4年かけて実現した新しい飲食価値。 【東京・丸の内】未来の外食のスタンダードに?世界初、ロボットが作るパスタ〈エビノスパゲッティ〉がオープン! LEARN 2022.07.01

東京・丸ビルに6月30日にオープンした〈エビノスパゲッティ〉。なんと世界初のパスタ自動調理ロボットが作る、まったく新しいスパゲッティ店なんです。4年の試行錯誤を経て、満を持して導入に至った調理ロボットの秘密と、スパゲッティの調理方法、そして気になるその味を試食レポートします!

丸の内ビル地下1階にオープンした〈エビノスパゲッティ〉。パスタが疾走する姿を模したかわいらしいロゴマークが目印です。店内は漆喰の壁や木を使い、古民家風の温もりを感じる雰囲気のなかに、時折無機質なステンレスを組み合わせ「人×機械」の融合を表現したハイブリッドな空間。「懐かしいけれど洗練された」店内で、スパゲッティやシチリア産ワインなど、食事だけでもお酒だけでも気軽に楽しむことができます。

45秒で完成する、「速くて旨い」パスタの秘密。

注文を済ませると、店の奥からウィーンという機械音と共に4つの鍋がひとりでに動き出しました。パスタを作っているのは「P-Robo」と呼ばれるパスタ自動調理ロボット。開発に4年を費やし、満を持して今回世界で初めて〈エビノスパゲッティ〉に導入されたんだとか。「麺の茹で」「具材・ソースの供給」「調理」「鍋の移動・洗浄」という一連の工程を自動で行います。動き出して1食目が完成するのにかかる時間は約75秒、2食目以降はなんとわずか45秒で完成するというから驚きです。

ただ自動で調理するだけではないのが「P-Robo」のすごいところ。ソースを絡める工程では、高出力、高回転の組み合わせでムラなく均等に攪拌加熱を行うことで、ソースが煮詰まることなく短時間で麺にしっかりなじませることが可能に。ロボットにしかできない緻密な調理で、熟練のシェフの味を再現し、よりおいしくなるように研究されています。すべての仕上げをロボットに任せることなく、最後の盛り付け部分は人が行うのもポイント。

機械の正確さと人の温かみが融合した新しいスパゲッティ。そのお味は?

早速、看板メニューの「ペペロンチーノ(エビ・トマト・ルッコラ)」を試食。湯気をまとったできたてあつあつのパスタは、少しアルデンテ気味で歯切れよく、とてもロボットが作ったとは思えません。そしてどこを食べても均一によく絡んだソース、塩加減が絶妙でおいしい…!具材もゴロゴロ入っていて、満足感の高い一皿でした。

スパゲッティはイタリアンだけでなく、和洋折衷の8品のラインナップ。メニューごとにソースを絡める速度や茹で時間、加熱温度を調節し、それぞれのメニューに適した調理方法を実現しています。このクオリティが1分足らずで完成するとは、あらためて驚きです。

お好きなスパゲッティに、サラダ、パン(ガーリックorプレーン)がセットになった「エビノスパゲッティ定食」もボリューム満点。夜はシチリア産のワインと共に、おつまみやデザートなどと楽しむのもおすすめです。また、持ち帰りたい方向けに、テイクアウトメニューも販売しています。

丸の内 エビノスパゲッティ

未来の外食産業のスタンダードになるかもしれない、ロボットが作る新しいスパゲッティ。俊敏なロボットの動きとその味を確かめに、ぜひ足を運んでみてください。

〈エビノスパゲッティ 丸ビル店〉
■東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディングB1
■03-6812-2155
■11:00~22:30
■無休
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