とっておき空間で絶品珈琲を 最高の抽出法「ネルドリップコーヒー」が楽しめる!おしゃれな喫茶店2軒
FOOD 2018.02.28
紙ではなく布フィルターを使い、最高の抽出法ともいわれる「ネルドリップ」。そんなこだわりの珈琲が楽しめる喫茶店2軒をご紹介します。
1.伝統のネルドリップが代々受け継がれる〈トリコロール 本店〉/銀座
〈木村コーヒー(現キーコーヒー)〉の創業者が1936年に開店。名物は中南米の標高が高い山で収穫された良質な豆を使った「アンティークブレンドコーヒー」。豆の酸味を残すように抽出する独自のネルドリップ方式を採用。
コーヒーの抽出には、オリジナルのロト(ドリッパー)とネルを使用。〈トリコロール〉では昔から沸騰したお湯で淹れる。
ゆっくりと落とすことで、深いコクが際立つ。創業時のメニューを復活させたエクレアとも好相性。
2.自家焙煎、手縫いネルで淹れてくれる〈蔦 珈琲店〉/表参道
蔦で覆われた建物の中に入ると、美しく手入れされた日本庭園が窓いっぱいに広がる。
仕入れる豆は、ブラジル・サントスNo.2の1種類のみ。その豆の状態に合わせて、毎日店の奥の直火式焙煎機で深めにロースト。さらにコーヒーの味を左右するネルフィルターは、店主自らが一枚一枚手縫い!
1杯分の注文であっても毎回倍のコーヒー豆を使い、2杯分をドリップする。これがいつ飲んでも同じ味わいを保つ秘訣。
常においしいコーヒーを提供するために、妥協をせずに淹れる自慢の一杯は、甘さとコクのバランスが見事。
(Hanako1150号掲載/photo : Michi Murakami text : Emi Suzuki)