【東京】予算2,000円〜!小皿で飲めるカジュアル酒場2選
フードライターの小石原はるかさんが、毎号、テーマに合わせて、勢いに乗る注目の新店と「○○といえば」な納得の定番店とを紹介する連載。第14回はちょこちょこ色々食べて飲める酒場。
こいしはら・はるか/一度ハマるととことん偏りがちなフードライター。著書に『東京最高のレストラン』(ぴあ/共著)、『自分史上最多ごはん』(マガジンハウス)など。
【注目の新店】いい店多発エリアで早くも話題、小皿で楽しむタイ料理店。〈maama〉/幡ヶ谷

今回の〈maama〉は、駅の北口から目と鼻の先に立つ、飲食ビルにオープン。バンコクでも飲食店を経営するオーナーのビンさん曰く「タイ料理はシェアすることが多く、しかも味のインパクトも強い。だから、日本でお店をやるなら小さめポーションで立ち飲みがいいな、と」。確かに、スタンディングでサクッと食べて飲めて、ひとりで行っても数品楽しめるタイ料理店、新しい。
「ラープペット」「ヤムマーマー」など、日本ではまだなじみの薄いタイの味に触れられるのもまたうれしい。お供には、タイのお茶割りやボトルの自然派ワインを。ぐっとカジュアルなのに味は本格、言うことなし!
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-8-5 近藤ビル2F
TEL:070-2440-6262
営業時間:18:00〜22:00LO
定休日:月休
席数:スタンディング20名相当
instagram:@maama_hatagaya
予算1人約2,000円〜。※18:30まではInstagramのDMから予約可能
【納得の定番店】全制覇したくなるつまみの豊富さが圧巻! のコの字酒場。〈大衆酒場こいさご大井町本店〉/大井町

居酒屋が多い大井町エリアだけれど、こちらがあるのはお店がひしめく駅前からやや離れた一角。お店が入っている建物も、ごく普通のマンションだ。が、のれんをくぐると低め&長めのコの字カウンターがど真ん中に鎮座し、壁には短冊メニューがびっしりと。なんとも〝いい大衆酒場〟の雰囲気に満ちている。
品書きには優に100種類はある酒のつまみが並び、さらに黒板メニューにおすすめの鮮魚や季節の一品も。そしてお酒も同様に種類が豊富だからあれもこれも食べて飲みたくなるのは必然だけれど、ご安心あれ。つまみに関しては、基本的に手のひらにのるくらいの小皿で登場。いろんなものを少しずつ、が叶う理想的な大衆酒場なのだ。
お客さんが途切れない人気店につき「1組3名まで」「2時間まで」というルールが。テンポよく楽しんだら2軒目へGO!
住所:東京都品川区東大井6-1-7
TEL:090-6942-8182
営業時間:14:00~22:30LO(土日祝~21:00LO)
定休日:水、ほか不定休あり(Instagramで告知)
席数:カウンター22席、スタンディング8名程度
instagram:@koisago_ooimachi
予算1人約2,500円〜。※予約不可。現金のみ




















