「戻りガツオの塩たたき」「帽子パン」「絶景カフェの優しいカレー」で食い倒れ!
2018.12.14

グルメ三昧/高知ひとり旅【後編】 「戻りガツオの塩たたき」「帽子パン」「絶景カフェの優しいカレー」で食い倒れ!

高知ひとり旅レポート2回目はグルメ編。坂本龍馬をはじめ、数々の幕末の偉人たちを産んだかつての“土佐藩”に降り立つと、歴史ファンでなくともアドレナリンが湧いてきて…、あれ? なんだかいつもよりお腹の空きが早いぞ? 幸運なことに太平洋に面する高知県は、常に新鮮な魚介類が手に入るグルメ天国。いざ、食い倒れ旅の幕開けぜよ!

城 リユア / ライター

「東京在住、ときどきベトナム。旅やライフスタイルを取材。下町にワンコと一緒に暮らし、撮影スタジオも営む。好きなものは焼き鳥とインドカレーと横丁」

城 リユア
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■高知駅前では、坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の銅像が未来を見据えています!

高知に来たなら、まずは「カツオの塩たたき」。

■2019年1/6(日)まで『チームラボ 高知城 光の祭』を開催中。

日本で唯一、天守閣だけでなく本丸の建物が現存する「高知城」。そこから歩いてすぐの場所にある〈平成浪漫商店街 ひろめ市場〉には、高知グルメやお酒などを楽しめるお店が70店ほど軒を連ねています。ここに来れば、サクッと“高知のうまいもの”にありつけるとのことで、早速向かいました。

■ひろめ市場の看板。

各店舗で購入したグルメやお酒を好きなテーブルでいただけるフードコートスタイル。市場だけあって敷地が広く周囲の賑やかな雰囲気に飲み込まれるので、ひとり旅でも窮屈さや淋さを感じることなく、とても居心地がいいです。

■〈やいろ亭〉前にて。

高知女子に「カツオのたたきが食べたい!」と伝えたところ真っ先に教えてもらったのが、こちらのお店。〈ひろめ市場〉の中にある〈やいろ亭〉です。大河ドラマででもおなじみの土佐弁で、写真の大将とお母さん(夫婦ではないそう)たちが温かく迎えてくれました。

「いま高知で人気の『カツオの塩たたき』を最初にはじめたお店だと言われてます」とお母さん。

「うちのタタキは高知で一番美味しいと勝手に思うちゅう」。

■やいろ亭の「カツオの塩タタキ」1500円(6切れ・2人前)。

待ってました〜! 口に運ぶと、幅1cm以上ある超肉厚カツオにまず仰天。

旅をした秋ははちょうど、餌をたっぷり食べて北海道近海から高知へと戻ってきた「戻りガツオ」の季節。一年のうちで最も脂がのってしつこくなりがちな味を、粗塩で締めることでより美味しくいただけるのだとか。大量のニンニクとワサビと一緒に食べるのが高知流。

■看板に注目!

軒先には、味への自信を覗かせる手書き看板が!「うん、あながち間違いじゃないなず!」と、初めて高知のカツオの塩タタキを食べた初心者に関わらず思ってしまうほどに、とにかく美味でした。

カツオのタタキは、藁で焼いて焦げ目をつけることで、こうばしい香りをまといます。火を通しすぎると味が損なわれるので、火加減は職人技。

火を通したあと、肉厚にカットしていきます。

カツオのお供はとにもかくにも、高知の日本酒! 「酒飲みの国」として知られる高知には18の蔵があり、比較的、辛口のキリッとした個性的な酒がそろっています。

酒のつまみは、〈ひろめ市場〉にある他店でも調達可能。筆者はくじらを使ったつまみが気に入りました。食いしん坊や呑兵衛には天国!

オシャレとはほど遠いカオスな雰囲気ですが、高知をひとり旅するなら(ひとり旅でなくても)、毎日でも通いたいスポット。昼も夜も営業しているので、本当に毎日通ってしまいました。

龍馬も愛した海、川、山、そして市街地を一望できるカフェ。

■「龍馬カプチーノ」420円。生クリームとシナモンが効いてます。

続いて訪れたのは高知駅からタクシーで約15分、五台山にある〈眺めのいいカフェ パ・ノ・ラ・マ〉。坂本龍馬が泳いだといわれる鏡川、彼が日本の未来に思いを馳せながら眺めたであろう太平洋、そして四国山脈、高知市街が三方ガラス張りの店内から望める絶景スポットです。

■窓の外には太平洋。

出迎えてくれた副社長の大西みちるさんは、「あくまで内装の主役は窓の外の絶景」と語りますが…高知市内でユニークなカフェや雑貨店を運営する現代企業社が手がけるとあって、インテリアは一風変わったものばかり。

こちらの木舟は、港町に東南アジアから流れ着いたものを発見しインテリアにしたもの。ほかにも県内の作家さんが手がけたインテリアや不思議な形のオブジェがいたるところに飾られています。すべて季節ごとに入れ替えるそう。

夜にはギターコンサートなども催され、高知のカルチャーシーンを支えています。

■慈悲深いスープカレーがじんわり染みる。

こちらで食べたいのは「五台山スープカレー」(850円)。ニンジン、タマネギ、レタスなど、たっぷり入った高知の野菜の甘さがスープに溶け出した優しい味にハッとします。スパイスはほんのりと香るだけ。カレーというより、なんだかポトフに近いイメージで、二日酔い気味の身体を慈悲深く包んでくれました。

■窓の外には龍馬が泳いだ鏡川!
■双眼鏡を発見。窓の外に高知城が見つけられるかな?
■五台山の頂上で、五台山を食べる⁉

カレーを平らげた後のデザートは、カフェが位置する五台山を抹茶のグリーンでイメージした「五台山シュークリーム」に決まり。中にはぎっしりとクリームが詰まっています。

■絶景と一緒にいただきます!
■カフェの上にある、五台山展望台からの眺め。

美味しいランチやスイーツとともに、龍馬さんたち幕末の志士が慣れ親しんだ海や川、そして山をこの目に刻みたいなら、絶対に外せないスポットです。

高知のご当地パン「ぼうしパン」発祥の地へ。

■UFOにも見える。

パン好き女子なら絶対に食べておきたいのが、高知のご当地パンとして名高い「ぼうしパン」です。つば付き帽子のようなユニークな形をしたそれは、昭和30年頃に誕生しました。特に40〜60代の高知県民にとっては子供の頃に給食で食べた懐かしの味だとか。

今回お邪魔した〈リンベル〉は、ぼうしパンが生まれた「永野旭堂本店」直営のカフェ兼パン屋さんです。

■工房の風景。

メロンパンを作る際に、偶然誕生したのがぼうしパンの始まり。現在では、ぼうしパンの為に作られた鉄板の上にパン生地をのせ、発酵した後カステラ生地をかけて焼き上げています。

■元祖!高知名物「ぼうしパン」135円。

表面はほんのり甘いサクサク食感、中にはふわふわのパンが隠れていて変化が楽しめます。カステラの生地でできた帽子のつば部分が特に香ばしい!

いまの季節には、「マロンホイップぼうしパン」(160円)、「カスタードクリームぼうしパン」(150円)、「ミニぼうしパン」(130円)などもあり、バリエーション豊かです。

「でかぼうしパン」(1100円)まで。誕生日会やお祝いに人気だそう。

リンベルには、ぼうしパンだけでなく、高知県民のノスタルジーをくすぐる懐かしのパンが揃っています。カフェスペースもあるので、ごゆっくり!

食べて、飲んで、胃袋がとにかく大忙しだった、グルメ天国・高知でのひとり旅。今週末にでも、ふらっと思い立ったら、食べるためだけでも、飛行機を予約する価値アリかと…!


〈ひろめ市場〉
■高知県高知市帯屋町2-3-1
■088-822-5287
■8:00〜23:00(平日・土・祝日)、7:00〜23:00(日曜)
■無休
https://hirome.co.jp/

〈やいろ亭 ひろめ店〉@ひろめ市場内
■高知県高知市帯屋町2-3-1
■088-871-3434
■11:30〜22:00(平日)、10:30〜21:00(日曜)
■定休日:ひろめ市場に準ずる
WEBサイト

〈眺めのいいカフェ パ・ノ・ラ・マ〉
■高知県高知市吸江210-1 五台山展望台2F
■088-861-3036
■10:00〜17:00、土・日・祝〜21:00
■無休
WEBサイト

〈リンベル〉
■高知県高知市永国寺町1-43
■088-822-0678
■7:00〜18:00
■日・祝休

「志国高知 幕末維新博」特別企画『チームラボ 高知城 光の祭』
■会期:開催中~2019年1月6日(日)
■高知県高知市丸ノ内1-2-1
■0120-156-507(平日9:00〜17:00)
■17:30〜21:30(最終入場21:00)
■無休
■入場料:大人1500円、中高生900円、小学生500円
公式サイト

城 リユア

ひとり旅中、毎日通った〈ひろめ市場〉。記事でご紹介した『カツオの塩たたき』はもちろん、カリカリ香ばしい屋台餃子にもハマりました。あの味を再び噛みしめるためにだけに、もう一度、高知へ行きたい!

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