【羊肉の常識が変わる】モンゴル式「遊牧ラム焼き」と、幻の北海道産ジンギスカン

【羊肉の常識が変わる】モンゴル式「遊牧ラム焼き」と、幻の北海道産ジンギスカン
食べごと放談 NEW&STANDARD
【羊肉の常識が変わる】モンゴル式「遊牧ラム焼き」と、幻の北海道産ジンギスカン
FOOD 2025.12.02
フードライターの小石原はるかさんが、テーマに合わせて予算10,000円以下で、勢いに乗る注目の新店と「○○といえば」な納得の定番店とを紹介する連載。第16回はビールと一緒に味わいたいジンギスカン。
photo_Yoichiro Kikuchi, text_Haruka Koishihara
小石原はるか

こいしはら・はるか/一度ハマるととことん偏りがちなフードライター。著書に『東京最高のレストラン』(ぴあ/共著)、『自分史上最多ごはん』(マガジンハウス)など。

【注目の新店】モンゴルではおなじみの羊焼肉を初体験!〈遊牧ラム焼き スヨリト〉/新宿御苑前

【注目の新店】モンゴルではおなじみの羊焼肉を初体験!〈遊牧ラム焼き スヨリト〉/新宿御苑前
産地も、部位も、さまざまな羊肉が。
左から、しなやかな食感の「ニュージーランド産ヒレ肉」1,408円、程よく脂を感じる「アイスランド産タン」1,078円。モンゴル岩塩や自家製タレで味わう。

日本ではなかなかお目にかかれない、内モンゴルの羊料理をいただける!と人気の神楽坂〈草原の料理スヨリト〉の店主・スヨリトさんが新たに開いたのは、モンゴルスタイルの羊の焼肉店だ。現在はアイスランド、ニュージーランド、オーストラリア、3つの産地の羊が常時オン・メニュー。特にアイスランド産は、内臓類まで含めてマニアックな部位を取り揃えている。そして産地=肥育方法によって味わいが違うことを実感できるようにと、お通し605円はオーストラリアとアイスランドのショルダー肉の食べ比べセット。実にためになるお通し!

お店の人の手ほどきで羊肉をいい感じに焼いたら、モンゴル原産のサジーを使った爽やかな後味のタレや特製ブレンドのスパイスをつけて噛み締め、「馬乳酒」をゴクッと飲んで、広大な草原に思いを馳せよう。

information
遊牧ラム焼き
遊牧ラム焼き スヨリト
新宿御苑前

住所:東京都新宿区新宿1-17-9
TEL:03-6689-4872
営業時間:11:00〜14:30LO、17:00〜22:30LO(土日祝は12:00〜22:30LO)
定休日:不定休
席数:カウンター6席、テーブル18席
instagram:@zhaorigetu_1995

予算1人昼約1,200円〜、夜約4,000円〜。

【スタンダード】北海道産食材愛が漲るジンギスカン専門店。〈札幌成吉思汗 しろくま 赤坂店〉/赤坂

【スタンダード】北海道産食材愛が漲るジンギスカン専門店。〈札幌成吉思汗 しろくま 赤坂店〉/赤坂

札幌に本店を持つ〈札幌成吉思汗 しろくま〉現在東京には3店舗あり、最初にオープンした赤坂店は今年で20周年だという。言われてみれば、初めて訪れたのは15年以上前。お店を知ったきっかけは忘れてしまったが、北海道産の羊肉のみずみずしい味わいに感激したんだっけなあ。

国内で消費される羊肉のうち、北海道産はわずか0・6%だという。そんな中〈しろくま〉は、道内7カ所の羊肉牧場と提携。だから、品種や部位は日によって異なるが、貴重な道産羊肉がチルドで毎日入荷するのだそう。定番ではオーストラリア産のラム&マトン、アイスランドのラムもスタンバイ。いずれもドーム型の鍋のてっぺんでミディアムレアに焼き、下の溝部分に落ちる脂で北海道産玉ねぎなどの野菜も上手に焼いて、自慢のタレや塩をつけてワシワシと食べれば活力が漲る!

information
札幌成吉思汗
札幌成吉思汗 しろくま赤坂店
赤坂

住所:東京都港区赤坂3-6-13 アニマート赤坂2F
TEL:03-3583-4690
営業時間:17:00〜23:00フードLO(土日祝16:00〜21:00 フード LO)
定休日:不定休
席数:カウンター18席、個室1(6席)
instagram:@shirokuma_sheep

予算1人約7,000円〜。

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