【あの人の偏愛温泉。】温泉ライター・永井千晴「絶対に立ち寄りたい、ポツンと日帰り名湯」 TRAVEL 2022.11.24

宿にとことんこだわる、景色や空間を楽しむなど、温泉の楽しみ方は人それぞれ。温泉をこよなく愛する16人に、全国各地の温泉宿、温浴施設からとっておきを聞いてみた。

絶対に立ち寄りたい、ポツンと日帰り名湯

温泉を選ぶ際に大切にしていることは、“いい温泉”であること。源泉かけ流しをマストにせず、投入量に合わせて湯船を小さくするなど、温泉を大切にし、フレッシュさと個性を保つために工夫している場所へ行くように。基本はひとり旅なので、部屋数が少ない、心地のいい距離感を保ってくれる宿が好きです。

永井千晴 ながい・ちはる/温泉メディアのライター、旅行情報誌の編集を経て、現在は別業種で会社員をしながら、Twitterやインスタグラム(ともに@onsen_nagachi)で温泉情報を発信。著書に『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)。
永井千晴 ながい・ちはる/温泉メディアのライター、旅行情報誌の編集を経て、現在は別業種で会社員をしながら、Twitterやインスタグラム(ともに@onsen_nagachi)で温泉情報を発信。著書に『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)。

百目鬼温泉[ 山形県/山形市 ]

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強塩泉で高刺激!一回の入浴は3分まで。
山形市西部の田園地帯にある100%源泉かけ流しの温泉。強塩泉で刺激が強い泉質のため、一回の入浴は3分まで。そのため入れ替わりの回転が速く、多くの入浴客でにぎわっている。「薄いうぐいす色の濃厚塩湯で、心も体もほくほくにあたたまります。市内にあるとは思えないほど露天風呂は開放的で心地よく、蔵王連峰が望めます」。

住所:山形県山形市百目鬼 42-1|〈地図〉
TEL:023-645-9033
料金:400円

前野原温泉さやの湯処[ 東京都/板橋区 ]

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東京23区内で味わえる源泉かけ流しの贅沢な湯処。
都内ではめずらしい、源泉かけ流しの天然温泉。数種類ある露天風呂や内風呂のほか、旬の食材を使ったお食事処、四季を感じられる庭園など、東京にいるとは思えない非日常な空間が広がる。「塩気がかなり強めで、土と鉄のにおいが混じったパワフルな温泉。濁り湯なのもうれしい。丸一日滞在して、のんびり過ごします」。

住所:東京都板橋区前野町3-41-1|〈地図〉
TEL:03-5916-3826
料金:890円~

天然の湯 あおき温泉[ 福岡県/久留米市 ]

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田園の中に佇む素朴な施設に驚きの名湯を発見!
穏やかな田園風景になじむ、地元で人気の日帰り温泉。注がれる透明な湯からは、 硫黄の香りがほんのり漂う。高温の源泉は加水することなく、熱交換器で適温にするこだわり。「熱めの源泉かけ流しのお湯は、とろっとろでぬるぬる。私に温泉の素晴らしさを教えてくれた場所の一つで、何年経っても忘れられません」。

住所:福岡県久留米市城島町上青木366-1|〈地図〉
TEL:0942-62-1426
料金:600円

text : Moe Tokai edit : Kana Umehara

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