風水師×占いエディターが対談!vol.1 2019年振り返り&2020年開運ポイント・過ごし方とは?「種を蒔いたものが実になる」。 LEARN 2019.12.31

令和の時代を迎えて、はじめての新年がやってきます。今年の振り返りと来年の過ごし方を、想李家幽竹さんと青木良文さんに聞きました。Hanako『幸せを呼ぶ、神社とおてら。』「2020年、参拝すべき神社はどこですか?」よりお届け。

2019年はどんな年だった?

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青木良文(以下、青木):2019年は「令和」になった節目の年でした。

李家幽竹(以下、李家):そうですね。風水的にも2019年は「土」の年。土壌や地盤をきちんと作らないといけない、自分自身の「変化」がキーワードになる1年だったといえます。

青木:変化とは具体的にどういうことがあればよかったんでしょう?

李家:なんでもいいんですよ。ひとつでも、自分は変わったなと思うことがあればいい。まだ成果がでていないことでもいいんです。新しい資格をとろうと勉強をはじめたとか、引越しをしたとか。恋人ができたとか結婚を決めたなどでもいいですね。日々の生活の中で、目標を持ってこれまでとは違うステージをみつけることができたかどうかが鍵になります。

青木:……あの、もしこの2019年中に変化を実感できていない方がいた場合は、どうすればいいのでしょうか!?

李家:この対談が掲載されるHanakoはいつ発売? これをお読みになっている方が、もしまだ12月か1月中なのであれば、間に合います(笑)。小さいことでもいいので、何か自分の中に変化の種をみつけて、それを2020年に実らせようと意識してみてください。それだけでも変わるはずです。あとは、青木さんがおっしゃったように2019年は元号が変わりましたから。個人的に変化をしたという意識がなくても、時代が「令和」になったという外的な大きな変化の流れをみなさん受けとっている。そういう意味では、2019年の改元はとてもいい影響を与えてくれていると思います。

青木:なるほど。

李家:変化を怖いことだと思っている方もいるかもしれません。このままでいい、現状維持でいきたいと。でも、変化をしないと運も生まれないんです。変わりたいと思う気持ちがいい運気を招く。逆に、変わらないで、このままでいたいと頑かたくなに思っていると衰退がはじまってしまいます。そもそも、この世のほとんどの人は「今のままでいい」と思うほど完璧に幸せじゃないでしょ?(笑) よりよくなりたいと願うことは必ずあるはずです。

青木:確かに(笑)。よりよくなるための見直しができているといい、と。

李家:それが2019年にできていて、いい土壌に種が蒔まかれていれば、2020年は大きな実りが生まれますよ。

2020年はどんな年になるの?

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李家:2020年は「金ゴン」の気を持つ「七赤中宮年」です。「金」というとイコール金運と思ってしまいがちですが、それも含めた本当の豊かさをどう感じることができるかが開運のポイントになります。

青木:2019年の変化がどう影響するんでしょうか。

李家:変化したことが、いよいよ熟成され、実るのが2020年になります。そこで大事なのは自分が満足し、楽しみや喜びに満ちて生きているかどうか。豊かさって先ほども言いましたが、お金があるかないかだけじゃないと思うんです。友人たちや家族との関係、健康、仕事、時間の使い方……そこに充実があふれているかどうか。それによって、実りは大きくも小さくもなってしまいます。

青木:どうすればより大きく実らせることができるのでしょう。

李家:自分が幸せだと感じる充実の箱をいくつも用意しましょう。日常のくらしの中のささやかな豊かさでいいんです。食べたかったおいしいものを食べる、仲間と集まり楽しい時間を過ごすなど、小さな充実の箱がそれで満たされてあふれると、それが心の土壌を育て、大きな実りとなり返ってきます。「金」の年は自分が満ちること、自分の幸せが肝心。報われないとか満たされないという、欠けている心があると実りを得ることもできません。

青木:そういう時には、神社へ参拝に行くのもいいのでしょうか。

李家:はい。神社やパワースポットなどよい気が流れている場所へ行くことも、実りをより熟成させ、運気を増幅させてくれます。ただ注意したいのは、種は自分でもっていかないとダメだということ。漠然と、ただうまくいかないからとすがる気持ちで行くとか、神社へ行けばなんとかしてくれるはず……という甘い考えはNG。「こうなりたい」「これを実現したい」と、自分の幸せは何なのか明確になっているほどご利益を授かれるはずです。

青木:うまくいかないから神頼みしよう……ではダメってことですね。

李家:そうですね。自分の道は自分で決めること。「金」の気は、希望をもたらす「光」の気でもあります。もし今、闇の中で悩んでいるとしても、2020年にきちんと自分の中で「光」をみつけることができれば、心も運気も大きく満ちていくと思いますよ。

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風水師・李家幽竹/韓国・李朝の流れをくむ唯一の風水師。近著に『李家幽竹の開運風水2020』(世界文化社)。風水の人材育成や聖地復活プロジェクトにも熱心に取り組む。

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占いエディター・青木良文/『フィガロジャポン』などでファッション・占いの企画を手がける。『VERY』のwebサイトで自ら占う「あおきさん占い」を連載中。神社巡りはライフワーク。お気に入りは青森の岩木山神社。

Hanako『幸せを呼ぶ、神社とおてら。』特集では、おすすめの神社とお寺を多数ご紹介しています!

1180号

(Hanako1180号掲載/illustration : Natsuki Kamino, Yu Tokumaru text : Kana Umehara)

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