「歌舞伎」を味わうティータイムはいかが？ 観劇前後に訪れたい、〈メルキュール東京日比谷〉のアフタヌーンティー【期間限定】

「歌舞伎」を味わうティータイムはいかが？ 観劇前後に訪れたい、〈メルキュール東京日比谷〉のアフタヌーンティー【期間限定】

FOOD 2025.10.17

エンターテインメントの文化が息づく日比谷エリアに位置する〈メルキュール東京日比谷〉。劇場の舞台美術をデザインコンセプトにした非日常感あふれるホテル空間では、10月31日（金）までの期間限定で、伝統芸能「歌舞伎」が融合したアフタヌーンティーをいただける。

photo_Koki Hikari　text_Ami Hanashima

ホテル〈メルキュール東京日比谷〉内のフレンチレストラン〈La Scène〉（ラ・セヌ）で好評を博している、歌舞伎とのコラボレーションアフタヌーンティー。

歌舞伎三大名作のひとつ『義経千本桜』をテーマに、2025年3月からの第一弾では春の桜を、そして第二弾（開催中〜10月31日）では秋の装いに変わり、登場場面の世界観から着想を得た華やかなスイーツやセイボリーを楽しめる。

歌舞伎ファンをも虜にするのは、その再現度の高さだ。例えば、歌舞伎の引き幕に使われる「定式幕」をイメージしたテリーヌは、チョコレート、柿のゼリー、抹茶を幕の色のニュアンスに合わせて細部まで調色。ほかにも、ドリンクに描かれた歌舞伎独特の化粧法「隈取」、洋梨のコンポートが入ったヨーグルトムースに描かれた『義経千本桜』に登場する源九郎狐の顔の表情までも、精巧に作られている。

フランス菓子の定番・モンブランをはじめ、巨峰とシャインマスカットのブラマンジェなど伝統的なフレンチの感性が活かされたメニューの中に、皇居の森を飛ぶ蜂の蜜を使った焼きたてフィナンシェなども並び、素材を通して地域との繋がりを感じられる。

レストランのある地下一階は、開放感あふれる吹き抜け空間。天井にはパリ・オペラ座のトップダンサー“エトワール”の舞をモチーフにしたアートが設置され、ディレクターズチェアや映画のフィルム、劇場の照明からインスピレーションを得たデザインなど、劇場文化の聖地に訪れたような没入感にも浸れる。

友人や家族、大切な人を誘って心赴くままに過ごしたい。