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2019.07.17

銀座で注目の場所で。 無印良品ラヴァーズ必見の展覧会!〈ATELIER MUJI GINZA〉の「Archives:Bauhaus展」に行ってみた。

2019年にオープンした銀座〈無印良品〉で〈バウハウス〉をテーマにした展示「Archives:Bauhaus」が開催されている。今年でちょうど創立100年を迎えた〈バウハウス〉の残したデザインの数々は、今も多くのデザイナーやクリエーターらの憧れだ。展示ではそんな名作の足跡を〈無印良品〉のプロダクトと共に、私たちに知らせてくれている。早速、東京のギャラリーを回ることが楽しみだという、キュレーターのナナメ・チャンさんが展覧会に出かけた。

わずか14年の間に数々の足跡を残したバウハウス。

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〈MUJI HOTEL GINZA〉のフロントがある6階に併設されているのは、宿泊のゲスト以外に一般の人も見学可能のスペースだ。第一次世界大戦の1919年。そんな不穏な空気の中でも、ドイツでは芸術と産業を結びつける機運が生まれ。芸術家や建築家が集まって工芸、写真、デザインの分野で人材育成のための教育機関として〈バウハウス〉が誕生した。ミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピウス、パウル・クレーと行った名だたる芸術家が、その運営に関わったことで世界中にその存在が知られている。残念ながら運営期間は短く、開校して14年後の1933年、ナチスによって閉鎖に追い込まれた。しかし、今でもその功績は語り継がれデザイン、建築の分野に影響を与え続けている。

今回の展示には「Found MUJI」のために2017年に〈ランドスケーププロダクツ〉の中原慎一さんがドイツを訪れ、その際の記憶や感動も込められている。「バウハウスと無印良品は学校と会社という違いはありますが、どちらも時代に求められる製品を作り出し、新しい生活スタイルを生み出そうとする点では共通している」と中原さんは話す。

どれが無印良品でしょうか?

往年のバウハウスの作品と〈無印良品〉のプロダクトを並べた斬新な展示。シンプルで飽きがこないなど、どこか共通している。
往年のバウハウスの作品と〈無印良品〉のプロダクトを並べた斬新な展示。シンプルで飽きがこないなど、どこか共通している。

展示では〈バウハウス〉の金属工房初の女性主任となったマリアンネ・ブラントの写真や照明器具、ウィルヘルム・ワーゲンフェルドの作品と共に、展示のテーマにあった〈無印良品〉のプロダクトがピックアップされ、バウハウスのプロダクトと共に並べられている。「〈バウハウス〉のデザインはシンプルかつ機能性を持たせているんですね。100年を超えた今、こうして〈無印良品〉と並べてみると共通点がありますね」とナナメさん。今回の展示のキュレーターを務めたシニアキュレーター鈴木潤子さんは「第一次世界大戦と第二次世界大戦の間という大変な時代に生まれたバウハウスという先駆的な総合芸術学校は、時代と国を超えて光を放っています。14年の偉業を美術館でも博物館でもない、このギャラリーから伝えていきたいと思いました」と語る。「決してスターデザイナーではないが、女性デザイナーとしての作品を後世に残すマリアンネさん。その背景を知るとますます作品が気になります」とナナメさん。

〈MUJI HOTEL〉でデザインを学ぼう。

2017年にデッサウを訪れた際に収められた写真をポスターに。
2017年にデッサウを訪れた際に収められた写真をポスターに。
日本ともゆかりの深いタウトについての本。
日本ともゆかりの深いタウトについての本。
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ギャラリーのある6階はホテルのロビーも兼ねている。ライブラリーやカフェ&バーなども併設され、ライブラリーの本棚には銀座やデザインにまつわる本も収集されていた。ショップもあり展示期間中には、展示内容と関連のあるプロダクトやここだけしか買えないオリジナルの商品が並ぶ。ショップ内にあるコラボ商品は銀座限定。渋谷生まれのお茶ブランド〈EN TEA〉の日本茶や〈沖縄ティーファクトリー〉の中国茶などが、オリジナルパッケージで販売されている。銀座のお土産としてもぴったりだ。

「Archives:Bauhaus展」

■2019年6月28日(金)〜2019年9月23日(月)
■東京都中央区銀座3-3-5 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gellery2
■10:00〜21:00
■入場無料

○ナナメ・チャン
大学時代から各地のアートフェアなどで通訳を始める。小器生活のギャラリーに勤めた後、コンテンポラリーアートの世界へ。東京のギャラリーへの入社を機に移住。各地で開かれている展示を回りきれないのが最近の悩みの種。

編集部
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