言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ! 言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ! 弘中綾香の「純度100%」~第106回~
ひろなかあやか…勤務地、六本木。職業、アナウンサー。テレビという華やかな世界に身を置き、日々働きながら感じる喜怒哀楽の数々を、自分自身の言葉で書き綴る本連載。
photo : Yasutomo Sampei styling : Kaori Kawasaki hair&make : Miyuki Nakamura「スイーツ〜後編〜」
甘いものが止まらない。堰(せき)を切ったかのように、脳みそが糖を欲するようになって、何だかんだ毎日間食をしている。甘いものに囲まれた生活。気が付けばインスタグラムで検索しているし、前回書いたようにデパ地下に用がなくとも行ってしまうし、目に映るおいしそうなものはつい買ってしまう。最近になってホテルスイーツの素晴らしさを知ってしまい、守備範囲がどんどん広くなってしまっているのも問題だ。
お酒をやめているのも、ひとつの原因なのかもしれない。嗜好品がすべて甘いものに偏ってしまっている。もともと私はよくお酒を飲む方だったと思う。外食や友人と一緒のときは絶対アルコールが付き物だったし、「飲みに行こう」がコミュニケーションの主軸を担うような業界に勤めている。若いときとは違って沢山の量を飲むようなことはなくなったけれど、それでも肝臓は強い方で、お酒の種類は問わず楽しく飲める人間であった。まさか自分が半年近くお酒を飲まないことがあるなんて、と思っていたけれど、いざやめてみると飲めない苦しさやストレスは全くなく(酔っぱらって帰ってくる旦那へのストレスは2倍になっているような気がするけど)、これはこれで全然アリだなあと思う毎日である。一緒に食事をする友人が飲んでいても平気だし、辛くはないのだけれど、自分へのご褒美カテゴリーの大部分を占めていたものがなくなり、代わりにスイーツが幅を利かせているといったところだろうか。
ということで、いきなりココで最近食べて感動したスイーツをご紹介します。まずホテルスイーツ部門から、ホテルニューオータニ〈パティスリーSATSUKI〉のナポレオンパイ。生クリームよりもカスタードクリーム派の私にうれしいこのケーキ。サクサクだけど軽くない重めのパイ生地と濃厚カスタードクリーム、甘酸っぱいイチゴをすべて口に含んだときの幸福感、圧倒されます。〈新宿高野〉の苺パイ(おそらく冬季限定)も好きなのだけれど、ゴージャス感はやはりホテルスイーツならでは。もう一つホテルスイーツといえば、〈ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ〉のマンゴープリンも忘れちゃいけません。ここの以外、マンゴープリン食べたくないよねってくらい。〈ペニンシュラ〉か、それ以外か、という絶対的存在のマンゴープリン! 無性に食べたくなる味。
最近初めて行ったのは、等々力の〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉。大人気の予約制パフェを食べました。びっくりしました。ムースやらゼリーやらアイスやら何種類も一つのパフェに凝縮されていて、一口一口味が変わっていく、パフェを超えたパフェ。お値段にもびっくりしたけれど、完成度にも脱帽でした。初めてパフェでお腹いっぱいに(笑)。お土産で買って帰った焼菓子もおいしくて、今度は生ケーキも食べたいと思っているところ。こちらをご紹介いただいたのは、美食アンテナが鋭いことでも尊敬している田中みな実さんです。さすがでした。出向かないと買えない系でいうと、代々木上原の〈ナタ・デ・クリスチアノ〉のエッグタルトも生地がサックサクで軽くて、気が付くと2、3個食べてしまいそうな魅惑の味でした。
これを書いている今も、冷蔵庫の中のチョコレートが私を呼んでいるような気が…。ちゃんとタンパク質も摂ります…。
【弘中のひとりごと】
ホテルのスイーツビュッフェも気になってます…!
ロンパース 60,500円、カーディガン 53,900円(共にミュラー オブ ヨシオクボ■03-3794-4037)/ネックレス 8,000円(グレイ■https://graey.jp)/リング 15,950円、スクエアリング 19,250円(共にTEN.■092-409-0373)
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