「おとちゃんどうだった?」第7回 インコのおとちゃんと一緒に、秋の模様替え。
手作りのおもちゃをインコのおとちゃんに贈り、その反応を飼い主であり、カメラマンでもある村東剛さんから教えてもらうこの企画。今回のおもちゃのテーマは「秋の模様替え」。果たしておとちゃんは、おもちゃを気に入ってくれたのか?
まずは反省。
朝は社外をうろうろ。用事を終えて会社に戻り、パソコンなど触りながら、よし、今日も仕事がんばるぞ、と気合を入れたときには、外は真っ暗という衝撃。
あれっおかしいなあ。仕事は終わらないのに、時間は過ぎていくなあ。とても不思議。不思議だし動揺。とりあえず、近所のうどんでも食べて気持ちを落ち着けようか…。などと思っているうちに、前回のおとちゃんウェブ連載をすっぽかしてしまいました。村東さん、ごめんなさい…。
まさに、前回のおもちゃのテーマ「秋の日は釣瓶落とし」を感じますね。(無理やりこじつける)
おとちゃん、釣瓶って、こんな感じらしいよ。釣瓶をイメージした、ブランコのおもちゃにしてみたんだ。
釣瓶が落ちて時間が過ぎていってしまうのを、どうか止めておくれ。
お、登ってった。
ロープをつたっていきます。頼もしいね。
徐々に、核心に迫るおとちゃん。
核心に到着。
「……ふむふむ…」
「……なるほど…」
「…この釣瓶は……」
「底が抜けていますね」
ぎゃーそこは見ないで! 急いで作ったから、底にはバルサを張らなかったの!
手抜きがバレちゃったわ。焦る〜。
でも、涼しくなりましたね。
気候がいいと、やってみたいことも増えてきます。
まとまった時間ができたら取り掛かろう、と思っているのは、部屋の大規模な模様替え。本当は引っ越したいけど、引っ越しってお金かかるじゃん?
(撮影・私)
模様替えのイメージを膨らませるために、木片で家の間取りを再現してみたよ。
(撮影・私)
うん、私の工作能力の低さで、実際とはだいぶんちがう間取りになってしまったけれど、だいたいこんな感じね。
おとちゃん、一緒に模様替えのアイディア、考えてくれないかな。
おとちゃんどうだった?
この間取りセットを送ったときのプチプチの梱包に、さっそく興味津々のおとちゃん。
模様替えっていうより、引っ越しっぽい画だね。
中を開けていきます。
組み立て完了。改めて、各所をご紹介しましょう。
キッチン。増えてきた調味料の置き場所が悩みです。
寝室。スマホやパソコンのコードがごちゃっとなってます。捨ててしまいたい。捨てないけど。
リビング。テーブルの上に乗っているのは、雑誌です。我が家のインテリア最大の問題はこれ。棚に収まりきらない本や雑誌。どう収納しましょうねえ。
と、ご紹介したのはいいのですが、組み立て終わっていよいよ、というところで、別の問題が。プチプチの梱包にはあれだけ興味津々だったおとちゃんが、ここにきてまったくこのおもちゃに興味を示さなくなってしまったと。
せ、せつない。
しかしおとちゃんのことを熟知した村東さんが、良いアイディアを思いついてくれました。
リビングのテーブルに、溢れていた雑誌。私が送ったのは、ただの薄い木片でしたが…
Hanakoの表紙のロゴを、村東さんが紙に印刷して貼り付け! さりげなく、おとちゃんが表紙モデルになっているところも手が込んでます。
なにこれかわいい!!!!
この雑誌を部屋に置くと…。一気に、華やかになりました。
雑誌に表紙がついたとたん、ちょこちょこと近寄ってくるおとちゃん。
なんだろうこれ?って感じですね。
ひょい、と1冊をつかむと…
どや。おとちゃんが表紙のHanakoではありませんか。
それからは、ここぞ我が領域、とばかりに椅子を投げたり…
家具の隙間をのぞいたり…
寝室をひっくり返したり、と大騒ぎ。
うん、なんだか最終的には、より今の私の部屋の状態に近い、雑多な感じになりました。
そうか、カラフルなものにおとちゃんは惹かれるのか…。またひとつ、おとちゃんの新しい一面を知ったのでした。
※特に表記のない写真については、撮影・村東剛さんです。
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