ふわっと香る芳醇な風味 バターの美味しさしっかりと。贅沢気分を味わえる、極上の焼き菓子4選
美味しいお菓子に、バターは不可欠。そしてバターがたっぷり使われているお菓子ほど、美味しいのも自明。シンプルな見た目の中に、極上の風味を秘めた、とびっきりの焼き菓子をご紹介します。
1.じゅわっと潤沢なバター使い〈MAISON D’AHNI Shirokane〉のフィナンシェ
角はカリッと焼き上がり、しっとりした生地からはじゅわっとバターが染み出る。濃い焼き色は、オランダ産の濃厚なバターを使っているからこそ。小ぶりながらも食べごたえあり。といいつつ、口に残るバターの豊潤な香りに、ついもうひとつと手が伸びる。280円
〈MAISON D’AHNI Shirokane〉
■港区白金1-11-15 1F
■7:00~19:00/火休
■イートインも可
2.バターを愛する店主が生んだ〈Maison romi-unie〉のバターガレット
左と右、実は似て非なるもの。左は佐渡バターを使った学芸大学〈メゾンロミ・ユニ〉のもの、右はイギリスのジャージーバターを使った鎌倉〈ロミ・ユニコンフィチュール〉のもの。同じ配合ながら、異なるバターの風味を感じられる。左各90円、右7枚入り510円
〈Maison romi-unie〉
■目黒区鷹番3-7-17
■11:00~20:00/無休
■HPでも購入可能
3.美しく折り重なるパイの地層〈LA VIEILLE FRANCE〉のパルミエ
サクサク、パリパリ、カリカリ、あらゆる擬態語を使っても余りある食感のパイ。小麦粉にバターが混ざることで、こんなにも軽い食感が生まれるのかと驚く。ハート型が真ん中から割れないようにと、つい気になってしまうのは、乙女心があるゆえか。180円(税込)
〈LA VIEILLE FRANCE〉
■世田谷区粕谷4-15-6 グランデュール千歳烏山1F
■10:00~19:30/月休(祝の場合は翌火休)
4.ふわっと香るバターが大人気〈バターケーキの長崎堂〉のバターケーキ
カステラをアレンジしてできたというバターケーキ。商品の誕生以来40年以上、材料も製法も変えず昔ながらの素朴な味を守っている。添加物なしで、ひとつひとつ丁寧に手焼きしているという実直さ、感服なり。小(18㎝)960円、中(21㎝)1,200円(各税込)
〈バターケーキの長崎堂〉
■広島市中区中町3-24
■9:00~15:30(売り切れ次第閉店)/日祝休
(Hanako1122号掲載:photo:Masahiro Tamura styling:Chizu text:Kaori Hareyama)