夏の褒められ手土産4選!銀座のひんやりぷるぷるスイーツ|神田愛花の「間違いない街、銀座。」第8回
第8回のテーマは、暑い夏にさっぱりとおいしい「銀座のひんやりぷるぷるな手土産」です。
かんだ・あいか/1980年神奈川県生まれ。フジテレビ系お昼の帯番組『ぽかぽか』にMCとして出演中。情報番組やバラエティー番組など幅広く活躍する。銀座好き。歌舞伎好き。
銀座のひんやりぷるぷる手土産 前編
第8回 銀座のひんやりぷるぷるな手土産
暑い日が続くと食欲も落ちてしまいがち。そんなこの時期、相手を思って手土産に選びたいのは、ひんやりぷるんといただける甘いもの。
銀座には、おいしいだけじゃない、涼やかでちょっと特別な気持ちにさせてくれるスイーツが揃っています。
今回は創業100年超老舗の和スイーツや、今だけの季節限定品など、夏にこそいただきたい注目の4品をピックアップ。神田さんのリポートとともに紹介します。

「暑中お見舞い申し上げます」という言葉を添えたりしながら、やはり夏にも共演者の方などお世話になっている皆さんにお菓子をお渡しすることがよくあります。
でもお渡しするものはいつもの定番になりがち…。そんな時にこそ、銀座で特別な逸品を選びたいですね。
食感で夏を感じるもの、香りで夏を感じるもの、見た目で夏を感じるもの。それぞれのおいしさがありました。
創業100年超!老舗の味に唸る〈清月堂本店〉の抹茶白玉ゼリー

まず1つ目は、〈清月堂本店〉の「抹茶白玉ゼリー」。
〈清月堂本店〉は1907年創業の老舗和菓子店。「一代一菓」という初代から伝わる格言通り、一代ごとにその時代にあった和菓子を生み出し、伝統を守りながらも新鮮なおいしさを銀座の人々に届けてきました。

四季折々の和菓子をいただけるこちら。夏季限定の涼菓「抹茶白玉ゼリー」もその一つです。



蜜をかけているときから抹茶がふわりと香ってきました。
そして口にしたらもう! お抹茶をいただいたときの、あのままの味わいが口の中に広がります。
あんこはつぶつぶがしっかり残っていて、歯触りがいいですね。
お抹茶のすっきりと爽やかな苦味と、あんこのどっしりとした甘みの組み合わせがたまらない。白玉ももっちりとおいしいです。
香りも味わいも、お抹茶を存分に味わえる。これは贅沢だなぁ…。

住所:東京都中央区銀座7-16-15
TEL:03-3541-5588
営業時間:9:30~19:00(土日祝は10:00~17:00)
定休日:日曜日
屋号の由来は、日本橋、京橋、新橋と近くに橋が多く、その橋から眺めた水面の月が美しかったことから。ロゴにも描かれている。
「抹茶白玉ゼリー」540円。銀座本店限定。2025年は5月12日〜9月30日の販売予定。ほか金魚や朝顔のモチーフがかわいらしい果実ゼリー「銀座涼菓」なども。8個入り2,182円。8月中旬頃まで。
伸びてとろんと新食感!〈HIIRAGI GINZA〉の進化系みたらし団子

2つ目は、〈HIIRAGI GINZA〉の「沈む、みたらし団子。」。
〈HIIRAGI GINZA〉は、〈GINZA SIX〉裏路地に2024年10月に誕生したスイーツのセレクトショップ。オープン時には、〈unis〉薬師神陸シェフや〈フロリレージュ〉川手寛康シェフなど、有名シェフが手掛ける極上スイーツが揃い話題に。
「沈む、みたらし団子。」は同ショップのシグニチャー。器に沈むほどに柔らかく伸びよいお餅に、丸大豆醤油を使った甘じょっぱみたらし餡がからみます。

こんなに伸びるみたらし団子は初めて!
クリーミーでなめらかな甘み。口当たりは、つるっ、とろっとしているんですけど、ちゃんと弾力もある。
面白いな〜。新感覚です。ご年配の方からお子さんまで、みんなで楽しめそうなのもいいですね。
家で食べるときもこうして氷に浮かべて、緑だったり外の景色を眺めながら食べるのがよさそう。納涼気分が高まります。

住所:東京都中央区銀座6-12-15いちご銀座612ビル
TEL:080-7508-2778
営業時間:11:00〜20:00 (カフェは11:30〜19:30LO)
定休日:無し
“日本が誇る厳選スイーツを世界に届ける。”をテーマに、上質なブランドスイーツが揃う。
「沈む、みたらし団子。」はプレーン、すだち、ともに単品650円。併設カフェでイートインも可能。飲み物とお茶菓子がついたセットは1,500円。
手土産の新定番にしたい〈HIGASHIYA GINZA〉の季節菓子

3つ目は、〈HIGASHIYA GINZA〉の季節菓子から、夏限定の「甘夏羹」を。
2003年に目黒で創業。2009年、銀座中央通りに面したビル2階に〈HIGASHIYA GINZA〉は誕生しました。老舗の多い銀座にあって、独創的な和菓子を発表し続け、たとえば看板のひと口果子「棗(なつめ)バター」は、今や手土産の定番として名前が挙がる存在に。
今回紹介する「甘夏羹」は、日本の夏の代表菓子で、寒天で仕上げた「錦玉羹(きんぎょくかん)」。含蜜糖に漬け込んだ甘夏の皮がふんだんに入っていて、見た目にも涼やかです。

楊枝を刺した感じはしっかりと弾力があります。
食感は羊羹とゼリーの間というか…ぶりんぶりん(笑)。
ふんわりと甘夏の香りと味わいが広がって、本当においしい。
「羊羹」や「寒天」と聞くと、昔からの贈答品だったり、相応しい年齢層を高めに感じたりする方もいるかもしれませんが、そのイメージを払拭する逸品だと思います。
パッケージも素敵。こうして新しさを感じる和菓子と出合えるなんて、銀座って本当に面白いなと思います。

住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2階
TEL:03-3538-3230(売店)、03-3538-3240(茶房)
営業時間:11:00〜19:00(茶房18:00LO)
定休日:無休(8月25、26、27日は夏季休業)
伝統的な日本の美意識を進化させ、現代の暮らしに合わせた菓子づくりをおこなう和菓子店。季節の生菓子をはじめとした各種菓子のほか、各地より厳選した茶葉や器などを取り揃えるほか、お茶や和菓子を楽しめる茶房を併設する。
「甘夏羹」は1本2,700円。2025年は8月上旬までの販売予定。オンラインショップでも取り扱いあり。
素敵なものを頂戴したんだと実感する〈和光〉のサマーギフト

4つ目は、〈和光〉の「飲むフルーツゼリー」。
銀座のシンボル、時計塔で知られる〈和光〉。本店ならびにある〈和光アネックス〉地階のグルメサロンでは、日本各地の旬の味覚など、豊かな食体験をくれる上質な品が揃います。
夏ギフトにぴったりな期間限定品もたくさん!
新作「飲むフルーツゼリー」は、清水白桃、瀬戸内レモン、岡山黄桃、ニューピオーネ、シャインマスカットと、すべて岡山県産の果実を使用したクラッシュタイプのゼリー。ワンハンドで手軽に、〈和光〉らしい上品なスイーツをいただけるという贅沢さ。

まず箱を開けたときにお目見えする〈和光〉のマーク。このマークの並びを見るだけで、素敵なものを頂戴したんだなって実感が湧くんです。
こちらの「飲むフルーツゼリー」は今年の新商品とのことですが…
(ちゅーと吸って味わい)新しい夏の名品ギフトが誕生しましたね!(とにっこり)
クラッシュタイプで飲みやすいけれど、塊も感じられて満足感がある。しっかり冷やしていただきたいです。
いろいろな味がセットになっているので、家族みんなで楽しんでいただけそうなのもいいですね。

住所:東京都中央区銀座4丁目4-8 和光アネックス
TEL:03-3563-9701
営業時間:10:30~19:30(日祝〜19:00)
定休日:無休(年末年始は除く)
前身の服部時計店が1881年に創業。〈和光アネックス〉地階にグルメサロン、1階にケーキ&チョコレートショップ、2階にティーサロンがある。
「飲むフルーツゼリー」は5個セット3,780円、8個セット5,400円。夏季限定品。オンラインブティックでも取り扱いあり。

今回4つのお店のスイーツをいただきましたが、歴史を積み重ねているもの、新しい世界観を感じさせてくれるもの、それぞれが銀座の今を象徴していると思いました。
1人の方と何年にもわたってお付き合いをしていくときに、「今年はこちらです」と、毎年銀座の手土産をお渡しできたら素敵ですね。

銀座のひんやりぷるぷる手土産 後編
「間違いない街、銀座。」次はどこに行く?
次回は8月公開予定です。お楽しみに!

















