言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ！ 言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ！ 弘中綾香の「純度100%」～番外編「韓国語を学びたい」その6～

｢テストを受けてきました！」

4月9日にTOPIKⅡのテストを受けてきました！　前回受けた時も驚いたのですけれども、今回も受験者の数が多くてびっくりしました。特に大学生くらいの若者の姿が多く、受ける場所も大学の校舎だったので、いささかタイムスリップしたかのような気持ちになりました。ざわざわしたキャンパスの雰囲気や大勢の学生が行き交う駅までの一本道など、しみじみと昔を思い出しつつ、当たって砕けろの精神で行って参りました。

受ける前から自信がない、受かる気がしないとずっと弱音を吐いていましたが、その予想はバッチリ的中といった感じで、これは絶対に合っている自信がある！というのは全体の10％くらいです…。あと残りは自分の勘を信じてマークシートをどうにか埋めた形です。リスニング、読解問題、そして長文記述という大きな3つの科目に分かれたテストなのですが、まずリスニングはテンポが速すぎてどんどん遅れていってしまうし、読解は一度も見たことのないような単語ばかり並んでいるし、長文記述も全然マスが埋められず…撃沈です。正直こんなに出来なかったテストは生涯初めてでした。

ちょうどこのテストの1週間くらい前に、とあるJRの駅のホームを歩いていたら、二人の若い女性に携帯の画面を見せられて、浅草までどうやって行くのかと聞かれました。二人が話している会話から韓国から遊びに来たことが分かり、ここはチャンス！となんとか韓国語で話そうと思ったのですが、何も浮かばず咄嗟に英語で対応しました。浅草へは地下鉄に乗り換えなければいけなかったのですが、韓国語で思い出したのは「地下鉄」という単語のみ。大声で「チハチョル！」と伝えました。あとはもう片言の英語と身振り手振り！　そして安心の翻訳アプリ。とにかく黄色のGマークの改札を入って電車に乗って！とどうにかこうにか英語で伝えました。

私は別に英語が得意ではありません。留学をした経験もありませんし、苦手意識があります。それでも文字に起こして文章になれば意味を理解することはできますし、簡単な内容であれば聞き取りも出来ます。自分がしゃべるのは苦手だけど、相手が何を言っているのかおおまかに理解できるくらいまでは学校で受けた教育でどうにかなりました。英語だけ集中して勉強した記憶はありません。

ここで何を言いたいのかというと、なんだかんだ語学って勉強量がモノを言う世界なんだということです（至極当たり前のことを悟っているだけですが…）。中学から高校まで6年間、週におそらく最低でも5時間くらいは英語の勉強をしました。受動的だろうが、積極的だろうが、学校の勉強として英語に触れていた時間はそのくらいあるはずです。ざっと計算して260時間×6年＝1,560時間。途方もない時間です。いま韓国語は始めて10カ月くらい。週に1回2時間の授業と宿題で、だいたい週に3時間しか触れていません。テスト前でも週に10時間くらい。多く見積もっても合計150時間くらい。この計算をした時、「そりゃ出来なくて当然だわ！」と開き直りにもとれるセリフが不意に口から出てきました。地道に勉強時間を積み重ねていくしか…語学にチートなんてないんだ…と言い聞かせて、とりあえず4月にTOPIKⅡを受けたことは忘れようと思います！

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