点心師が手掛けるコースさながらの中国伝統菓子のアフタヌーンティー

点心師が手掛けるコースさながらの中国伝統菓子のアフタヌーンティー
点心師が手掛けるコースさながらの中国伝統菓子のアフタヌーンティー
FOOD 2026.02.16
一流のシェフが腕を競い合い、百花繚乱の華やかさを誇る日本のアフタヌーンティー。世界の郷土菓子を織り込み、個性を放つのも最近の傾向だ。中国の文化に触れるスイーツで、いざショートトリップ。
photo_Satoshi Nagare text_Kahoko Nishimura

点心師の高い技術が光る中国伝統菓子の最先端。〈虎景軒〉

点心師の高い技術が光る中国伝統菓子の最先端。〈虎景軒〉
コースのデザートとして人気のタピオカ入りココナッツミルクに加え、多くのスイーツはこのアフタヌーンティーのために考案された。一人でも少しずついただけてうれしい。ジャスミンティーの香りをまとわせたクレームブリュレや燕の巣をのせたエッグタルトなど、ハイエンドな仕様に。おなじみの中国菓子・胡麻団子には蓮の実の穏やかな甘みを加え、現地では祝いの席に欠かせない桃饅頭も華を添えている。
点心師の高い技術が光る中国伝統菓子の最先端。〈虎景軒〉
〈チャイナルーム〉〈中華香彩JASMINE〉など東京の有名店で腕を磨いたのち、中国のホテルでもキャリアを築いた料理長・山口祐介さんのスペシャリテが詰め込まれている。お茶と共にゆっくりと時間をかけていただいてもおいしさがキープされる料理を心がけて選んだそう。北京ダックのリエットは、通常は捨てられてしまう部分を活用した逸品だ。旬の刺身(この日はマグロ)に翡翠葱油を添えた一皿など、鮮やかな色合いにも心躍る。

烏龍茶や白茶など、中国茶のおいしさは近年のお茶ブームによって日本にも浸透してきた。でも、合わせるお菓子については知らない人も多いはず。中国では国家資格の一つでもある“点心師”がスイーツを手がけるアフタヌーンティーが、〈麻布台ヒルズ〉のホテル〈ジャヌ東京〉のコンテンポラリーチャイニーズレストラン〈虎景軒〉で始まった。蒸籠(せいろ)にのって現れるのは、マンゴープリンやタピオカ入りココナッツミルクなど中国の定番菓子7種。伝統を重んじながら、モダンなアップデートを加えるのが〈虎景軒〉流だ。中でも注目したいのは、点心師の中でも特に熟練の職人しか作れないという焼菓子。クルミの模様を一つ一つ精巧に描き、まるで本物の美しさ。セイボリーは「北京ダックのリエット」や「黒毛和牛フィレ肉 黒胡椒炒め」、2種の点心など、店の代表作を堪能。食後はプーアール茶ですっきりとリフレッシュするのも、中国の慣わしだ。

点心師の高い技術が光る中国伝統菓子の最先端。〈虎景軒〉
選べるお茶は白茶、ジャスミン茶、プーアール茶の3種。二煎、三煎と一つのお茶を長く楽しめるのは中国茶ならでは。
点心師の高い技術が光る中国伝統菓子の最先端。〈虎景軒〉
全15種類の料理とスイーツが並ぶ「Bamboo Afternoon Delights」8,800円(サ込、1日10食限定)。ウェルカムドリンクとして白茶ベースのスパークリングティー付き。
information
虎景軒

住所:東京都港区麻布台1-2-2 麻布台ヒルズ ジャヌ東京5F
TEL:050-1809-5550
営業時間:「Bamboo Afternoon Delights」13:30~16:00(土日祝14:00~16:30)
定休日:無休
席数:131席

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