麦にこだわる一流店がの新麦フードをお取り寄せして楽しもう! 新麦を味わうフードイベント「麦フェス」オンライン開催
10月20日から、オンラインイベント「麦フェス2021」 mugifes.jp の第2ステージがはじまります。北海道・東北で今年とれた挽きたての新麦を使用。パン、ラーメン、ピッツァ、パスタなど、小麦にこだわる超一流店が集結、新麦フードを販売するネット上の収穫祭です。新麦の魅力と、麦フェス2021の楽しみ方を紐解きます。
最近あなたはパンを食べましたか? そのパンの主原料である小麦が、どこの誰の手によって作られたものか、知っていますか? ほとんどの人が答えることはできないでしょう。日本で流通するパン用小麦の97%は海外産。国産であっても、品種や産地、生産者がわかる小麦は限られます。
でもそれは、ちょっとさびしいことのように思えます。私たちがなにかを食べて、感動するほどおいしいと思うのは、作った人の愛情や思いまで伝わってきたときではないでしょうか。反対に、作り手の思いが伝わったとき、私たちは自然と「おいしかったです」と伝えたいと思うはず。そうした、作り手と食べる人にコミュニケーションが成立する”幸福な関係”が、大量生産によって消されてしまったことが、食や農業をめぐるさまざまな問題につながっているのかもしれません。
1年に1度、とびっきりおいしいパンやラーメン、ピッツァを食べ、小麦を作ってくれた人たちに思いを馳せ、”幸福な関係”を結び直す収穫祭が「麦フェス」。今年とれたばかりの新麦を使って、人気店・有名店が新麦フードを販売します。
ボジョレヌーボーのように、全国の新麦は地区別に解禁日が定められています。日本でもっとも小麦の生産量が多い北海道の解禁日が10月20日。新麦がいちばん盛り上がるこの日、麦フェス2021の第2ステージもスタートします。おすすめ店舗をピックアップしてみましょう。
麦を自家製粉するこだわりのベーカリー
鎌倉の〈BREAD IT BE〉は、全国主要都市に展開する〈SAWAMURA〉〈THE CITY BAKERY〉の統括シェフ・森田良太さんのアトリエ的ベーカリー。店内に石臼が置かれ、生産者から粒の状態で取り寄せた小麦を製粉、挽きたてでパンを作ります。たとえば、店名同様、ビートルズの名曲から生まれた「ヘイ! 粒度(りゅうど)カンパーニュ」。粒度とは、小麦粉の粒の大きさのこと。北海道十勝の生産者・前田茂雄さんの新麦「はるきらり」を3種類の粒度に挽き分けてからブレンド。このすごいテクによって、香り高さ、長い余韻、歯切れのよさ、しっとり感を兼ね備えたパンを作ります。
横浜を代表する人気店〈ブラフベーカリー〉のセットに封入される〈おうちで新麦ホールウィートスコーンセット〉。小麦粉とペーストをかき混ぜて焼くだけで、スコーンを簡単に作れるんです。しかも小麦粉は、たいへん貴重な、北海道十勝の自然栽培生産者・中川農場の「ノア」石臼挽き新麦。食べるだけでなく、作る過程も体験すると、小麦の個性がもっとよくわかり、きっと楽しい思い出になることでしょう。
ラーメンも、カリスマが参加。味噌ラーメンの街・札幌に、塩らぁめんで大行列を作る。
札幌からラーメンのカリスマ登場
〈Japanese Ramen Noodle Lab Q〉。店主の平岡寛視さんは、10月3日放送の『情熱大陸』に出演。放送の中でも、小麦生産者の元を訪ねる模様が映し出されるほど、自家製麺に命を懸ける、麦に取り憑かれた男です。今回、北海道産小麦2種を食べ比べできるセットを用意しました。「幻の小麦」とも呼ばれる希少な「ハルユタカ」新麦(江別製粉)、もう1種は、前田茂雄さんの新麦「はるきらり」。北海道中心に贅を尽くした食材から抽出した塩スープに、マルホン太白胡麻油を特別に加えるアレンジ。小麦の個性がよくわかる透明感あるスープに仕立てました。
なお、お買い上げの方は、小麦生産者・製粉者からのメッセージビデオも視聴可能。小麦畑の風景や作り手の顔が見えるようになってます。おいしいパンやラーメン、ピッツァとともに、その背後にあるすばらしいストーリーもぜひ知ってください。
『麦フェス2021』
■北海道・東北新麦編 10/20(水)~11/10(水)
■「mugifes.jp
■期間限定・数量限定のため、品切れの際はご容赦ください