栗の旨みがダイレクトに！“銀座ナンバーワン”モンブラン｜神田愛花の「間違いない街、銀座。」第1回

私は中学生の頃から銀座が本当に大好き。当時の渋谷は“ヤマンバ”と言われるようなギャルが多い時代で、そこには自分の居場所を見つけられなくて。じゃあどこに行こうかと思った時に、通学路にあった銀座に行ったんですが、そこから銀座の魅力に取りつかれてしまいました（笑）。

今はもう、夫と喧嘩をすると、自分の気持ちを落ち着かせるために、銀座の街を見に来るぐらい、自分の中で銀座という街がすごく大きな存在になっています。

本店のあるこの通りは私の散歩コース。「あ〜モンブランだ！」って気になっていたんですけど、ちょっとお高めのお値段ですし、ずっとウィンドウショッピングだけしていました（笑）。今日こうして来られてうれしいです。

それではいただきます！

濃厚！　なめらか！

純粋な栗の香りと豊かな風味です。喉に栗をガンと入れられたかのように、リアルに栗を感じます。

甘さは10段階の2くらいでとっても上品。もともとモンブランは大好きなんですけど、モンブランって甘さがまずあって、その中にほんのり栗の香りがするイメージでした。でもこちらのモンブランは、栗を潰してそのままクリームにしました！っていう感じ。

モンブランクリームの下の生クリームも品があって、栗の甘みを邪魔してないですね。大人だな〜。

土台のメレンゲ生地はサクサクと思いきやサクフワ！

メレンゲって噛んだとき、ガラスを爪でキーってやったみたいな音がしませんか？　あれが苦手なんですけど、それがこちらにはないんですよね。しっかり固さはあるんですけど、噛むと口溶け滑らかで完璧な食感。本当においしいです。とろけるな〜。

上質な栗をそのままいただいているようなモンブランでした。

今まではお値段が…と思っていた部分もあったんですけど、やっぱりこうしていただくと、いい栗を使った特別なモンブランだと分かりました。それはこのお値段になるのも納得です！　また違うメニューも食べに伺いたいです。ごちそうさまでした。