なぜ冬季限定?水羊羹がどんと乗った、〈喫茶ベレー〉の衝撃的かき氷。

なぜ冬季限定?水羊羹がどんと乗った、〈喫茶ベレー〉の衝撃的かき氷。
なぜ冬季限定?水羊羹がどんと乗った、〈喫茶ベレー〉の衝撃的かき氷。
FOOD 2026.01.28
「冬こそ、かき氷」と、〈喫茶ベレー〉の店主さん。夏もいいけど、冬もね。ぜひとも食べてみたい冬味が続々誕生しています。日本ならではの冬氷、暖かくして召し上がれ。
photo_Hiroyuki Takenouchi text_Michiko Watanabe

見たこともないスタイル、驚きのミラクルかき氷。【武蔵小山】〈喫茶ベレー〉

喫茶ベレーのかき氷 武蔵小山
「和栗みるく」:てっぺんには栗の渋皮煮。厳選の和栗のおいしさを全面に押し出したかき氷。これは、かき氷の姿を借りた栗そのものを満喫する一品だ。2,800円。

わぉ。かき氷がまとった、流れるような栗のドレープの美しいこと。スプーンを入れるのをためらうほどで、しばし鑑賞タイム。この栗、店主が日本中を探し回り、これぞ!と厳選した笠間産。蒸して中身を取り出し、少量のグラニュー糖と牛乳でのばしたもの。決して洋には転ばぬ、和風味だ。中心部にはそぼろ状の和栗、柿と黒豆が隠れている。実はこの店、かき氷好きが一度は詣でたいと願う超有名店。店主はかき氷の求道者である。どこにもない至高の味を求めてとことん研究、追求の手を緩めることがない。

そうして生まれたメニューの中でも、破壊力半端ないのが、「髷(まげ)みるく」だ。かき氷の上にまるで力士の髷のような何かがのっている。正体はものすごく柔らかい水羊羹。口の中で氷と一緒にすっと溶ける。この固さ、夏にキープは不可能。それゆえ、髷は冬のみのお楽しみだ。店主は子どもの頃から、かき氷より水羊羹が好きだったという。あるとき、小豆から水羊羹を作って、かき氷の上にポンとのせてみた。そして思わず吹き出した。「これって、まさにお相撲さんの髷じゃないの」と。それから徹底的に研究、試行錯誤を重ねて、かき氷にふさわしい究極の水羊羹を生み出した。そして今も、さらなる改良を重ねている。

喫茶ベレーのかき氷 武蔵小山
「髷(まげ)みるく」:思わず笑っちゃう姿形。まさに髷。添えられた抹茶のシロップは、濃い目にたてた抹茶を急冷して風味と色をキープ。中の苺との相性もよし。1,900円。1月~4月ぐらい。

常連の中には〝髷食べプロ〞が何人かいるそう。ヘタすると水羊羹がずり落ちそうでこわいのだが(もちろん〝避難皿〞は用意されているが)、髷プロはひょいと持ち上げて上手に切りながら食べ進むんだとか。中心部には大粒の苺。そして味変用の濃厚な抹茶シロップと、完璧な組み合わせ。3月からは桜味の「髷桜」も。また来なくては。

喫茶ベレーのぜんざい 武蔵小山
こちらも人気「温玉ぜんざい」。蜜が冷たい「冷や玉ぜんざい」も。2段重で登場。あんこの下にはかき氷。小さな白玉が入っているのは温かい生姜蜜。生姜の佃煮も。1,650円。
information
喫茶ベレー

住所:東京都品川区荏原1-7-12 コーポサンフラワ102
営業時間:12:00~16:00LO、水土のみ営業
席数:10席

「焼きりんごリング」など、冬ならではの名物も多い。予約は@velley_velleyのピンポストで確認を

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