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2018.08.16

こころの自由を考える。 歴史を学ぶ旅へ。創建150年を超える美しい教会。長崎〈大浦天主堂〉の魅力と歴史とは?

2018年6月30日「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録された。キリスト教伝来から450年余り、日本のキリシタンの軌跡を学ぶ好機に、真のこころの自由を考える旅に出ませんか?

長崎の〈大浦天主堂〉から、真のこころの自由を深く学ぼう。

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創建150年を超える美しい教会は禁教時代末期に築かれ、訪れた潜伏キリシタンと司教が出会った「信徒発見」の奇跡の教会として世界に知られる。信仰を導く神父不在の2世紀半を経てなお、日本に信徒を見出した神父たちの驚きと感動は想像に難くない。長崎のシンボル〈大浦天主堂〉。正面の「天守堂」の文字は、禁教の約250年を経ても潜伏キリシタンに意味がわかるようにと日本語で記された。

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ローマ法王の命を受けたパリ外国宣教会の神父等が設計、天草の日本人棟梁が施工し1865年献堂。1597年に殉教した「日本二十六聖人」に捧げられた教会。当初は禁教中ゆえ外国人のために建造された。写真は、原爆投下にも耐え残った〈大浦天主堂〉内観。訪れた潜伏キリシタンの女性が「サンタ・マリア御像はどこに?」と尋ね、祈りを捧げたという「信徒発見のマリア像」は今も堂内の右の小祭壇に飾られる。

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夕刻にはステンドグラスの光がより一層美しく輝く。

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天守堂の入り口で海のほうを向く白亜の「日本之聖母像」は、1597年、日本で初めて処刑された「二十六人聖人の殉教」の処刑地、西坂の丘を望む。

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その後も明治初期まで続くキリシタンの殉教と迫害の歴史はあまりにも知られていない。2018年4月、教会堂脇の2つの歴史建造物を改装し〈大浦天主堂キリシタン博物館〉が開設され、館内には、潜伏キリシタンと宣教師らの遺物や歩みが展示されて興味深い。時を経た今、自分自身は心の自由を大切にできているだろうか。ひとり旅は、自分とゆっくり向き合う貴重な時間を与えてくれる。

〈大浦天主堂・キリシタン博物館〉
■長崎県長崎市南山手町5-3
■095-801-0707(キリシタン博物館)
■8:00~18:00(最終入館17:30)/無休
■入館料:1,000円

(Hanako1160号掲載:photo : Kenya Abe map : Itsuko Suzuki text & edit : Chiyo Sagae)

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