台湾でいまホットな「パリパリ」とは? 台湾で話題のリノベカフェ〈PARIPARI〉が、おしゃれで女子旅に欠かせない! LEARN 2019.03.09

台南で面白いものはない? と聞けば、皆の答えはただ一つ。「それはパリパリ!」。素敵なカフェもあるというが、一体何のこと?Hanako『やっぱり私は、お茶が好き。』「ほんわかやさしい気分になるなら。台南」よりお届けします。

台湾が恋した、「パリパリ」って何のこと?

台湾 PARIPARI

「台南に来たら忠義路(ジョンイールー)に行かなきゃ」と皆が言う。1階のショップ、2階のカフェ、3階の民宿を合わせて〈PARIPARI(パリパリ)〉と呼ぶ、4人のオーナーが経営するライフスタイル提案型施設のことだ。

3階は宿泊施設になっている。キッチンもあるので、夜市や屋台で台南フードを買って、備え付けのヴィンテージの器に盛り付けて夕食、なんてすてきな台南の夜をを暮らすように過ごすことも可能。1泊3,180元~。全2室。
3階は宿泊施設になっている。キッチンもあるので、夜市や屋台で台南フードを買って、備え付けのヴィンテージの器に盛り付けて夕食、なんてすてきな台南の夜をを暮らすように過ごすことも可能。1泊3,180元~。全2室。

台南でしか実現できない、デザインワールドへ。

50年前の古い建物をそっくりリノベーション。元のオーナーは日本帰りの病院経営者だったそうだ。石造りの階段や手焼きのタイルなど、職人技が光る当時のインテリアを上手に活用している。
50年前の古い建物をそっくりリノベーション。元のオーナーは日本帰りの病院経営者だったそうだ。石造りの階段や手焼きのタイルなど、職人技が光る当時のインテリアを上手に活用している。
台湾 PARIPARI

オーナーの一人がカフェと民宿のインテリアを担当する。タイル張りの壁などは50年前の建物を生かし、ヴィンテージ家具が置かれる。

台湾にも少しずつ増えているヴィンテージ好き。器などは北欧のものもちらほらと見受けられた。アンティークの水差しは光が映えるところに置かれていたり。その演出手腕は抜群だ。
台湾にも少しずつ増えているヴィンテージ好き。器などは北欧のものもちらほらと見受けられた。アンティークの水差しは光が映えるところに置かれていたり。その演出手腕は抜群だ。

まるで〝ベンダース〞や〝ジャームッシュ〞の映画の世界に入り込んだのではと思うような完璧なインテリアを目の当たりに、軽々しく「映える」なんて言葉は使えそうにない。なんと彼は予約殺到で、どうあがいても入れないほど人気な台北のおしゃれ火鍋店のデザインも担当した「時の人」だった。

台湾の素材をできるだけ使用したパウンドケーキやチーズケーキ、ティラミスなど、アメリカンタイプとフランス菓子を手作りしている。コーヒー豆は台南の有名ロースターのものを使用。右からパウンドケーキ90元、胡麻ラテ150元、ブルーベリーチーズケーキ110元。ラテには台湾の伝統菓子が付く。
台湾の素材をできるだけ使用したパウンドケーキやチーズケーキ、ティラミスなど、アメリカンタイプとフランス菓子を手作りしている。コーヒー豆は台南の有名ロースターのものを使用。右からパウンドケーキ90元、胡麻ラテ150元、ブルーベリーチーズケーキ110元。ラテには台湾の伝統菓子が付く。

ところで「パリパリ」の意味は?「台湾語でかっこいい、イケてる。語源は日本語だと聞いているよ」と言われたが、それって「バリバリ」なのでは? その答えは誰もわからない。

〈PARIPARI APARTMENT〉/忠義路

1階から3階までをまとめて〈パリパリ〉と呼ぶ。2階のカフェの大きな本棚には日本の雑誌や1980年代のLPレコードが飾られている。民宿は週末なら1カ月前の予約がベター。
■台南市忠義路二段158巷9號
■06-221-3266
■11:00~18:00 無休 
■34席(カフェ)

Hanako『やっぱり私は、お茶が好き。』特集では、おいしい台湾のお店を多数ご紹介しています。

Hanako『やっぱり私は、お茶が好き。』

(Hanako1170号掲載/photo : Norio Kidera text : Keiko Kodera)

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