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2022.11.17

人や住む場所の数だけ全く違う選択がある。 小野真弓さんインタビュー。住まいを変えて出会った、新しい私の話。|働く女性のための転機の準備

人生の転機を考えたときに避けては通れない「どうやって働くか」、そして、「どこに住むか」。今回は、10月28日発売「正しく整う大人のリゾート 温泉&サウナ」特集より「住むところ編」をお届け。40歳を前に、都心から木更津へ移住したのはタレント・小野真弓さん。居住環境の今の理想と現実を見つめ、転機のヒントを探ります。

移住で都心から離れたことで、 人生の軸になるものが見つかった。

庭で花や野菜を育てている。「夏の間は、トマトと茄子が豊作でした」
庭で花や野菜を育てている。「夏の間は、トマトと茄子が豊作でした」

「周りに郊外へ引っ越すと話すと、だいたい『結婚したの?』というリアクション。悪気があるわけではなく、地方移住にはまだそういうイメージがあるのでしょうね」
そう話すのは、コロナ禍直前に千葉県の木更津へ単身移住した小野真弓さん。天真爛漫な笑顔は健在だ。
「『さみしくないの?』と言われたりするけれど、実際そんなことはなくって(笑)。結婚して子供を持つ生き方の幸せや苦労もあると思うし、『素敵だな』と思うのですが、私自身にはあまり願望がないんです。『みんなそうしているから』という理由で無理に合わせてもいつか歪みが生まれると思うんですよね」と小野さん。それまでは東京の中目黒で暮らし、友人たちと気軽に飲みに行く生活を満喫していたそうだが、どうして移住を決めたのだろうか。

保護団体と協力して、地域猫の保護活動や預かりボランティアを行っている。保護した地域猫が妊娠していたそうで、自宅で出産した3匹の子猫の世話をし、引き取り先を探している。
保護団体と協力して、地域猫の保護活動や預かりボランティアを行っている。保護した地域猫が妊娠していたそうで、自宅で出産した3匹の子猫の世話をし、引き取り先を探している。
黒ぶちの猫は実は友人の飼い猫。「よくお泊まりしていくんです」と小野さん。
黒ぶちの猫は実は友人の飼い猫。「よくお泊まりしていくんです」と小野さん。
保護団体と協力して、地域猫の保護活動や預かりボランティアを行っている。保護した地域猫が妊娠していたそうで、自宅で出産した3匹の子猫の世話をし、引き取り先を探している。
黒ぶちの猫は実は友人の飼い猫。「よくお泊まりしていくんです」と小野さん。

「40歳を前に、芸能の仕事以外で人生の軸になるようなこと、やりがいを感じて追求できることを見つけたいと思ったんです。それで自分の気持ちと向き合ってみて、もともと好きな動物たちとの関わりを深めていきたいと考えるようになりました」
そうして当時から飼っていた2匹の愛犬と一緒に暮らす庭付きの家を郊外に探し始めた。同時にA級トリマー、動物介護士などの資格を取得。移住を意識してから1年ほどで木更津に住まいを移し、より積極的に保護活動を開始した。今は2匹の犬と2匹の猫、さらに保護した猫たちと共に一軒家で暮らしている。
「私の住まいの条件は、庭があり、都内にも通いやすく、災害的にもリスクの少ないところ。自分でネット検索して探しました。実際に暮らしてみると、新鮮な食材がスーパーで手に入るし、近所には動物を飼っている人も多くてコミュニティもあって、私にはぴったりでしたね」
地域猫の保護活動に参加したり、愛犬仲間と地元のドッグランに行くなど、すっかりこの地になじんでいる様子だ。

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このままずっと木更津で暮らしていく予定なのか聞いてみると、軽やかな答えが返ってきた。
「今の暮らしが気に入っているのでできるだけ長く住みたいなと思っていますが、未来のことはわからない。移住して本当にやりたいことの柱ができたので、どこへ行っても『なんとかなるでしょ』という気持ちです」
地方移住に興味を持って迷っている人に、声をかけるとしたら?
「『もしも失敗しても、それを糧にするパワーがあれば大丈夫だよ』と伝えたいですね。土地や住まいとの相性もあるし、必ず合うとも限らない。心がブレーキをかけるならその声に耳を傾けるべきだけど、ハッピーな暮らしが想像できたら、思い切って移ってみると楽しいですよ」

タレント・小野真弓
おの・まゆみ/CMで見せた明るい笑顔でブレイク。グラビアやバラエティ番組で活躍し、女優としてもドラマや舞台などの作品に多数出演。

小野さんが住んでみて感じた、メリット・デメリット。

メリット「食材が安いだけじゃなく、生き生きしていておいしい」
徒歩圏内には大型スーパーも。「野菜や魚介類が新鮮で種類豊富なんです。近くの養鶏場で、産みたての卵を買うことも」

デメリット「車移動なので都内に出るとき、交通状況に左右されること」
都内に出る予定の日は、天気予報と交通情報をこまめにチェック。「1時間前に現場に着くように家を出発するようにしています」

photo:Yu Inohara text:Rio Hirai, Ayako Nozawa(FIUMEInc.)

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編集部 / Hanako編集部

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