな人々に会いに行ってみませんか。
3. 金沢21世紀美術館で「Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄 」の世界に飛び込む
アジアの美術館で初めてとなるアレックス・ダ・コルテによる本展覧会では、最近作を含めた全11点の映像インスタレーション作品などを紹介します。圧倒されるような大きな箱型のスクリーンに投影される、様々にサンプリングされたイメージは、実体も無く、コケティッシュでおかしいのですが、深く関わるほど心がかき乱されるような不思議な魅力があります。「新鮮な地獄」とは、視覚情報が押し寄せる中で、現代社会の消費文化を定義するようになった欲望と記憶と知覚の関係にも踏み込み、氾濫するイメージがもたらすものは何か、といった問いにも、私たちを向き合わせています。
あなたも今週、奇妙でどこか可愛らしい"新鮮な地獄"を覗きに出かけてみては?
4. 「文学フリマ東京36」で新しい文学を発見しにいく
「文学フリマ」とは、作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する、文学作品展示即売会です。出品されるジャンルは小説、詩、短歌、俳句、批評、ノンフィクション、エッセイ、絵本、紙芝居、写真集、ZINE、漫画などさまざま。入場無料・事前予約不要なので、気軽に訪れることができます。
多くの作品・作者と出会えるイベントで、創作意欲を刺激する週末にしてみませんか。
5. 1980年代のニューヨークが舞台の『エンジェルス・イン・アメリカ』を観劇する
新国立劇場演劇部門の芸術監督・小川絵梨子が、2018年、その就任とともに打ち出した支柱の一つ、「演劇システムの実験と開拓」として、すべての出演者をオーディションで決定する「フルオーディション企画」。その第五弾として、1991年の初演以来世界中で上演されてきたトニー・クシュナーの名作『エンジェルス・イン・アメリカ』二部作が新国立劇場小劇場で一挙上演中です。1980年代のニューヨークを舞台に、エイズに冒されたプライアー、実在の弁護士ロイ・コーンを軸に、彼らを取りまく人間模様を描きます。
時代に翻弄されながらも懸命に生きる若者たちの姿を、ぜひ生の舞台で感じてみるのはいかがでしょう。
今週も素敵な一週間をお過ごしください!