電車を見ながらこたつで、グビッと一杯。 JR両国駅“幻の3番線ホーム”で、熱燗&おでん!〈おでんで熱燗ステーション〉が期間限定で登場。 LEARN 2020.01.11

寒い冬に呑んべぇ女子が憧れるアイテムの代表格といえば…、熱燗、おでん、そしてこたつ! これらがまとめて味わえて、しかもその舞台が大相撲の聖地・両国駅の幻の3番線ホームという〈おでんで熱燗ステーション〉が2020年1月9(木)〜12(日)日まで期間限定で開催中。プレス体験会に行ってきました。

幻の3番線ホームにおでん&熱燗ブースがずらり!

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〈おでんで熱燗ステーション〉の舞台は幻の3番線ホームと呼ばれる、現在は使われてない両国駅ホームです。すぐ目の前をJR総武線の黄色い電車が行き交う様子を、赤提灯がぶらさがる昭和な雰囲気に彩られたホームから眺めつつ、冬の風物詩である熱燗とおでんを味わうことができます。

前回開催された際は公式サイトで販売する参加チケットが完売したほどの人気ぶりだったとか。

ホームの上にズラリと並んだ酒造会社のブース。さあ、どれから飲もう?
ホームの上にズラリと並んだ酒造会社のブース。さあ、どれから飲もう?

3番ホームに到着するとまず受け取るのが、おでんを入れる器、熱燗用のお猪口、熱燗&おでんの試飲&試食チケットがセットになったスターターキット。10種の熱燗と、1種類のおでんをいただくことができます。

こちらがスターターキット。
こちらがスターターキット。

味わえる熱燗は『全国燗酒コンテスト2019』で入賞した名酒ばかり。というのも、この〈おでんで熱燗ステーション〉は、世界最大にして唯一の熱燗専門コンテストを実施している全国熱燗コンテスト実行委員会が、「コンテスト入賞酒をより多くの人に味わってもらいたい」という思いから開催しているイベントなのです。

電車好きの“鉄ちゃん”でなくても胸が高まるロケーション。
電車好きの“鉄ちゃん”でなくても胸が高まるロケーション。
こんな感じで総武線の電車が入ってきます。電車×赤提灯がシュール!
こんな感じで総武線の電車が入ってきます。電車×赤提灯がシュール!

『全国燗酒コンテスト2019』入賞の熱燗を試飲!

(写真右)〈河武醸造〉(三重県)の「鉾杉 秀醇」(金賞)。
(写真右)〈河武醸造〉(三重県)の「鉾杉 秀醇」(金賞)。

いただけるお酒は、前半日程(1月9日&10日)と、後半日程(11日&12日)で入れ替わり、それぞれ10酒造の熱燗を楽しむことができます。

例えば『全国燗酒コンテスト2019』で最高金賞を受賞した〈月桂冠〉(京都府)の「月桂冠 樽酒」や、〈DHC酒造〉(新潟県)の「越乃梅里 特別純米酒」、〈大関〉(兵庫県)の「上撰 金冠 はこのさけ」などがラインナップ。

〈賀茂泉酒造〉(広島県)の「賀茂泉 山吹色の酒(金賞)」。
〈賀茂泉酒造〉(広島県)の「賀茂泉 山吹色の酒(金賞)」。

今年で12年目を迎える『全国燗酒コンテスト』。2019年は268の酒造から905点の出品があり最高金賞は54点(倍率約17倍)、金賞は210点(倍率約4倍)が選ばれています。

「とっ、とっ、とっ、と〜っ!」。
「とっ、とっ、とっ、と〜っ!」。

筆者が特にお気に入りだったのが、〈喜久水酒造〉(長野県)の「本醸造にごり酒 白貴天龍」。ふっくらとした米の香りと甘味、上品な口あたりがクセになる「にごり酒」で、日本酒に不慣れな人でも比較的飲みやすいかと。

〈喜久水酒造〉(長野県)の「本醸造にごり酒 白貴天龍」。
〈喜久水酒造〉(長野県)の「本醸造にごり酒 白貴天龍」。

接客してくれるスタッフは酒造会社の社員か、「きき酒師」の資格保有者なので気軽に日本酒について質問してみたいところ。近年は日本酒の海外輸出も増加しており人気が高まっていることから、外国人観光客にも熱燗を楽しんでもらおうと英語や中国でも対応しています。

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熱燗のおともは〈紀文〉のレトルトおでん。

「赤からおでん」。
「赤からおでん」。

熱燗と一緒に食べるのは、1人前ずつパッケージし温めるだけで出汁が自慢のおでんを楽しめる〈紀文〉の「ご当地おでんシリーズ」。計5種類から1つをセレクトします。

どのおでんにしよう?
どのおでんにしよう?
「静岡風おでん」。
「静岡風おでん」。

「関東風だし自慢おでん」「東京下町おでん」「静岡風おでん」「名古屋風味噌煮込おでん」「赤からおでん」の中から筆者が選んだのはこちら。

「名古屋風味噌煮込おでん」。
「名古屋風味噌煮込おでん」。

味噌ベースのおでん汁で煮込んだ大根、玉子、こんにゃく、牛すじ、焼ちくわが各2個ずつ、そこに八丁味噌を使用した仕あげ味噌を投入します。濃厚な味わいが魅力で熱燗がススミます。

おでん汁がしみた玉子。
おでん汁がしみた玉子。

熱燗をおでんの出汁で割って楽しむ「出汁割り」にトライするのもオツなもの。出汁7割、お酒3割の比率がベース。友達と一緒に行ってご当地おでんの出汁の違いを飲み比べすれば、より味わい深い体験となることでしょう!

両国駅ホーム上のおこたで乾杯。

まさかホームでこたつに入る日がこようとは。
まさかホームでこたつに入る日がこようとは。

幻の3番線ホームには「こたつマス席)」(12,000円も各回に3つ設置。貸し出しているはんてんを着用して、筆者も電車が隣のホームに入ってきた瞬間を撮影してみました。

夜は赤提灯がライトアップされより昭和感がアップします。

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ちなみに1月11日(土)には両国駅周辺を散歩してから〈おでんで熱燗ステーション〉に参加する特別プログラムも開催。墨田区観光協会両国観光案内所から出発し相撲部屋、吉良上野介邸跡、勝海舟の生誕の地などを訪ねます。

「電車が入りま〜す」
「電車が入りま〜す」

電車のホームで熱燗とおでんをいただくというかすかな背徳感と、銘酒の酔いにうっとりできるマニアなスポットで、新年の訪れに乾杯してみてはいかがでしょう?

〈おでんで熱燗ステーション〉
■2020年1月9(木)〜12日(日)
■JR両国駅3番線ホーム
■一般券:前売り券 2,500円(税込)/当日券 3,000円(税込)
こたつマス席:各回3席限定 12,000円(税込) ※4名分こたつ席を確保
両国まち歩きガイドツアー付前売り券:3,500円(税込)
参加費に含まれるもの:スターターキット(試飲券10枚、おでん1人前、お猪口)
※各開催時間までに購入が必要

■前売り券購入方法
こちらからお申込み(パスマーケット決済)
②両国観光案内所(JR両国駅隣接‐両国- 江戸NOREN内)
営業時間:11:10~19:30(1/1・1/2 休館)

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