人気フルーツサンド徹底解剖 その3 三角形と四角形のミックス。新進パーラーの豪華なフルーツサンドにテンションアップ!
リニューアルを通して勢いを増す2軒のフルーツサンドイッチ。その気になる中身は?果物は勿論、人気店のパンを使っていたりと細部に至るまでこだわりが詰まっています。これを見たら食べに行かずにはいられない!
※フルーツの内容は時季により替わります。
1.地元で愛される青果店の素朴でかわいいサンドたち。〈フルーツパーラー シシド〉/下高井戸
大正7年創業の老舗青果店が「果物が一番おいしい瞬間を味わってほしい」と、フルーツパーラーとしてリニューアル。常時7種類ほどがメニューに。
三角形で食べやすさに配慮した「スペシャルフルーツサンド」864円と、手土産にもぴったりの「四角形デラックスフルーツサンド」1,080円。どちらも果肉がゴロゴロ、単品でのオーダーも可。濃厚な「静岡マスクメロンジュース」1,080円(各税込)と共に。
この日はメキシコ産ヴィーナスマンゴーを豪快に。大きすぎるくらい大きめに切るのが〈シシド〉流。
果物の間にきちんと入るようホイップは厚め。固さの誤差を防ぐため、あえて電動ミキサーを使用。
上がスペシャル(さぬき姫、キウイ、マンゴー)、下がデラックス(静岡産メロンとマンゴー)。
パンを重ねてすぐカットし、断面のクリームを整えて完了。なるべくタイムラグなくテーブルへ。
2.フレッシュフルーツならではの芳香と味わいが際立つひと品。〈フルーツパーラーゴトー〉/浅草
今年52年目を迎える老舗。10年前のリニューアルからの快進撃はご存じの通り。「今残っているメニューは、私たちスタッフも食べたいものだけ」と店主の後藤浩一さん。
フルーツサンドは浅草の名店〈ペリカン〉のパンを使用。具がなじみやすいよう薄めにカットされ、甘く香る新鮮な果物とふわふわの生クリームを包み込む。元は青果店だけあって、果物のおいしさはお墨付き。850円(税込)。
サンドに使うフルーツを、店頭の冷蔵ケースからピックアップ。果物自体を購入することもできる。
国産生乳から作られた生クリームは、注文が入ってからホイップ。フワフワの軽い口溶けに。
パンは4枚。そのうちの2枚にバター、生クリーム、フルーツを重ねる。果物を隅々まで並べる。
三角と四角に切り分け。三角はカットしたときのフルーツの美しさを、四角は食べやすさを重視。
(Hanako1134号掲載/photo : Kenya Abe text : Hiroko Yabuki (shishido) photo : Michi Murakami text : Eri Tomoi (gotoh))