【鎌倉】由比ガ浜大通り〜御成通りでおすすめの飲食店8選

 【鎌倉】由比ガ浜大通り〜御成通りでおすすめの飲食店8選

FOOD 2024.09.27

にぎやかな若宮大路と長谷寺をつなぎ、東西に伸びる由比ガ浜大通りと、鎌倉駅西口を出てすぐに入口が見えてくる鎌倉御成通り商店街の飲食店を紹介します。

photo_Kenya Abe, Taro Ohta　text_Kahoko Nishimura

1. TEMPLE（テンプル）／由比ガ浜大通り

2024年5月、その名の通りお寺近くに開業したカフェ。元は魚屋だった昭和の建築と、今どきのデザインがなじんでいる。店内では子どもや犬ものびのびと過ごし、居心地のよさは折り紙つき。ショーケースにはプラントベースのドーナツや焼菓子が並ぶ一方で、食事メニューにはプルドポークを使ったサンドイッチやナチョスといったジャンクなメニューも。どれもシンプルだが丁寧に作られていて、今後も少しずつ品数が増える予定だ。

2. パンとエスプレッソと 由比ガ浜商店／由比ガ浜大通り

人気店〈パンとエスプレッソと〉が鎌倉の地で選んだのは、かつて〈榮屋商店〉として日用品やお酒を扱っていた築100年以上の家屋。当時の趣を残しながらリノベーションし、地域住民のためにタバコ販売は受け継いで続けている。〈パンとエスプレッソと〉では店舗ごとにシェフが独自のレシピを考案し、ローカルに根ざしたメニューを展開。ここではしらすを使ったパンが必食。

2 階の和室では、さらにどっぷりと木造建築の風情に浸れる。

2022年8月にオープン。店の裏には木陰が気持ちいいテラス席も。

3. ヨリドコロ 由比ガ浜大通り店／由比ガ浜大通り

稲村ガ崎で人気を博す店が開いた姉妹店。本店と同じく古民家を再利用し、アンティークの家具を合わせたインテリアが見どころだ。多くのお客のお目当ては朝食。ふっくらと旨みの強い干物定食には、あじ、さば、ほっけ……と悩ましい選択肢が。

名物の卵かけご飯にも使われる神奈川県産の濃厚な卵は、ティラミスなどのスイーツでも味わえる。

4. LIBERTA（リベルタ）／御成通り

鎌倉の人気レストランで出会った料理人の島崎亮平さんとソムリエの中野大輔さんが始めた店。「シチリア料理はアラブやチュニジアの影響があり独特。鎌倉の風土にも合いますよ」（島崎さん）。佐島漁港から届く魚介や鎌倉野菜など、その日の仕入れによってメニューは変わる。ワインは全てシチリア産だ。「鎌倉の人はナチュラルワインを飲み慣れているから、あえてクラシックなものも揃えています」（中野さん）

5. Restaurant KIBIYA（レストラン キビヤ）／御成通り

1970年に創業し、2006年の閉業まで鎌倉を代表する洋食店として親しまれた〈RestaurantKIBIYA〉が創業者の息子・牧野竜太郎さんによって復活。いつか再開する時のために取っておいたという看板や家具が、歴史を物語っている。当時のレシピを読み解いて作る名物の薄生地ピザや「茄子と地鶏のサラダ」ほか、新メニューも。ジャズシンガーでもある牧野さんらしく名曲をモチーフにした「JAZZ ピザ」シリーズは、これからの店の顔になりそう。

6. THE BLISS BURGER（ザ ブリス バーガー）／御成通り

店主の荒木俊充さんは、ハンバーガーの各要素一つ一つを突き詰めて研究し続けている。脂が少なく旨味の強い国産牛のスネ肉を粗挽きし、サイコロ状に切ったサガリも合わせたパテを炭火焼きに。小町のベーカリー〈BREAD IT BE（ブレッド イット ビー）〉が作る特製バンズは全粒粉を使用し、肉の強い味にも負けない味わいだ。

7. THE GOOD GOODIES -WEST-（ザ グッドグッディーズ ウエスト）／御成通り

御成通りの脇道にある人気店ではモーニングプレートが一新。「朝コーヒーを飲むきっかけになれば」と、平飼い卵や鎌倉野菜など上質な食材を集めた魅力的な一皿だ。豆は精製方法や産地別に14種ほどのシングルオリジンと、季節ブレンドを展開。「どれも希少なので、次に来た時にはすっかり内容が変わっているはず」と聞けば、コーヒーの奥深さに興味が湧く。

8. Régalez-Vous（レガレヴ）／御成通り

パリの有名老舗レストラン〈ラペルーズ〉でのシェフパティシエをはじめ、数々の名店を渡り歩いた佐藤亮太郎さんの味を求め、わざわざこの地に降り立つ人は少なくない。「パリ左岸のスフレ」が名物だが、季節のフルーツを使いフランスの伝統菓子をアレンジしたデセールも必食。