オンラインで出会って、いつか会いに行く、新しい旅の形。 地元の方といっしょにオンラインで旅できる『おうち旅ルミネ meets 最上』。 LEARN 2021.05.19

『おうち旅ルミネ』は〈ルミネ〉が取り組むリモート旅行。オンラインで現地の人と会話をしながら旅をし、行きたい場所や会いたい人を見つける「旅じたくの旅」です。今までに、新潟県・佐渡島、群馬県・中之条を舞台に開催しており、第3弾となる今回のイベントでは、山形県最上地域の人々の暮らしを体験しました。雪で冷えた体を温める発酵食品を使った最上の郷土料理や、『おうち旅ルミネ』としては初めての温泉体験など、心温まる旅体験をレポートします。

「旅じたくボックス」といっしょに、山形県最上地域を旅する。

おうち旅ルミネ_山形県最上町-01

『おうち旅ルミネ』では、旅へ誘うわくわくを最大限に引き出すため、参加者の自宅に、現地の方の想いが詰まった「旅じたくボックス」が届きます。中には秘密の品と旅のかけらが入っていて、その秘密を紐解きながら最上でのアクティビティをオンラインで体験していきます。

旅じたくボックスの中には、秘密の品が8品入っていました。全て封がしてあるので「何が入っているんだろう?」「早く開けたい!」と、期待に胸をふくらませながら開始時間を待ちます。

舞台は、山形県の最上地域。1,000m級の山々や澄んだ川に恵まれ、日本有数の豪雪地帯としても知られています。雪で培われたからこそ生み出された独自のものづくりや食文化を地域の方といっしょに体験していきます。

冷えた体を温める発酵食品を使った最上の料理、自然素材を使った暮らしの雑貨を作るワークショップ、『おうち旅ルミネ』としては初めての温泉体験……など、盛りだくさんの内容。約3時間のリモート旅行へ出発です。

生産者の方のお話を聞きながら、先程の秘密の品を開けていきます。コメント機能を使って、感想を伝えたり質問したりもできるので、その場に訪れているかのような臨場感です。

発酵食品を使った雪国のごはんづくり。納豆汁に挑戦!

おうち旅ルミネ_山形県最上町-05

秘密の品の中には、芋がら・なめこ・味噌・山菜の水煮・納豆が入っていました。この食材で、最上の寒い冬に欠かせない郷土料理・納豆汁をつくっていきます。

納豆汁は、鍋と同頻度かそれ以上に食べるそうで、大量に作って大人数にふるまったり、数日かけて食べることも多いんだそう。

作り方は通常のお味噌汁と同様に、出汁をとって具材を入れていきます。ポイントは芋がらと納豆を入れること。

芋がらは里芋の茎を干したもので、お湯で戻してから、煮物や炒め物などに使用します。歯ごたえのある独特の食感で、昔から納豆汁に欠かせない具なんだそう。

納豆は潰してペースト状にし、味噌を加える前に入れます。細かくしたほうが舌触りが良く、包丁で刻むか、すり鉢でつぶしていきます。この納豆の潰し方に各家庭の特徴が出るそうで、親戚が集まったときに納豆を練る担当の人が決まっていることもあったんだとか。

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最後に味噌を入れ、味を整えて完成! 最上産の食材を使った、納豆汁をいただきます。

お味噌汁のホッとする味に加えて、納豆のとろみがぽかぽかと身体を温めてくれます。納豆のくさみも感じず、代わりに甘味や旨味を感じるお味。最上流に表現すると「うんめっ!」。納豆汁をおかずに、何杯もごはんが進んじゃいました。

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他の参加者の方が「先程の味噌で焼きおにぎりも作ってみた!」と、コメントしていたので焼きおにぎりもいっしょにつくってみました。これも様々な人といっしょに体験するリモート旅行ならでは。みんなで食卓を囲んでいるような気分で、とても楽しかったです。

雪国のてしごとを体験、山葡萄の樹皮を編んで作る箸留めづくり。

約5カ月間も雪に閉ざされる最上地域では、冬の間にあらゆる暮らしの道具を作ることがライフスタイルの一部だったんだそう。今回は、最上の自然が育んだ山葡萄の樹皮を使って、箸留めをつくりました。

リモートだけど温泉体験!? 肘折温泉を満喫し、乾杯。

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リモートで温泉ってどうやって体験するんだろう……?と、思っていたのですが、秘密の品の中には、タオルと温泉の素が入っていました。案内人の方と一緒に、温泉の入り口へと向かい、浴場の扉を開けると音声のみに切り替わりました。

温泉体験の20分間は、山形県大蔵村肘折温泉のポッドキャスト番組『湯治場ラジオ』といっしょに、開湯1200年の湯を楽しみます。

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お風呂で身体が温まったあとは、最後の秘密の品、地サイダーと地酒を片手に乾杯! お酒を飲みながら最上の伝統芸能である鹿子踊を鑑賞し、旅の締めくくりとなりました。

お話を聞いて、つくって、食べて、体験して……と、あっという間の3時間!ガイドブックだけでは知ることのできないような、温かいつながりやコミュニケーションができるのが『おうち旅ルミネ』の魅力です。地域の人から魅力をたくさん教えてもらったので、山形県最上地域を訪れたくなりました。

実際の旅に行く前にオンライン上で地元の方々と交流し、いつかまた行ける日が来たらこの旅を通じて出会った人に会いに行く。「旅じたくの旅」は、コロナ禍ならではの楽しみ方かもしれません。

『旅ルミネプロジェクト』
公式サイト

聴いて旅する幕の内弁当「おととめし」を期間限定で販売。

おうち旅ルミネ_おととめし

『旅ルミネ』の新たな取り組みとして、旅の声や音を聴きながら食べるお弁当「おととめし」を、ルミネ新宿店とデリバリーアプリサービス『menu』にて、期間限定で販売しています。販売期間は2021年5月23日(日)まで。

山形県最上地域の特産品を使用したお弁当を、オーディオコンテンツを聴きながら、付属のランチョンマットに沿って食べ進めることで、最上に暮らす人たちと出会える旅を体験できます。

「 聴いて旅する幕の内 おととめし」1,200円
■2021年5月23日(日)まで
■11:00〜20:00
※最新の営業時間はルミネ新宿公式サイトをご確認ください。
■ルミネ新宿 LUMINE1 B2 催事スペース
■デリバリーサービスアプリ『menu』でも販売
特設サイト

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