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2022.08.04

J SONGBOOK 日本の音楽を学ぼう! 【私を創った音楽の歴史。】Rin音『耳なじみのいいJ-POPは、自分のルーツ』

令和の音楽シーンで活躍するミュージシャンたちは、どんな「日本の音楽」を聴いて育ってきたのか。記憶の最初にある音楽から、活動の原点まで、そのルーツに迫ります。今回は、Rin音さんにお話を聞きました。7月28日(木)発売Hanako1211号「J SONGBOOK 日本の音楽を学ぼう!」よりお届けします。

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自分がどんな音楽を聴いてきたのか記憶を辿ると、最初はRIP SLYMEさんとかKREVAさんだったと思います。5歳ぐらいの頃かな?父の車の中で、よく流れていたんです。当時、歌詞はわからなかったけど、言葉の語呂合わせみたいなものが気持ちよくて。聴こえてきたまま、真似してずっと歌っていました。

RIP SLYME『黄昏サラウンド』/2004年発売。歌っていて“口の周りの気持ちよさ”を感じていたという。メロウなムードが心地いい楽曲。
RIP SLYME『黄昏サラウンド』/2004年発売。歌っていて“口の周りの気持ちよさ”を感じていたという。メロウなムードが心地いい楽曲。
MAN WITH A MISSION『BeefChicken Pork』/2014年発売。「HASTA LA VISTA」を目当てにレンタル。英語の歌詞とメロディがハマる感覚に新鮮さを覚える。
MAN WITH A MISSION『BeefChicken Pork』/2014年発売。「HASTA LA VISTA」を目当てにレンタル。英語の歌詞とメロディがハマる感覚に新鮮さを覚える。
RIP SLYME『黄昏サラウンド』/2004年発売。歌っていて“口の周りの気持ちよさ”を感じていたという。メロウなムードが心地いい楽曲。
MAN WITH A MISSION『BeefChicken Pork』/2014年発売。「HASTA LA VISTA」を目当てにレンタル。英語の歌詞とメロディがハマる感覚に新鮮さを覚える。

小・中学生の時に聴いていたのは、流行りのJ-POP。GReeeeNさんにAKB48さん、湘南乃風さん…。僕は音楽を聴く時、メロディから先に覚えて歌詞は鼻歌程度だったりするんですけど、GReeeeNの「冬のある日の唄」は特有のグルーブ感も含めてすごく好きな曲で、歌詞を全部覚えて歌っていたほど。でも、いわゆる“音楽好き”ではなかったんですよね。音楽を聴くといっても、ネットに上がっていたMVとかを無料で楽しむぐらいで。それが高1の時にMAN WITH A MISSIONさんにハマって、初めてCDをレンタルしました。『Beef Chicken Pork』っていうアルバムだったんですけど、これで音楽の奥深さを知ったというか。ネットで聴けていたのは代表的な一部の曲で、アルバムにはほかにもいい曲がたくさん入っている。「音楽って面白い!」と思ったんです。ただ、「音楽最高」とまではいかなくて…。

それが大きく変わったきっかけは、ヒップホップのMCバトルでした。高3の時には自分でもやるようになるぐらいハマって、そうなると音源も聴き込むように。とくにニコニコ動画発祥の“ニコラップ”とも呼ばれていた電波少女さんとかJinmenusagiさんの曲には、ラップらしさに加えてキャッチーな部分もあって、僕の好きな音楽の要素が詰まっている感じだったんです。そんなふうに高校の終わりから大学にかけてヒップホップに傾倒する一方で、米津玄師さんのようなJPOPも変わらず聴いていました。僕は大学1年の時から楽曲制作を始めましたが、フリースタイルバトルをやってきたから、即興で新しいメロディやフローが浮かぶことが多くて。そんななかでも自分のルーツとして確実にあるのがJ-POP。意識はしていないけど、作風にはその影響が滲み出ている気がします。

【J SONG HISTORY】

□RIP SLYMEやKREVAからラップ特有の語呂合わせの気持ちよさを感じる。
□MAN WITH A MISSIONにハマり、アルバムをレンタル。初めて音楽にお金をかける。
□ラップの音源を掘るなかでも、ニコラップ出身の電波少女やJinmenusagiに惹かれる。

Profile…Rin音(りんね)

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1998年生まれ、福岡県出身。18歳からラッパーとして活動。フリースタイルバトルで頭角を現し、大学在学中の2019年にファーストEP「film drip」を発表。2020年にリリースした「snow jam」のヒットで注目を集める。新曲「Ironic signal 」が、各種音楽ストリーミングサービスで配信中。8月20日から、「Rin音 Tour2022 haunted house」を開催。

(Hanako1211号掲載/photo : Yoshikazu Shiraki hair & make : Aya Oki text : Nami Hotehama)

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編集部 / Hanako編集部

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