京都は大人のコーヒーの街。 【京都】コーヒーが自慢のニューオープンカフェ3軒。甘いものとの出合いも楽しみに。
新しいものへの挑戦の積み重ねが伝統を育んできた京都の街では、コーヒーシーンでも新たな潮流が絶えることがなく、いつでも新鮮。2020年以降にできた新店とともに、その秘密を考えてみる。今回は、京都のカフェをご紹介します。自家焙煎であってもなくても、そこで過ごす時間と共に味わう一杯。相性を追求して工夫を凝らした、甘いものとの出合いも楽しみに。
1.紡がれるコーヒーの物語を伝える場。〈Story coffee and espresso(ストーリー コーヒー アンド エスプレッソ)〉/西陣
バリスタを目指し、上京した先で出合った〈THE ROASTERYby NOZY COFFEE〉。そのコーヒーの豊かな風味や、働くバリスタたちの姿勢に感銘を受けたという店主の永岡麻希さん。コーヒーや生産者の物語を学ぶうち、多くの人にこの物語を伝えたいと、開店を決めたという。
〈Story coffee and espresso(ストーリー コーヒー アンド エスプレッソ)〉
■京都府京都市上京区油小路通上長者上ル甲斐守町12-5
■075-468-1414
■10:00~17:00 月木休
2.エルサルバドルのコーヒーの物語を伝える。〈COYOTE the ordinary shop(コヨーテ ザ オーディナリーショップ)〉/京都駅
店主の門川雄輔さんはエルサルバドルの農園に住み込み、経験を積んできた。作り手と飲み手の架け橋になるべく焙煎所を立ち上げ、昨年からはカフェに。門川さんだから手に入る希少な豆も揃え、コーヒーの間口を広げてくれる。
〈COYOTE the ordinary shop(コヨーテ ザ オーディナリーショップ)〉
■京都府京都市下京区東塩小路町939 キャンパスプラザ京都1F
■075-353-9154
■10:00~18:00(17:45LO)月休(祝の場合は営業、翌火休)
3.自分と向き合う時間に寄り添うコーヒー。〈喫茶 点線〉/一乗寺
叡山電車の一乗寺駅から数十秒とは思えない、静けさの漂う空間。「自分のために使う、空白の時間を作りたかった」と話すのは、青木悠さんと菅原洋輔さんの二人の店主。ゆっくり過ごす時間を主役に、時間をより上質なものに変えるコーヒーを焙煎する。
〈喫茶 点線〉
■京都府京都市左京区一乗寺里ノ西町13-4 SKYビル3F
■13:00~22:00(21:30LO)月休、ほか不定休