築50年の団地を猫と心地よく暮らすためにDIY。そのポイントとは

築50年の団地を猫と心地よく暮らすためにDIY。そのポイントとは
築50年の団地を猫と心地よく暮らすためにDIY。そのポイントとは
CULTURE 2025.12.11
猫ならではの習性や愛猫の好みを尊重しつつも、自分らしいインテリアにもこだわりたい。その両方を叶え、素敵に暮らす人の家を訪問。真似したい工夫やグッズがたくさんありました。猫のぐーぐーさんと暮らす、岡部綾美さんのお家を紹介します。
photo_Michi Murakami text_Kazuyo Nojiri
profile
岡部綾美
会社員

ぐーぐーさん(推定12歳/♂)
Instagram:gu_gu_memo

DIYとセンスあるもの選びで自分らしい心地よさを。

団地で猫を飼う人
「ぐーぐーは高い所へ上らないので、グリーンはクローゼットの上やハンギングで楽しんでいます」と岡部さん。

岡部綾美さんが、夫と愛猫のぐーぐーさんと共に、2019年に引っ越してきたのは築50年ほどの団地。ログハウスのような木の壁や、アーチを描くキッチンの入口など、レトロな造りが気に入って購入したという。

「賃貸ではないから、自分たちでDIYできることがうれしくて。もともとの雰囲気を生かしつつも、ベッドルームは壁紙を剥がしてコンクリート剥き出しにしたり、キッチンのシンク下の扉を替えたり…少しずつ、好みに合わせて整えていきました」

おしゃれな団地で猫を飼う人
キャットタワーは寝室の窓際に。「ジャングルジムのような構造でぐーぐーでも上りやすく、よくここで外の景色を眺めています」

その中には、猫と心地よく暮らすためのアレンジも。

「猫トイレはニオイや掃除のしやすさを考え、洗面所に置きたく。洗面台の横にあった棚を撤去して、タイル天板と脚を購入してテーブルを自作。その下を猫トイレのスペースにしました。そして、リビングの扉が閉まっていても、ぐーぐーが自由にトイレに行けるように、自力で壁に猫穴も開けました」

おしゃれな団地で猫を飼う人
必ず猫穴を通ってトイレへ向かう。

キャットタワーや爪研ぎなどの猫が使うアイテムは、インテリアの雰囲気に合わせて厳選。

「部屋になじむ、シンプルだけど温もりがあるものが基本。とはいえ、遊び心あるデザインも好きなので、アクセント的に取り入れています」

おしゃれな団地で猫を飼う人
ステッカーでカスタムした〈ユニアム〉の爪研ぎボックスは、インテリアのアクセントにも。
おしゃれな団地で猫を飼う人
棚のような佇まいの木製キャットタワー。マットは付属品。
おしゃれな団地で猫を飼う人
「カンタ布はボロボロでも味わいになるので猫用マットに最適」

猫との暮らしをラクにする、とっておきのアイテム。

1. 長毛種の抜け毛ケアを手軽に、優しく。

便利な猫グッズ コーム

くし歯が大きくたわみ、軽い力で抜け毛処理ができる〈ピロコーム〉の長毛用ペットブラシ。「抜け毛もごっそり取れて、ふわふわに」

2. 愛用の食器に合わせて給餌器の高さを調整。

便利な猫グッズ 自動給餌器

留守中のごはんは〈うちのこエレクトリック〉の自動給餌器で。愛用食器の高さに合わせて、給餌器を載せる台をDIYしたそう。

3. ストーブ用ペレットを猫砂の代わりに。

便利な猫グッズ トイレ

猫砂はストーブ用の木質ペレットを活用。「木の香りが漂い、排泄物のニオイも気にならず。安価なので砂替えもこまめにできますよ」

※猫の年齢などの情報は、2025年10月時点のものです。

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