「水と食事とトイレと電気」いざという時の備えについて、銀座で考える。|神田愛花の「間違いない街、銀座。」【特別編】

第5回は特別編。〈HanakoWEB〉の防災特集に関連して、銀座のカフェ&インテリアショップ「GINZA innit」で、非常食の今に触れてきました。

かんだ・あいか/1980年神奈川県生まれ。フジテレビ系お昼の帯番組『ぽかぽか』にMCとして出演中。情報番組やバラエティー番組など幅広く活躍する。銀座好き。歌舞伎好き。
第5回 「水と電気とトイレと食べ物」いざという時の備えについて、銀座で考える。
防災特別編。

今回訪れた〈GINZA innit〉は2021年の防災の日(9月1日)にオープン。建築資材から防災関連グッズまでを展開する〈杉田エース〉が手がけるカフェ&インテリアショップです。

南海トラフ地震への備えが呼びかけられていて、私もつい最近のことではありますが、お水とトイレ100回分だけは用意したんです。ただいざというときの備えについては、まだまだ知らないことばかり。
〈GINZA innit〉さんにうかがうのも初めて。何と出会えるのか楽しみです。

「非常時のために備えておきたいのは、水、食べ物、トイレ、あと現代人には電気も大切ですよね」と話すのは、〈杉田エース〉の代表取締役社長・杉田裕介さん。
〈GINZA innit〉ではそのどれもが揃いますが、今回注目したいのはそのうちの1つ、長期保存食〈IZAMESHI〉シリーズです。

東日本大震災での経験から開発されたという同シリーズ。コンセプトは「食べない備蓄食から、おいしく食べる長期保存食へ」。
「日常のご飯」を意識した豊富なラインナップが特徴です。

「それまでの非常食は、味が濃かったりパサパサだったり。栄養補給だけに重点を置いたものが多くて、それも1日だったらいいけれど、3日、4日と続くと…。そこで皆さんの口に合うものを、と考え開発しました」と杉田社長。



まずパッケージがおしゃれで驚きました。手に取りやすいですよね。
そして一食分の量もしっかりある。いただくものをパッケージの外側から触ったら、しっかり具材が入っていることが分かって。満足感がしっかり得られそうです。
では実際のお味は…? 神田さんが3つのメニューを実食リポート。

トマトスープに深みを感じる「キヌアとレッドキドニーのミネストローネ」


具がたっぷり入ったミネストローネ。スープにはいろいろな種類の野菜の旨みが溶け込んでいて、深みのある味わいです。トマトの酸味もしっかりある。
あ、レンコンも入っていますね。食感がちょうどいい!


豚肉のしっかりとした食べ応え「りんごが決め手の生姜焼き」



りんごと生姜がフワッと香る、優しいお味。
なんといってもお肉の食感がしっかりあるのがうれしいですね。しかもジューシー! 崩れていくというような感じではなくて、「生姜焼き食べてます!」という食べ応えのある食感。
噛めば噛むほど味がしみ出てきておいしいです。

水に浸すだけ調理で完成!もちもちおやつの「いそべ餅」


(口に入れた瞬間)うわ〜お餅だ〜! おいしい〜!
餅ならではの弾力もありながら、舌触りはなめらか。とろけるようで…もう口の中からなくなっちゃいました(笑)。
海苔もパリパリだし、お醤油の塩梅もちょうどいいです。
火を使わずに、これだけの一品が食べられるのは本当にうれしいですね。


どちらもとてもおいしかったです。
「非常食」と聞くと、保存したまま食べないイメージもあったかと思うのですが、こちらは日頃のご飯にも活用したいくらい。
これで3年保存できるんですよね? 本当にすごいですね。



今回いろんなメニューを拝見しましたが、今こんな時代になっているんだって驚きました。
災害時、気持ちは辛くなってしまいますが、こういうおいしい食事をいただくことで、少しだけでも明るい気持ちになれるのかもしれないと思いました。
食事の時間は本当に大切。おいしいごはんが、精神的な支えの1つになることがきっとあると思います。いざというときのために、しっかり用意しておきたいですね。

「間違いない街、銀座。」次はどこに行く?
第6回は4月公開予定です。お楽しみに!

住所:東京都中央区銀座7丁目10−1
TEL:[1F]03-3289-5155 /[2F]03-3289-5150
営業時間:[1F]8:00~23:00(LO22:00)※8:00~11:00はテイクアウトのみ。[2F]11:00~20:00
定休日:無休
1948年創業の老舗建築資材専門商社の〈杉田エース〉が手がける。2階には、同社が手がける防災関連グッズのほか、国内外からセレクトしたインテリア、ガーデン、アウトドアにまつわるアイテムを多数揃える。この日の神田さんは、フラミンゴのショルダーバックなどをチェック。