大理石で造られた真っ白な世界で、フォトジェニックな一枚を。 Go To トラベルキャンペーンを利用して、「ミタイケンひろしま」旅へ。高速クルーザーに乗って瀬戸内の島めぐり! TRAVEL 2020.11.21

「Go To トラベルキャンペーン」を利用して、日本にある普段訪れないような場所に訪れてみませんか?今回は『せとうち広島デスティネーションキャンペーン』開催中の広島県で、「ミタイケンひろしま」をキャッチコピーに、未体験のグルメや体験、文化など、定番とは違った広島の魅力をご提案します。2日目は、観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」で歴史と文化のある下蒲刈(しもかまがり)島や野生のウサギが生息する大久野(おおくの)島、日本一のレモンの生産量を誇る生口(いくち)島などをめぐった様子をレポートします!1日目はこちら

広島県広島市:高速クルーザーで、瀬戸内の島々をめぐる船旅「瀬戸内しまたびライン」に出発!

Go To トラベル,広島

朝8時半過ぎに、グランドプリンスホテル広島前桟橋から高速クルーザーへ乗り込みました。

Go To トラベル,広島

今回乗船する観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」は、今年の10月から本格就航したばかりのまだ新しい船。2020年12月14日までの月・金〜日に運航しています。コースには今回乗船する広島港発三原港まで運航する「東向きコース」と、三原港を出発し広島港まで運航する「西向きコース」があります。

船内には特注のソファー型座席を導入し、各席にテーブルやドリンクホルダーも配備。窓側の座席を少し外側に傾け、背もたれをやや低く設定し、窓からの景色を多くの方に楽しんでもらえるよう工夫されています。

船外にはデッキチェアが置かれ、潮風を感じながら瀬戸内海の景観美を堪能できます。

「瀬戸内しまたびライン」の見どころの一つである、呉港を中心とする呉湾一帯。かつて世界最大の戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港と呼ばれていたそうです。現在は海上自衛隊呉基地が設置され、潜水艦や護衛艦など多くの自衛艦の様子を間近で見ることができます。

〈瀬戸内しまたびライン〉
◼︎082-253-5501(瀬戸内海汽船トラベルサービス)
◼︎瀬戸内海汽船HPより予約。
◼︎「Go To トラベル地域共通クーポン」利用可能。※船内の売店のみ。

広島県呉市:古くからの歴史と文化が残る「下蒲刈島(しもかまがりじま)」に立ち寄り。

Go To トラベル,広島

下蒲刈島は人口1,400人ほどの小さな島ですが、古くから瀬戸内海の交流の要所として栄え、朝鮮通信使や参勤交代の西国大名の寄港地として重要な位置を占めていたという由緒正しい島なのです。

朝鮮通信使来訪当時の外観を復元し、 内部は美術館の機能を持った施設〈三之瀬御本陣芸術文化館〉や横山大観や福田平八郎など日本を代表する作家の作品をはじめ、海や松など瀬戸内海の美を描いたものなどを収蔵展示する〈蘭島閣美術館〉、松を主樹としたみどり豊かな落ち着きと潤いのある庭園で下蒲刈島の歴史と文化を紹介する〈松濤園〉など、島内には多くの文化施設があります。

また、瀬戸内の島々は海が近いのも魅力のひとつで、島内をサイクリングしていると自然のきれいな景観が多いことにも気づかされます。

広島の名物がギュッと詰まった「ミタイケン広島弁当」でランチ!

Go To トラベル,広島

「SEA SPICA」の中に戻って、今回のキャンペーンに合わせて作られた「ミタイケン広島弁当」(1,200円・税込)をいただきます。

広島県産ちりめんを使用したじゃこ飯や郷土料理の穴子飯、広島県産カキフライ、広島県産小鰯の南蛮漬け、広島県産亜麻仁牛の牛肉煮、広島県産玉子の出汁巻玉子、広島県産レモン使用のレモン ゼリー、もみじ饅頭の天ぷらなど、広島県の食材や名物がこれ一個で味わえてしまいます。

「ミタイケン広島弁当」
◼︎082-286-0181(広島駅弁当株式会社 営業部)
◼︎2020年12月28日までの期間限定販売。
◼︎販売場所:広島駅構内売店、ekie内「驛むすび」売店、ひろしま駅弁当ショッピングサイト、広島駅弁当本社店頭(要事前予約)にて

広島県竹原市:瀬戸内の軍艦島と呼ばれる「契島(ちぎりしま)」。

こちらは上陸したわけではなく、船上からの見どころのひとつ。広島県竹原市の沖合(おきあい)に浮かぶ契島は、島全体が鉛の製錬工場に覆われている珍しい島です。

その姿から、「瀬戸内の軍艦島」や「生きた軍艦島」とも呼ばれています。国産鉛鉱石から製錬する唯一の工場で、日本の40%以上の鉛がこの島で製錬されているのだとか。

広島県竹原市:野生のウサギに会える「大久野島(おおくのしま)」に立ち寄り。

かつて毒ガス工場があったことから「地図から消された島」と呼ばれていましたが、現在は国立公園に指定され、約900羽もの野生のうさぎが棲息することで知られています。

島内にはウサギの耳を象った自然の音が聴こえる「集音器」があったり、そこら中にいる野生のウサギたちと遊んだりできます。

島内にある唯一の宿泊施設〈休暇村大久野島〉には、宿泊者以外にも利用できるウサギメニューのあるカフェ〈うさんちゅカフェ〉やウサギに因んだお土産を販売している売店〈ショップUSANCHU〉があります。

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〈うさんちゅカフェ〉で販売されていた、「白うさぎ」(450円)。耳に見立てたおせんべいがとってもキュート!

〈休暇村大久野島〉
◼︎広島県竹原市忠海町大久野島
◼︎0846-26-0321
◼︎7:30~21:00
◼︎無休

広島県尾道市:レモン生産量日本一の「生口島(いくちじま)」に立ち寄り。

生口島にある瀬戸田港に到着。生口島はレモンの生産量が日本一を誇る“レモンの島”で、島内ではレモンやレモンを使ったデザートや料理が味わえます。

Go To トラベル,広島

瀬戸田港から少し歩くと、「しおまち商店街」に入ります。

「しおまち商店街」は、港町らしいどこかノスタルジックな雰囲気の商店街。歩いているだけで、シャッターチャンスがあちこちに。

広島県尾道市:極彩色の〈耕三寺博物館〉と、真っ白の別世界〈未来心(みらいしん)の丘〉。

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耕三寺は、大阪の元実業家・耕三寺耕三氏が慈母への報恩感謝の思いを込めて建立した浄土真宗本願寺派の寺院です。その造りの煌びやかさから、“西の日光”とも呼ばれるほどだとか。

今回は「ミタイケンひろしま」旅ということで、学芸員の方に定番とはちょっと違った見どころの〈潮聲閣(ちょうせいかく)〉を案内していただきました。

潮聲閣は、書院造りを主とした日本住宅と西洋風住宅である洋館とを複合させた大邸宅。洋館部分には華麗なステンドグラスや内装などに、大正から昭和戦前の洋館建築の典型例が見られます。また、居室の天井には美しい一二四面もの花鳥画が描かれています。

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耕三寺博物館のシンボル、「孝養門(こうようもん)」。絢爛豪華な日光の陽明門を再現したもので、西日光と呼ばれるのもこの門があるからと言われています。

孝養門の建立は耕三寺最大のプロジェクトで、日光陽明門の実測図面を得るのに文部省まで足を運び交渉し、さらに各部の工匠たちを日光に派遣し実地見学の後、1964(昭和39)年に約10年かけて完成したそうです。

孝養門を抜けてしばらくいくと、上に通じる〈未来心の丘〉の入り口があります。エレベーターで上に登ると、そこは一面真っ白の世界が現れます。

約5,000平方メートルの敷地に、真っ白な約3,000トンの大理石を使って大小様々なモニュメントが造られています。SNS映えもすることから、近年ではここに撮影に来る若い女性も多いのだそう。

〈耕三寺博物館・未来心の丘〉
◼︎広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
◼︎0845-27-0800

広島県尾道市:瀬戸田産の柑橘をスイーツで堪能!

耕三寺博物館の向かいにある、ジェラートのお店「ドルチェ」へ。デコみかんやレモンなど、瀬戸田産のフルーツを使ったドルチェが販売されています。「ダブル(いちごのソルベ・瀬戸田レモン)」(440円・税込)をいただきました。

〈ドルチェ 耕三寺前店〉
◼︎広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田546
◼︎0845-26-4036
◼︎10:00~日没
◼︎不定休

瀬戸田レモンを使ったスイーツなどのお土産品を販売している「島ごころSETODA(瀬戸田本店)」へ。生地に特製のレモンジャムを練り込んで焼き上げた、「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」は看板商品となっています。

レモンケーキは、「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」と工場直送の「焼き立てレモンケーキ」(各250円・税込)の2種が販売されていて、せっかくなので「焼き立てレモンケーキ」を1個購入してお店の外にあるレモンのオブジェの並ぶテラスで味わってみることに。

レモンピールの風味がとっても爽やかで、ペロリと食べられました。

〈島ごころSETODA(瀬戸田本店)〉
◼︎広島県尾道市瀬戸田町沢209-32
◼︎0845-27-0353
◼︎10:00〜17:00
◼︎無休(1月1日を除く・臨時休業あり)
◼︎「Go To トラベル地域共通クーポン」利用可能。

広島県尾道市:向島(むかいしま)から尾道まで、 “日本一短いフェリー”に乗船。

生口島からはバスで陸路で向島まで向かい、向島から対岸の尾道までは「尾道渡船」というフェリーで向かいます。乗車時間は3分ほどで、“日本一短いフェリー”と謳われていました。

このフェリーは本数も多く1回100円で乗車できるので、地域住民の足として使われているようです。船内には、郵便局の配達員の方々や通学中の高校生などの姿も。

〈尾道渡船〉
◼︎0848-44-0515

広島県尾道市:港からは、「尾道グリーンスローモビリティ」に乗車。

「尾道グリーンスローモビリティ」とは、JR西日本と尾道市が実施する尾道の各観光スポットを「周遊バス」に乗り観光してもらう、今年の10月2日から2021年1月17日までの期間限定プロジェクトです。尾道駅から浄土寺までを、およそ20km/hで 20 分ほどかけてゆったりと巡ります。

〈尾道グリーンスローモビリティ〉
◼︎尾道〜浄土寺まで、どのバス停でも乗り降り自由。
◼︎0848-37-2800(備三タクシー株式会社)
◼︎金〜日・祝のみ運航
◼︎中学生以上 200 円

広島県尾道市:尾道市役所5階の「おのみちルーフ」から、360度の絶景を堪能!

Go To トラベル,広島

こちらが新しく建て替えられた、尾道市役所。市役所とは思えないほど、中もピカピカできれい。展望スペースが充実していることで、話題になってるそうです。

こちらが5階屋上にある、「おのみちルーフ」。海側は尾道水道や尾道大橋、対岸の向島まで見渡せますし、反対側の千光寺山のある山側は千光寺や浄土寺などの景観をぐるりと見渡せます。夜9時まで利用可能とのことなので、夕焼けや夜にきてもまた違ったきれいな景色が眺められそうですね。

〈尾道市役所・おのみちルーフ〉
◼︎広島県尾道市久保1-15-1
◼︎0848-38-9111

尾道市役所から尾道駅までの道のりを、今度は尾道市街地や商店街の中を「尾道グリーンスローモビリティ」でめぐりました。のんびりとしたスピードで進みながらレトロな雰囲気漂う尾道の街並みを眺めながられ、自分もその景観に溶け込んでいるような満足感を味わえました。

いかがでしたか?いつもと違う観光スポット「ミタイケンひろしま」を紹介する、広島旅。Go To トラベルキャンペーンの地域振興クーポンが適用になるスポットも多いので、今の時期にお得に旅行するのがおすすめです。
今回のキャンペーン期間中のみの限定企画も多いので、ぜひ訪れてみてくださいね。

「せとうち広島デスティネーションキャンペーン『ミタイケンひろしま』」
広島県内やその周辺エリアで、JRグループや自治体、旅行会社などが一体となって取り組む観光キャンペーン。
4つの「ミタイケン」 (観タイケン・味タイケン・実タイケン・魅タイケン)がキーワード。
◼︎2020年10月1日~2020年12月31日
詳細につきましては下記URLをご参照下さい。
◼︎詳細URL

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