【福島】ビール、ワイン、焼酎、日本酒全部おいしい! わざわざ行きたい醸造・蒸留所4選
- ▽1. 食事もできるタップルーム併設で町に根差す、郡山初のアーバンブルワリー。〈PIRONO BEER〉/郡山
- ▽買って帰りたい〈PIRONO BEER〉のビール1. 「SAISON(セゾン)」
- ▽買って帰りたい〈PIRONO BEER〉のビール2. 「HELLES(へレス)」
- ▽2. ブルワリーを新設し、ラインナップも充実。福島産の農作物で土地を表現するビールを。〈南会津マウンテンブルーイング〉/南会津
- ▽買って帰りたい〈南会津マウンテンブルーイング〉のビール1. 「南会津Pale Ale(みなみあいづペール エール)」
- ▽買って帰りたい〈南会津マウンテンブルーイング〉のビール2. 「“HEY YA(ヘイヤ)”(Golden Ale(ゴールデン エール))」
- ▽3. 酒造りは米作り、豊かな地域づくりから。農家が手掛ける只見町産米焼酎を、世界へ。〈ねっか 奥会津蒸留所〉/只見
- ▽買って帰りたい〈ねっか 奥会津蒸留所〉の焼酎1. 「めごねっか」
- ▽買って帰りたい〈ねっか 奥会津蒸留所〉の焼酎2. 「米焼酎「奥会津」ねっか」
- ▽4. 広い郡山市の多彩な土壌を強みに、各地の農家と造り上げるテロワールのワイン。〈逢瀬ワイナリー〉/郡山
- ▽買って帰りたい〈逢瀬ワイナリー〉のワイン1. 「Vin de Ollage(ヴァン デ オラージュ)逢瀬2024」
- ▽買って帰りたい〈逢瀬ワイナリー〉のワイン2. 「Vin de Ollage メルロー2022 キュヴェ中尾秀明」
今や県内のブルワリー数は10軒以上。町のハブになるアーバンブルワリーや地域食材を生かしたスタイルなど個性を競い、盛り上がりを見せる福島産クラフトビールの現在地へ。
1. 食事もできるタップルーム併設で町に根差す、郡山初のアーバンブルワリー。〈PIRONO BEER〉/郡山

福島クラフトビールシーン注目のニューカマー。長野県野沢温泉のブルワリー〈AJB〉でビール造りを学んだ佐藤孝洋さんが2024年、故郷の郡山市で開業した。酒屋の倉庫だった石造りの建物を改修し、タップルームも併設。鉄製の外戸をテーブルに、ビールケースをスツールにと、倉庫の備品等も内装に生かしている。
「個性より、シンプルで親しみが持てる味」を標榜するビールは、セゾンやビターなどヨーロピアンスタイルの定番が中心。飲み心地がよく飽きの来ない味だ。店内から醸造施設がばっちり見えてクラフトビール好きにはたまらないが、「マニアだけでなく、飲食店の選択肢の一つになりたい」と、自家製ハムやソーセージなどのフードも充実。酒の倉庫から醸造所へ、地域の酒のストーリーを今と未来につなげる場が、町の〝インフラ〞としてにぎわっている。
買って帰りたい〈PIRONO BEER〉のビール1. 「SAISON(セゾン)」

ベルギーの伝統的なスタイル。酵母のキャラクターとハーバルなアロマ、フレーバーが好バランスで、ほのかな酸味が食中にもぴったりだ。750円(330ml)。
買って帰りたい〈PIRONO BEER〉のビール2. 「HELLES(へレス)」

モルトの穏やかな甘みに特徴があるドイツのクラシックなラガー。爽快感とビターさを生む、2種類のドイツ産ホップが味わいのカギに。750円(330ml)。
住所:福島県郡山市堂前町12-6
TEL:024-973-6612
営業時間:16:00(土15:00)~22:00LO
定休日:月休、日不定休
Instagram:@pironobeer
ビール各750円、フード500円~。子ども連れも大歓迎で、ソフトドリンクもあり。外の席は犬同伴も可。
2. ブルワリーを新設し、ラインナップも充実。福島産の農作物で土地を表現するビールを。〈南会津マウンテンブルーイング〉/南会津

山々に囲まれた小さな町で目を引くモダンな建物。2024年に完成した〈南会津マウンテンブルーイング〉の醸造施設だ。地元で材木業を営む関根健裕(たけひろ)さんは、旅で訪れたアメリカ・コロラド州で、地域に溶け込むブリューパブに感銘を受け、2017年、タップルームを備えたマイクロブルワリーを開業。新醸造所の完成後は、経験豊かな醸造家・飯野一樹さんを迎え、生産量もラインナップも拡充している。
「流行にとらわれず、造りたいビールを」を、コンセプトに、南会津町の酒蔵の酒米をはじめ、摘果トマト、ブルーベリーなど近隣の農家が育てる農作物を副原料に使用。ホップの栽培にも取り組み、南会津ならではの味づくりに挑む。角打ちもできる直売所は、醸造所も見えて、テラスからの眺めもよし。缶のラベルもグッドデザインで、ジャケ買いしたくなる。
買って帰りたい〈南会津マウンテンブルーイング〉のビール1. 「南会津Pale Ale(みなみあいづペール エール)」

アメリカンホップ由来のほのかな苦み、柑橘のフレーバーが調和したクリアでエレガントなペールエール。すいすい飲める心地よさ。550円(350ml)。
買って帰りたい〈南会津マウンテンブルーイング〉のビール2. 「“HEY YA(ヘイヤ)”(Golden Ale(ゴールデン エール))」

南会津町〈花泉酒造〉の酒米を使ったゴールデンエール。香りは花やハーブ、シトラスと複雑で、味わいは軽やか、かつドライな仕上がり。550円(350ml)。
住所:福島県南会津郡南会津町田島字元八幡甲314-5
TEL:070-8472-6965
営業時間:9:30~18:00
定休日:不定休
Instagram:@minamiaizumountainbrewing
樹齢90年を超えるヒノキなどを贅沢に使用した醸造施設。建物の1階左がショップ入り口。
ウイスキーからクラフトジンまで、多彩なスピリッツの蒸留所が続々と誕生中。そんな中、町の豊かな自然と農業を守るために、町内産の米から造る酒にこだわる一軒にフォーカス。
3. 酒造りは米作り、豊かな地域づくりから。農家が手掛ける只見町産米焼酎を、世界へ。〈ねっか 奥会津蒸留所〉/只見

日本屈指の豪雪地帯で米どころとしても有名な県南西部只見町。豊かな土地を次世代へ遺すべく、5軒の米農家が10年前に立ち上げたのがこちらの蒸留所だ。原料米は100%自社栽培のドメーヌ蔵。吟醸酵母と清酒用の麹菌で醸し、小型蒸留機で低温蒸留することで、これまでの米焼酎になかった吟醸香が生まれる。華やかな香り、キレのある味わいの米焼酎は和食の食中酒として万能で、「米焼酎ねっか」をはじめ複数の銘柄が国際的な酒類品評会でも高い評価を得ている。
現在はライスウイスキーや米原料のリキュールなどの製造も手掛け、米が生む酒の新たな可能性を模索中だ。集落に立つ木造家屋を改修したマイクロディスティラリーだが、直売所と全アイテムを試飲できるテイスティングカウンターも用意。季節ごとの田園風景も美しく、訪れるたびに楽しみがある。
買って帰りたい〈ねっか 奥会津蒸留所〉の焼酎1. 「めごねっか」

掛米にもち米を使用。アルコールは20度と控えめで、甘やかで優しい飲み心地を実現。水割り、ロックはもちろんお湯割りにもおすすめ。1,650円(720ml)。
買って帰りたい〈ねっか 奥会津蒸留所〉の焼酎2. 「米焼酎「奥会津」ねっか」

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2024で最高金賞を受賞した一本。木樽3 年熟成原酒をブレンドしたリッチな味わい。8,800円(720ml)。
住所:福島県南会津郡只見町大字梁取字沖998
TEL:0241-72-8872
営業時間:10:00~16:00(12:00~13:00休憩)
定休日:不定休
HP:https://nekka.jp/
蒸留所内は見学可能(10:00~、13:30~※要予約、1名550円~)、テイスティングは別途有料。
酒どころのイメージが圧倒的な福島だが、近年、静かに増え続けているワイナリー。土地の個性を生かしたぶどう栽培に努める複数の農家とのタッグで注目を集める蔵を紹介。
4. 広い郡山市の多彩な土壌を強みに、各地の農家と造り上げるテロワールのワイン。〈逢瀬ワイナリー〉/郡山

東日本大震災後の農業復興を旗印に2015年に設立された郡山市初のワイナリー。農家と連携してワイン用ぶどうを植樹し、郡山産ぶどうを中心としたワイン「ヴァン デ オラージュ」を2019年からリリースしている。
同じ市内でも、西は猪苗代湖から東は阿武隈高地までと広く、標高差もある郡山市では、土壌や気候もさまざま。土地の環境に応じた栽培でぶどうの個性を育み、単一の農家や区画のぶどうで醸造するキュヴェ(銘柄)など、ワインのバラエティも増えている。桃原料のスパークリングワインやリンゴで醸すシードルなども人気。醸造所ではガイド付き見学ツアーも開催していて、試飲可能なショップを併設。ワインなどのほか、県産の食の逸品も揃い、合わせてお土産にするのがおすすめだ。
買って帰りたい〈逢瀬ワイナリー〉のワイン1. 「Vin de Ollage(ヴァン デ オラージュ)逢瀬2024」

ワイナリーのある逢瀬町産ぶどう100%のキュヴェ。ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブランほかをブレンド。キリッとした酸味とドライな味わい。3,630円(750ml)。
買って帰りたい〈逢瀬ワイナリー〉のワイン2. 「Vin de Ollage メルロー2022 キュヴェ中尾秀明」

ワイナリー創設当初からタッグを組む北東部・中田町の農家、中尾秀明さんのメルローを100%使用。果実とスパイス感、樽香が調和。3,300円(750ml)。
住所:福島県郡山市逢瀬町多田野郷士郷士2
TEL:0120-320307
営業時間:11:00(土日祝10:00)~16:00
定休日:月休
HP:https://ousewinery.jp/
見学ツアーは11:00~、14:00~の1日2回(事前要予約)。1名500円(テイスティング付き)。













