日本橋巡りは、日本橋アドレスのおもしろい要素がギュッと詰まったムロホンからスタート! 話題のエリア“ムロホン”で、日本橋のいまを感じ取る!
本誌1142号「夢見る銀座、日本橋散歩」特集でもご紹介した新エリア。人気上昇中の日本橋室町&日本橋本町を略して“ムロホン”。老舗と新店が共存し、新たな魅力の生まれつつあるこのエリアに注目です!
伝統とモダンが共存。ムロホンエリアがアツイ!
日本橋で、今一番の注目エリアといえば、日本橋室町と日本橋本町からなる「ムロホン」。〈コレド室町〉〈福徳神社〉などの人気スポットのほか、日本橋の歴史が宿る老舗も多数。一方で裏通りには、この街に魅了されてオープンする新店が続々と。古いビルをリノベしたカフェやクラフトビールの居酒屋など、独自のカルチャーを発信するニューフェイスも、自然と街に溶け込んでいる。新しさと古き良きものが融合する日本橋の魅力がギュッと凝縮。10〜11月にはライトアップや屋台も登場する「日本橋 熈代祭2017」が盛大に行われるとあって、ますます注目です!
1963年の創業以来、近辺で働く人や買い物客の胃袋を満たしてきた老舗。メニューは昭和の頃から変わらず、伝統の味で勝負し続ける。有頭海老フライに日替わり1品がついたランチ「C料理」1,500円(税込)など、ムロホンらしい古き良き洋食が。
〈レストラン桂(かつら)〉
洋食文化が根付く日本橋を代表。
■東京都中央区日本橋室町1-13-1
■03-3241-4922
■11:00~14:30LO、17:00~20:30LO(土11:00~15:00LO) 日祝休
■44席 分煙
味のある店内。黒板には本日のおすすめが。
アートや音楽、食の拠点として、雑居ビルを丸ごとリノベした「THE A.I.R BUILDING」の1階に、9月16日グランドオープン。シンプルでモダンな店内は、あらゆる垣根を越えて交流できる開放的な造り。「スパークリングティー」600円(税込)などのドリンク片手に、楽しい時間を。
〈PUBLIC SPACE〉
築60年のビルに誕生したリノベカフェ。
■東京都中央区日本橋本町3-2-8
■TEL 非公開
■11:00~18:00 日休
■20席 禁煙
ティーソーダ、一度お試しあれ。
1900年創業〈文明堂〉の本店に併設したカフェレストランは、連日満席。カステラに卵液を染みこませて焼き上げた「フレンチカステラ」880円をはじめ、伝統の和洋銘菓をカフェスイーツに昇華させ、21世紀の菓子文化をムロホンから発信している。
〈BUNMEIDO CAFE日本橋店〉
カステラをアレンジしたスイーツに舌鼓。
■東京都中央区日本橋室町1-13-7
■03-3245-0002
■11:00~23:00(平日前の日曜・連休最終日~21:00) 無休
■60席 禁煙
キューブ型のおやつカステラも大人気。
都内に2店舗構える人気店〈麦酒庵〉がムロホンに進出。ランチの定食をはじめ、鮮魚と牡蠣を使った料理をリーズナブルに提供。常時12種類のクラフトビールと80種類以上の日本酒をラインナップし、昼飲みもOK。
〈麦酒庵(ばくしゅあん)〉日本橋本町店〉
鮮魚・牡蠣料理とお酒のマリアージュを。
■東京都中央区日本橋本町1-4-3 日本橋ムロホンビル1・2F
■ 03-6262-7998
■11:30~14:00、17:00~23:00(13:00~23:00)
■日休(月が祝の場合営業)
■20席 禁煙
クラフトビールをお昼からグビッと。
ここがムロホンエリア。 コレド室町を起点に巡るとわかりやすい。
「ムロホンビル」も登場し、ムロホンという愛称もジワジワ広がりを見せている。
ムロホンエリアの秋祭り、「日本橋 熈きだいまつり代祭2017」
伝統文化が息づく日本橋を発信すべく、10月20日~11月7日に開催される「日本橋 熈代祭2017」。あじさい通りのライトアップにはじまり、11月2日~3日には、日本酒飲み放題イベント、あわせて11月3日~4日は通りに老舗やアンテナショップの屋台も出現!
■http://www.nihonbashi-tokyo.jp/
(photo : Michi Murakami text : Emi Suzuki illustration : Mariko Matsumoto)