「うなぎパイ」のメーカーが手掛けるキュートな犬のアイスケーキも。 レトロ懐かしい地方メーカーのアイス8選!旅行先でゲットすべし。 LEARN 2019.07.04

日々進化しているコンビニアイスに比べ、地方メーカーのアイスは、どこか懐かしい佇まい。子どもの頃、夏休みに食べたような、素朴な味わいのアイスに思いを馳せてみては。Hanako『ハワイ これからの、お気に入り。』「どこか懐かしい地方のアイス。」より、文筆家・甲斐みのりさんをナビゲーターにお迎えしてお届けします。

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1.【和歌山】〈玉林園〉のグリーンソフト

和歌山県のスーパーやSAなど幅広い場所で販売されている、袋入りソフトクリーム。石臼でひいた抹茶を使用。「コーンのフタがかぶせてある姿や、ソフトクリームを包む薄紙、アヒル柄の袋、どれもが絶妙に愛らしい。香りがよくさっぱりとした風味で、ぺろっと一つ食べられます」(甲斐さん、以下同)。10個入り1,800円(税込)。

〈玉林園〉
■073-473-0456

2.【群馬】〈シロフジ〉のアイスまんじゅう

昭和20年代から変わらぬ製法を続ける、和風アイスキャンデー。「アイスでまんじゅうを表現した、あんこ入りのアイスキャンデー。作っているのは、〈シロフジ製パン所〉というパン屋さん。最初はカチンと固いけれど、しばらく置くとほどよく食べやすい食感に。レトロなパッケージにも惹かれます」。10個入り3,020円(税込)。

〈シロフジ〉
■0277-53-5115

3.【三重】〈御福餅本家〉のお福アイスマック

三重県伊勢市で280年続く老舗和菓子店〈御福餅本家〉が作る、無添加のこしあんアイスキャンデー。「伊勢を旅したとき、スーパーや駅で販売しているのを見かけて食べてから魅せられて、旅の間、毎日食べたほどです。70年愛される菓子名のマックは、Merchant Adzuki beans Candyの頭文字」。10本入り2,500円(税込)。

〈御福餅本家〉
■0596-43-3500

4.【広島】〈巴屋〉のアイスもなか

映画『この世界の片隅に』の舞台としても知られる、広島・呉で、60年愛され続けるモナカアイス。味はバニラやレモンなど全14種類。「モナカは、厳選したもち米を使用し、香ばしく仕上げています。さっぱりとしたアイスクリームは戦後の貧しい時代から、地元の人たちの自慢のおやつ」。個包装110円~。15個セット1,700円。

〈巴屋〉
■0823-71-9032

5.【鹿児島】〈セイカ食品〉のジャムモナカ

「ボンタンアメ」でおなじみの食品メーカーによるモナカアイス。「最近、九州を旅する機会が多いのですが、このモナカアイスはスーパー、駅、商店など、どのアイス売り場にも並んでいるのを見かけます。まさに、九州を代表するアイス。アイスの中に、濃厚なりんごジャムが入っていて、旅の疲れを癒やしてくれます」。80円。

〈セイカ食品〉
■099-284-8181

6.【静岡】〈春華堂〉のチーキーワンワン

「うなぎパイ」でおなじみ、〈春華堂〉が作るアイスケーキ。「ホームパーティにも、手みやげにしても、場が華やぐアイスケーキ。チョコレートアイス、フランボワーズシャーベット、フランボワーズ入りバニラアイスの組み合わせも◎ チーキーとは、おちゃめでちょっぴり生意気という意味だそう」。φ12㎝ 3,800円。

〈春華堂〉
■0120-60-5678

7.【高知】〈久保田食品〉のメロン玉シャーベット

メロン味のシャーベットアイス。「子どもの頃、夏休みやプール帰りによく食べていた、メロン形の容器に入った懐かしい味。昔は中身を食べ終えたあと、お風呂で遊んだり、小物入れにしたり、大切にとっておいたものです。今は果物形容器のアイスを作る会社も随分と減り、貴重な存在に」。30個入り2,910円(税込)。

〈久保田食品〉
■088-862-0071

8.【福岡】〈ふくや〉のアルプスアイスキャンデー

「明太子でおなじみ〈ふくや〉は、戦後に店を開く前、〈アルプス〉という屋号でアイスキャンデーを販売していた歴史があります。そんな幻の味を復活すべく、創業70年の節目に復刻されたアイスキャンデー。6種類の味のほか、なんと明太子味も」。あまおう、小豆、ミルク、抹茶、ソーダ、甘夏の6種12本入り2,500円(税込)。

〈ふくや〉
■0120-86-2981

文筆家・甲斐みのりさん

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旅、散歩、手みやげ、クラシックホテルなどを主な題材に執筆。新刊に地方のアイスへの愛をつづった『アイスの旅』(グラフィック社)がある。

Hanako『ハワイ これからの、お気に入り。』特集では、おいしいひんやりスイーツを多数ご紹介しています!

1174Hanakoハワイ号

(Hanako1174号掲載/photo : Masahiro Tamura styling : Momoko Miyata illustration : Yu Tokumaru text : Chihiro Kurimoto edit : Marie Takada)

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