神保町の魅力#3 注目スポット4選

神保町の魅力#3 注目スポット4選
TOWN&CITY GUIDE
神保町の魅力#3 注目スポット4選
CULTURE 2024.12.30
老舗の専門書店や個人経営の古書店、出版社が点在する神保町。近年はストリートカルチャー色の濃いギャラリーやカフェも誕生し、変革期を迎えている。街の風情は少しずつ変わっていっても、集まる人々の“本”への愛は変わらない。今回は、神保町の注目スポット4軒をピックアップ。
photo_Hikari Koki, Kanta Torihata illustration_Yosuke Yamauchi text_FIUME Inc.
紹介する街
神保町
老舗と新店が、本を中心に交ざり合う街。

靖国通りと白山通りが交わる交差点付近には100軒を超える古書店が集まり、その規模は世界最大級といわれている。オフィスワーカーのほか周辺大学の学生が多く滞在しているのも、この街の特徴の一つ。

1.編集者ならではの感性と企画でジャンルレスな展示を届ける。〈TRINE GALLERY〉(トラインギャラリー)

編集者の大池明日香さんが、両親が営んでいた器店を引き継ぎ今年3月にリニューアル。両親時代から親交のあった工芸作家の作品や、大池さんが好むグラフィックやプロレスなどジャンルの垣根を越えたハイブリッドな展示が特徴。

〈TRINE GALLERY〉
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ギャラリー

住所:東京都千代田区神田駿河台3-5
TEL:03-3291-5813
営業時間:会期中12:00〜18:00
定休日:火水休

2.本、食、アートを取り扱うオルタナティブスペース。〈stacks bookstore〉(スタックスブックストア)

アートブックだけでなく、文学、フェミニズム、SF、ZINEなど幅広い出版物を取り扱う書店兼ギャラリー。月2〜3回のペースで展示やPOP-UPを開催し、ここをきっかけに神保町に初めて訪れる人もいるなど、街に新たな風を吹き込んでいる。

〈stacks bookstore〉
書店&ギャラリー

住所:東京都千代田区神田神保町1-41-1
TEL:なし
営業時間:13:00〜22:00
定休日:無休

3.初心者からプロまで訪れるアウトドア界を牽引する老舗。〈さかいやスポーツ〉

〈salomon〉「X ULTRA 4 MID GO
RE-TEX」24,200円(シューズ館)。
〈salomon〉「X ULTRA 4 MID GORE-TEX」24,200円(シューズ館)。

登山用のを作るところから始まり、品揃え、価格、丁寧な接客を売りに今や5店舗を構える老舗アウトドア専門店。各スタッフがアイテムを厳選し、中でもザックは玄人からも信頼されるラインナップ。

〈さかいやスポーツ〉
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アウトドアショップ

住所:東京都千代田区神田神保町2-30 昭和ビル1F(エコープラザ)ほか
TEL:03-3262-0583
営業時間:11:00〜20:00
定休日:無休

4.世代が入り交じりアメリカ古着を探究して楽しむ。〈WADLL〉(ワドル)

アパレル出身の店主・中島達矢さんが年に4回ほどアメリカで買い付けてくるのは、アウトドアブランドやミリタリーアイテムなどの古着の数々。セレクト基準は年代関係なく、素材や縫製の良さだそう。知識豊富な中島さんの豆知識を聞く時間も有意義。

〈WADLL〉
古着屋

住所:東京都千代田区神田神保町2-28 加瀬ビル1F
TEL:03-6312-9717 
営業時間:13:00〜21:00 
定休日:不定休

各スポットを紹介してくれた神保町の案内人

Profile
山下丸郎
〈stacks bookstore〉オーナー

アートも文学もお酒も。新しい何かに出会える場所。

「自分の好きなものをジャンルレスに集めています。本棚の裏にワインセラーが隠れていたりと、店をよく見てもらうと色んな発見があるかもしれません。お客様の新しい扉を開く、そんな場所でありたいですね」

Profile
柴山雅都
兵六〉店主

76年の歴史を守りながら、新しい風が入る場所に。

「老舗だからといって常連客ばかりが集まるのではない、風通しのいい場所にしたい。〈兵六〉では、“プライドを持って営業する”という初代の教えを守りながら、全てのお客様に平等に接することをモットーにしています」

神保町の魅力をもっと知る

▶︎ここでしか読めない話がある。Hanakoのメルマガ「ハナコさんのオフレコでお願いします。」

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