親子3人で守る、街の笑顔。【自由が丘】創業70年を超える老舗和菓子〈大文字〉の変わらない味。
2019.11.30

親子で守る、愛され続ける味。 親子3人で守る、街の笑顔。【自由が丘】創業70年を超える老舗和菓子〈大文字〉の変わらない味。

自由が丘という街で世代を超えて愛されている老舗和菓子店。店から見守ってきた街の変遷を店主に語ってもらいました。Hanako CITYGUIDE『自由が丘 百科事典』「変わりゆく街と変わらないお団子の味。」よりお届け。

編集部 / Hanako編集部

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父と息子、親子3人で守る創業当時から変わらない味。

惣菜や婦人服の店が連なり、レトロな雰囲気漂うアーケード街「自由が丘ひかり街」。3代続く和菓子店〈大文字〉は商店会、建物の設立時からこの場所で、自由が丘の変遷を見守ってきた。

店頭には約30種類の和菓子が並び、老若男女の客が次々と訪れる。看板商品は焼いてからみたらしあんをかけた焼だんご 110円。
店の奥に厨房がある。現在の建物になって62年だが、創業してからは70年を超える老舗。
丁寧にあんこを炊く2代目の敬四郎さん。

「オープンした時のことはよく覚えています。昔はスーパーがない時代だから、生鮮食品や佃煮、練り物とかのお店がいっぱいあって、今よりもにぎわっていました。綺麗な街ではなかったけど、映画館など娯楽も充実していて、人が集まる街でしたね」と、2代目の大橋敬四郎さん。もともと個人店が多くこぢんまりとした街だったが、〈大丸ピーコック〉や〈東急〉など大型店が次々と増え、街が広がって、変化を遂げた。

「周辺エリアで東横線と大井町線が重なる駅は自由が丘だけ。ターミナル駅として人も店も集まって、40年くらい前に大体のものがそろう街になりました。人が集まった結果、流行りが生まれて、〈私の部屋〉をきっかけに〝雑貨の街〟、その後は〈モンサンクレール〉などの影響で〝スイーツの街〟と呼ばれるように。この10年で観光地化して、最近は海外からの客も増えました」と、3代目の大橋陽一郎さん。

街が発展する一方で商売をたたむ店も増えた。〈大文字〉も一時は閉店することも考えたが、12年前に陽一郎さんが家業を継ぐことを決意。今では弟の貴之さんも加わって、家族3人で店に立つ。

祝いの席に欠かせない 赤飯600円(各税込)。

「お客さんのことを考えるとやめられないと思ったんです。何代にもわたって通ってくれて生活の一部になっていたり、誕生餅や赤飯を通してたくさんのお祝い事にも関わってきましたから」と陽一郎さん。

日々の暮らしや祝い事に寄り添ってみんなを笑顔にしてきた和菓子。

人生の節目や思い出を彩ってきた〈大文字〉の和菓子。創業当時からの味を守り続け、これからもその思いは変わらない。
「おいしくするための工夫はしつつ、親父がやり続けてきた当たり前のことをやるだけです」

使い込まれて年季の入った道具。

今後、古いビルの建て替えなどで街は変わるかもしれないが、そのなかでも変わらない、〝自由が丘らしさ〟はこうして残っていく。

〈大文字〉

■東京都目黒区自由が丘1-27-2 自由が丘ひかり街1F
■03-3717-7701
■10:00~19:30 水休

Hanako CITYGUIDE『自由が丘 百科事典』では、自由が丘の楽しみ方を多数ご紹介しています!

(Hanako CITYGUIDE『自由が丘 百科事典』掲載/photo: Mizuho Takamura text: Rie Ochi)

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