【無限に食べられる】白ネギが主役の「激ウマ簡単レシピ」3選

【無限に食べられる】白ネギが主役の「激ウマ簡単レシピ」3選
料理と器
【無限に食べられる】白ネギが主役の「激ウマ簡単レシピ」3選
FOOD 2025.12.04
人気料理家が考案した旬の食材を使ったレシピを、注目の作家の器に盛り付けて提案する連載。今月からは、〝予約が取れない料理教室〞が話題の桑原亮子さんが担当。
photo_Tetsuya Ito recipe & styling_Ryoko Kuwahara text_Kazuyo Nojiri
レシピを教えていただきました
桑原亮子
料理家

くわはら・りょうこ/通訳や翻訳などの仕事に就いた後、料理好きが高じて料理教室〈SPICEUP〉を立ち上げる。大阪と東京のアトリエでの対面レッスンのほか、オンラインでも教室やレシピ配信を行う。

ベトナム風の絵皿が彩る、とろりと甘い白ネギ料理。

白い部分が多く、根深ネギや長ネギともいわれ、東日本中心に親しまれている白ネギ。さまざまな料理に使われている食材で、一年中手に入れることができるけれど、旬は冬。「寒い時期の白ネギは、太くて柔らかく、甘みもあって本当においしいですよね」と話す桑原亮子さん。「特に加熱すると、より甘く、とろっとした食感になって最高。いつもは脇役になりがちだけど、十分メインを張れると思います」と、冬の白ネギを主役にした品のレシピを教えてくれた。

そんなメニューに合わせて選んだのは、ベトナムの伝統技法・安南手を用いたコウホ窯・市野吉記さんの器。「絵柄が繊細で美しく、少し素朴さもある佇まいが本当に素敵。普段、私は無地の器を手に取ることが多いのですが、市野さんの器は絵柄があっても盛り付けやすい。むしろシンプルなメニューを引き立ててくれる懐の深さがあります」

1. ネギの旨みが溶け込んで奥深い味わいに。「白ネギのシチュー」

材料(2人分)

白ネギ…1本
鶏もも肉…1枚
小麦粉…大1
バター…20g
牛乳…300mℓ
にんにくすりおろし…少々
塩…適量

作り方

❶ 白ネギは5cm幅に切る。鶏もも肉はひと口大に切る。

❷ フライパンに白ネギと鶏もも肉を入れ、焦げ目が付くまで中火で炒める。牛乳を入れて弱火で15分煮込み、だしと具材に分ける。

❸ 鍋にバターと小麦粉を入れ、弱火で炒める。だしを入れてとろみが出るまで煮込む。

❹ 3に具材を加えてひと煮立ちさせ、にんにくのすりおろしを加え、塩で味を調える。

2. レモンが香るさっぱりとした一皿「白ネギとタコのサラダレモンのドレッシング」

材料(2人分)

白ネギ…2本
タコ足…1本

[レモンドレッシング]
レモン果汁…1/2個分
酢…小1
オリーブオイル…大2
塩..適量

作り方

❶ 白ネギは3cm幅に切る。タコ足は薄切りにしておく。

❷ 小さなフライパンに油(分量外)をひき、白ネギと水(分量外)を入れて、蓋をして中火で蒸し焼きにする。

❸ ボウルにドレッシングの材料を混ぜ、2を入れて15分以上冷蔵庫で冷やす。

❹ 3とタコを皿に盛り付ける。オリーブオイルと塩(分量外)で調味する。

3. ネギの甘みととろみをシンプルに堪能。「白ネギのアヒージョ」

材料(2人分)

白ネギ…2本
にんにく…1片
米油…100mℓ
鷹の爪…1本
塩…小1/2

作り方

❶ 白ネギは5cm幅に切る。にんにくは芽を取りのぞいて薄切りにする。

❷ 小鍋に油、にんにく、鷹の爪を入れて弱火で香りを出す。

❸ 白ネギを2に加えて、塩を入れてネギが柔らかくなるまで、弱火で煮込む。

器のこと
市野吉記

「コウホ窯」主宰。1968年、兵庫県丹波篠山市出身。1988年に嵯峨美術短期大学卒業。1991年、京都府立陶工高等技術専門校卒業後、1993年に清水千代市氏に師事。安南手の技法とシノワズリな絵柄をテーマに作陶。

器の取扱店
UTSUWA KESHIKI

住所:東京都港区赤坂9-2-13 ninety two 13-205号
TEL:03-6431-0047

※完全予約制12月20日(土)~25日(木)の「豆・ドラ・重展」に参加/2026年2月14日(土)~18日(水)に〈奈良町よつば〉(奈良)で個展が。※今回使用の器は料理家私物。

▶︎食も、旅も、そして愛も。Hanakoのメルマガ。

Videos

Pick Up