“和”の趣にゆるーり。 モダンな和食器も楽しい。イマドキな和の空間が味わえるカフェ&レストラン3軒
今、“和モダン”なお店が増えています。心落ち着く味を引き立てるのは、味わい深くセンスの光る和食器たちです。ライフスタイルにも取り入れたい、くつろぎの時間を過ごせるお店を三軒ご紹介します。
1.窯元は違えど色・形のバランスで統一感を。〈Relax 食堂 HARAJUKU〉/原宿
2017年4月に開店。見て食べておいしい食事をと、器選びは全国をまわって窯元探しからスタート。滋賀の信楽焼(中央)など、素材が映える色味や手にフィットする質感は、食事の時間がより心地よいものに。形のバランスはおうちでの参考にも。ランチの日替わり定食980円(税込)をはじめ、メニューは管理栄養士によるもの。5品目が並ぶセルフサラダや山形産のお米と、充実の内容。
〈Relax 食堂 HARAJUKU〉
■東京都渋谷区神宮前1-19-19
■9:00~18:00(ランチ11:00~14:30LO) 土日祝休
■30席/禁煙
2.お気に入りの作家で毎日のコーヒータイムを。〈COBI COFFEE AOYAMA〉/表参道
衣食住のセレクトショップ〈BLOOM & BRANCH AOYAMA〉に併設。コーヒーは山田雅子さんによる粉引のもの(右上、完売につき販売未定)or松原竜馬さん作の灰釉陶器(左下6,000
円)のカップ&ソーサーで。自家焙煎の豆など8種のなかでも、和菓子とあわせるなら香ばしいコビブレンド(ダーク)550円を。別注で作家が製作するそれぞれの器を、実際に使えるのは貴重。触れて身近に感じよう。
〈COBI COFFEE AOYAMA〉
■東京都港区南青山5-10-5 第1九曜ビル101
■9:00(土日祝10:00)~20:00 不定休
■7席/禁煙
3.料理と組み合わせ、器の模様・質感を活かす。〈kabi〉/目黒
揚げ、焼き、醗酵と食材をさまざまに解釈した日本料理が話題。12品のTasting Course 9,000円は、ワサビの葉で巻いたサバの酢漬け(手前)など目の前で細やかに作られていく。土の質感がダイナミックな細川敬弘さんの備前焼のほか、食器の7割は種子島の陶芸家、野口悦士さんにオーダー。日本酒やワインとのAlcohol Pairing 8,000円と共に、美しい品々を楽しんで。
〈kabi〉
■東京都目黒区目黒4-10-8 19:00~21:30(完全予約制)、土日のみランチあり(予約不可)
■11:00~13:30LO 不定休
■20席/禁煙
(Hanako1125号P80掲載:photo : Akiko Mizuno, Shin-ichi Yokoyama, Tomoka Kurokawa text : Wako Kanashiro)