1周年を迎える銀座エリア最大の商業施設。 〈GINZA SIX〉に新作アート登場!ダニエル・ビュレン作品が銀座をアートジャック。 LEARN 2018.04.04

銀座の新しいランドマークとなって、まもなく1年を迎える〈GINZA SIX〉。オープン時からSNSを中心に話題となり親しまれてきた草間彌生さんのカボチャアートはインパクト大でしたね!それだけに第二弾の作品が気になる人も多いのでは? 森美術館館長・南條史生氏によるプレス向けレクチャーでのお話を中心に、世界のGINZAの新たな顔となる新作アートをご紹介します。

8.7センチのストライプアーティスト、ダニエル・ビュレン。

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〈GINZA SIX〉のアート監修を務める森美術館館長・南條史生氏は、「日本を代表する街である、銀座エリア最大級の商業施設には、日本を代表するようなアートを持ってこなければならない」と話されました。そのような考えの中、オープン時に選ばれたのが草間彌生さんの『南瓜』。14個の紅白のカボチャはインパクトが大きく、SNSなどを中心に話題となりましたが、今回はその第二弾。

第一弾の草間さんと拮抗するような人でなければならない、そして国際性も魅せたい、ということで海外の作家が検討され選ばれたのが、日本とも縁があり世界中で活躍するフランス人アーティストのダニエル・ビュレン氏でした。

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今回、〈GINZA SIX〉の中央吹き抜け部分に現れたのは1,675枚の旗を使った巨大な作品でした。ダニエル・ビュレン氏のトレードマークは“8.7センチメートルのストライプ”。青、赤、白を使って作られたストライプの旗がきっちりと枠の中におさめられている姿は、幾何学的で美しい!

その場所でしか見ることができないアート。

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ダニエル・ビュレン氏はその下絵を見たときに「ムクドリの飛行のように」というタイトルが思い浮かんだそうです。

「傾斜のある面に、対角線を引くことで、全体的にダイナミックになる。さらに2色によってその面が分かれるため、1000匹もの飛行するムクドリが、一斉に向きを変えたときに、素早く色が変わるように見えるという状況を表している」(ダニエル・ビュレン インタビュー要約より引用)

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買い物中、見上げるとまさに鳥が羽ばたいているようなダイナミックなアートが頭上に広がります。

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楽しみ方のひとつに、買い物するフロアやお店から見る景色が少しずつ違うことがあります。見る場所によって立体に見えたり平面に見えたりと、たくさんの見え方があるので、さまざまな場所で試してみるのも面白いかもしれません。

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たくさんの見え方がある中からおすすめのひとつが、3階と4階をつなぐエスカレーターから見る旗だそう。正面から見るビシッと揃った旗の迫力が印象的でした。

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また裏側から旗を見下ろす角度もおすすめされていました。見上げるのとはまた違う見え方もぜひ確認してみてください!

銀座の街をアートジャック!

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そして今回は銀座の街とのコラボレーションも展開。吹き抜けの作品と連動したアートが約1,100mの銀座中央通りと〈GINZA SIX〉のエントランスをアートジャックしています!

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画廊がたくさんあったりショーウィンドウをアーティストがデザインしたりと、芸術との結びつきが強い銀座ですが、世界的に有名なアーティストの作品が街の中にあるというのが重要な活動だと南條氏は話されました。

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中央通りと外観の作品は5月6日まで、吹き抜けのアートは10月31日までの展示予定となっています。旗越しに見える天井の光や、旗がゆらゆらと揺れる様子。スタートした〈GINZA SIX〉の新作アートをぜひ体感しに出かけてみてください!

【GINZA SIX ダニエル・ビュレンによる新作アート】
作品名:ムクドリの飛行のように− GINZA SIXにて
サイズ:約9メートル×約19メートル
展示場所:GINZA SIX 2階吹き抜け
展示期間:4月2日(月)〜10月31日(水)予定

中央通りの作品
作品名:三角形を追いかけて−東京・銀座中央通りにて
期間:4月2日(月)〜5月6日(日)

外観の作品
作品名:GINZA SIXのエントランスのための三角形
期間:4月2日(月)〜5月6日(日)

【GINZA SIX 基本情報】
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1
電話:03-6891-3390
HP:https://ginza6.tokyo/
営業時間:ショップ・カフェ 10:30〜20:30、レストラン 11:00〜23:30
※一部営業時間が異なる店舗もあります
休館日:不定休
アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座」駅から地下通路にて直結

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