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2018.09.27

「伊太利亜 ミラノ村からBuongiorno!」第1回 太陽とテーブルさえあればいい!夏の一杯の楽しみ方。

人生の転機でミラノへ引越しした元築地OLによる、伊太利亜通信。早いものでイタリアの夏も5回目を迎えました。街を駆けまわるのが大好きな好奇心旺盛の食いしん坊が、意外と田舎でミニサイズの愛すべきミラノから、リアルな日常をお届けします。第1回は、外飲みが気持ち良いこの季節ならではの特集です!

みんな外が好き。カフェも食事も、アペリティーボ (ハッピーアワー) も!

本来、アペリティーボは “食前酒” を意味しますが、最近、若者たちは「ちょっと一杯お酒を飲もう!」の意味で「アペリティーボしよう!」などと、この言葉を使います。夕食は一般的に20時半頃から、と始まるのが遅いイタリアですが、17時頃から始まるこのサービスを利用してお酒を片手に同僚や仲間とおしゃべりをするのが彼らの楽しみです。

通常、ドリンクを1杯頼めば、ハムやチーズ、オリーブの実、ポテトチップス、などがお皿に盛り付けられてきますが、お店によっては夕飯レベルの料理を食べられるところも。だいたい8ユーロから12ユーロ(約1,040円~1,560円)でグラス1杯のお酒と軽食が楽しめるのだから、学生にも人気!気軽に立ち寄れます。

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このお店 〈Fonderie Milanesi〉では、19時から、と遅めのスタート。10ユーロ(約1,300円)でアペリティーボができます。約10種類の手の込んだ料理が大皿に盛られており、ビュッフェスタイルで好きなおかずを各自、自由に取ることができるんです。

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私のお気に入りは、醤油ベースの味付けがされた米粉の麺。自分でも作ってみようかと画策するも、なかなかあの味は再現できず……。

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21時半頃まで明るいこの季節は、やはり緑が気持ち良い中庭の席が最高です。日没までの明るさを楽しまない手はありません!大人気なので予約は必須(なのですが、ちっとも電話に出ないため予約が取りづらいお店として有名です)。もちろんここでも蚊には悩まされましたが……。

ベランダ席が密集するデ・アンジェリ地区。

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ミラノの西側に、美味しく食べられる飲食店が点在するエリアがあり、この辺一帯のお店にはそれぞれ決まってベランダ席が用意されています。店内は冷房が効いていて快適なはずなのに、ガラガラ。暑いし蚊もいるベランダ席のほうが人気で既に埋まっている、なんていうのもお決まりごと。

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車やトラムの通りに面してはいるのですが、お店ごとにガラス張りの小屋のような造りになっているため、解放的でありつつ落ち着きは確保されているのが嬉しいですね。まるで、並木道に佇む“離れ”のような特別な空間。その飲食店群の中に最近登場したこのお店 〈Lievità〉 は、今年3月にイタリアの人気料理番組で特集され、たちまち話題を呼んでいます。

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私が注文したピスタチオベースのピッツァは、荒削りのチーズがふんだんにかけられ、レモン汁で味付けがされた逸品。生地もモチモチで最高!こだわりのビールとの相性も抜群。もちろん、一番乗りしてベランダ席でいただきました。20時にはこの席を待つ人達で混みあっていましたよ。

夏季限定のスイカ屋。

近所の広場に夏だけ店開きする、知る人ぞ知る果物バーがあります。内緒にしておきたいお気に入りの場所なのですが……。

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一見、アジアの屋台にでも来たかのような雰囲気を醸すこのお店、新鮮なスイカをその場で食べさせてくれることで有名な、その名も〈Anguriera〉(スイカ屋)なのですが、何を隠そう、フルーツミックスジュース「Frullato」が美味しいんです。

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おすすめの飲み方は、ミルクを混ぜた飲み方。果物の酸味とミルクのハーモニーが「Buono (美味しい)」!大きめのコップに注がれて、1杯5ユーロ(約650円)。今年も6月にオープンしてからさっそく数回通っちゃいましたが、でも、毎回味が違う!(驚)スイカの割合が多い日、スイカがほとんど入らず他のフルーツの味がする日。

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それから、見た感じの色味もその日の混ぜ合わせによって異なり、さらにはオープンの時間も店主のおじさんの都合次第。一応朝の10時からとなっていますが、11時すぎにオープンすることも…(笑)自由な営業スタイルです。なんと、ミラノでは珍しく深夜2時過ぎまで営業しているというので、飲みに行った帰り道にフルーツでビタミンCを摂ったり、寝苦しい夜にスイカを食べて涼んだりするのも良いですね。

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スイカも一切れ5ユーロ(約650円)で食べられます。ちなみに、ここイタリアではなんとスイカはピッツァと同じく、フォークとナイフを使って食べるんです。種も気にせずゴクリ。国が変われば当然文化も変わる。日々新たな発見ばかりで、常にカメラを構えておりますよ。

~今回ご紹介したお店はこちら~

〈Fonderie Milanesi〉
■住所:Via Giovenale 7, 20136 Milano
■アクセス:メトロM3「Missori」駅近く「Piazza Missori Corso Italia」よりトラム15番に乗り換え、「Porta Lodovica」下車徒歩3分。またはメトロM2「Porta Genova」駅から徒歩19分
■営業時間:19:00~2:00(日曜日のみ12:30~15:30、19:00~1:00)
■定休日:月曜日
※予約は前日までの営業時間内に、直接お店でされることを強くおすすめします。
※門の前でインターフォンを押して扉を開けてもらってください。一番奥の突き当たりにお店があります。

〈Lievità Ravizza – Pizzeria Gourmet〉
■住所:Via Carlo Ravizza 11, 20149 Milano
■アクセス:メトロM1「De Angeli」から徒歩3分
■営業時間:12:00~15:00、19:00~0:00
■定休日:なし

〈Anguriera di Piazzale Brescia〉
■住所:Piazzale Brescia 14, 20149 Milano
■アクセス:トラム16番「Piazzale Brescia」下車徒歩1分。またはメトロM1「Amendola」から徒歩8分
■営業時間:10:00~2:15
■定休日:なし

静谷 麻衣
静谷 麻衣 / ライター

「いままでに訪れた国、約35カ国。イタリアに住んでからというもの、太陽が照りつける真夏の海で泳ぐことが何よりの楽しみとなりました!(Instagram @shizuraaa)」

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