【五反田からすぐの超穴場】中延のおすすめスポット3選

【五反田からすぐの超穴場】中延のおすすめスポット3選
TOWN&CITY GUIDE
【五反田からすぐの超穴場】中延のおすすめスポット3選
CULTURE 2026.02.26
平安時代にはすでに街道が通っていたほど古い歴史を持つ中延。“東京の田舎”と呼ばれた古き良き昭和の暮らしが今も息づくこのエリアの新しい魅力をご紹介。
photo_YukoMoriyama,YokoTajiri text_KimikoYamada
中延
街道の歴史と共に、下町情緒と日常が今も息づく住宅街。

わずか徒歩約10分圏内に東急大井町線、東急池上線、都営浅草線の3路線が乗り入れているため、アクセスは良好。駅周辺から約330mの長いアーケード商店街が続き、銭湯や昔ながらの個人商店と新店が混在し下町情緒が残る。

教えていただきました
阿部太一
阿部太一
(〈みよし屋〉店主)

あべ・たいち/20年間マガジンハウスに勤務した後、2023年に3代続いた蕎麦店〈みよし屋〉の屋号を継いでタコス専門店を開店。

歴史を感じられるスポット。

平安時代から、すでに品川道が通り、交通の要所だったことで知られる中延。昭和に入ると複数の路線が乗り入れる利便性に優れた街となり、周辺には住宅が密集。風呂がない家が多かったので銭湯も多い。特に中延エリアは東京の天然温泉である黒湯が出る地域として有名だったとか。

「僕の家はひいおじいちゃんの頃からこの地に3代続いた蕎麦屋でした。大晦日は毎年、旗岡八幡神社に参拝に向かう客で店は夜中まで混雑し、僕たちが初詣に行くのは決まって2日でした」

そんな日常を教えてくれた阿部太一さんは、子供の頃から現在まで、出入りを繰り返し通算30年以上もこの地に暮らす生粋の地元っ子。地元の小・中学校に通い、旧三井文庫(現在の文庫の森)で遊び、地元には同級生もたくさんいる。

「毎年9月には中延のねぶた祭りやよさこい祭りが開催され、僕も毎年神輿を担いでいました。祭りの後は銭湯の入浴券と蕎麦券が配られ、店の隣にあった八幡湯(現在は閉店)や〈中延温泉松の湯〉などから風呂上がりの町内の人がうちの店にどっと押し寄せる。亡くなった親父は祭りの日は忙しいとよくボヤいていたことを思い出します」

阿部さんの暮らしはいつも地域と密接で、そこにはいつも街の人の温もりがあった。

1. 「旗の台」という地名のルーツになった町の鎮守。〈旗岡八幡神社〉

長元三(1030)年、平忠常の乱平定のために当地へ向かった源頼信が霊威を感じ、源氏の氏神である八幡大神を祀って戦勝を祈願した場所がこちら。源氏が白旗を掲げたことから界隈の地名は「旗岡」「旗の台」と呼ばれるようになり、地域の守護神として長年崇敬されている。

information
旗岡八幡神社(はたがおかはちまんじんじゃ)
旗岡八幡神社(はたがおかはちまんじんじゃ)
神社

住所:東京都品川区旗の台3-6-12
TEL:03-3781-5800
営業時間:9:30~16:30(社務所)
参拝自由

2. 日本最古の壁式鉄筋コンクリート造建物が由来となった公園。〈文庫の森〉

日本最古の壁式鉄筋コンクリート造建物が由来となった公園。〈文庫の森〉

国文学研究資料館跡地を整備し2013年に開園した公園。かつて肥後熊本藩細川家の下屋敷だったため広大な敷地と池など大名庭園としての名残があるこの場所は、1918年に三井家により事務棟と書庫の2棟が建設され、現在も残る第二書庫は、中には入れないが日本最古の壁式鉄筋コンクリート造建物として貴重な存在。

information
文庫の森(ぶんこのもり)
公園

3. 宮大工による伝統建築も泉質の良さも地元の自慢。〈中延温泉 松の湯〉

創業1948年。黄色の千鳥破風が特徴的な伝統的な宮造りの温泉は、都内でも数少ない庭園付き(男湯のみ)。自慢のお湯は、浴槽のみならずシャワーや蛇口湯まですべて天然温泉のため、肌触りの良さが評判。

information
中延温泉
中延温泉 松の湯
銭湯

住所:東京都品川区戸越6-23-15
TEL:03-3783-1832
営業時間:15:00(日10:00)~24:00
定休日:月休(祝の場合翌日休)
入浴料:550円、サウナ400円


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