ぼる塾の田辺さんが、憧れの茶道に挑戦! LEARN 2022.10.06

茶道はいつか身につけたい作法の一つだけど、お稽古を始める前にまずは客人としてお茶会に招かれたときの振る舞い方を知っておきたい。お茶にもハマっているお笑い芸人、ぼる塾の田辺智加さんの茶道体験レポート。

茶室に入る前から出るまで、茶道にはさまざまな決まりがある。初心者でも気負わず体験できる茶席が〈神楽坂 和茶〉で開かれていると聞いて、お笑いカルテット「ぼる塾」の田辺智加さんが参加することに。

たなべ・ちか/お笑い芸人。1983年生まれ、千葉県出身。TBS『ラヴィット!』で月曜レギュラーを務めるなど、テレビ番組で活躍する。Hanako.tokyoではコラムを連載し、幅広いスイーツ知識を発信。
ワンピース(AS KNOW AS olaca 10120-713-906)
たなべ・ちか/お笑い芸人。1983年生まれ、千葉県出身。TBS『ラヴィット!』で月曜レギュラーを務めるなど、テレビ番組で活躍する。Hanako.tokyoではコラムを連載し、幅広いスイーツ知識を発信。
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スイーツの女王とも称される田辺さんは、お供にするお茶にも興味津々。「おいしい抹茶を点ててみたくて、京都で抹茶碗を手に入れました。ちょうどこの前、ぼる塾メンバーに振る舞ったのですが、かなり自己流だったので今回はお勉強したいです!」(田辺さん、以下同)

【お道具】参加する服装は洋装でも和装でもいいが、白い靴下、懐紙、扇子はマスト。
〈神楽坂 和茶〉では貸し出しや販売も行っている。ネックレスや指輪など、茶碗に触れてしまうアクセサリーは外しておこう。
【お道具】参加する服装は洋装でも和装でもいいが、白い靴下、懐紙、扇子はマスト。
〈神楽坂 和茶〉では貸し出しや販売も行っている。ネックレスや指輪など、茶碗に触れてしまうアクセサリーは外しておこう。

〈神楽坂 和茶〉では、茶室を囲む土間に寄付(よりつき)と待合を兼ねたスペースが設けられている。白い靴下に履き替えてここで身支度を整え、白湯で一息。「鉄瓶で淹れられたこの白湯、まろやかで驚きました。心が落ち着いて、浄化された気がします」。手水鉢(ちょうずばち)で手と口を清め、扇子や懐紙を持ったらいよいよお茶室へ。

茶道は〝音と気配〞の世界。躙口(にじりぐち)から入ったら、トンと音をたてて戸を閉め、亭主へ入室の合図をする。掛け軸や花、釡の具合を拝見し、着座した頃に亭主が現れるのだ。「釡の火を見ていたら、チリチリとお湯が沸いている音も聞こえてきました。耳から楽しむのもいいですね」
 

四、床の間を鑑賞する
掛け軸に一礼し、香合やお花を見て茶席のテーマを感じ取る。
四、床の間を鑑賞する
掛け軸に一礼し、香合やお花を見て茶席のテーマを感じ取る。

次に、お茶と水差しや茶碗などの道具が一つ一つ運ばれてくる。お菓子は、亭主が茶筅(ちゃせん)をお湯に通し始めたら手に取ろう。今回は名店〈梅花亭〉から、秋らしい「長明菊」がもてなされた。「抹茶のいい香りが漂ってきて、飲むのが楽しみに」

八、お茶を待つ
茶席での会話は最低限。お茶を点てる間の音にも耳を傾けよう。
八、お茶を待つ
茶席での会話は最低限。お茶を点てる間の音にも耳を傾けよう。

お茶をいただくときも、〝音と気配〞が大事。まずは、茶碗を自分の膝の前に置き、「ちょうだいします」と両手で茶碗を持ち、感謝を込めていただいて。「最後はズズッと音をたてて吸いきり、飲み終わったことを知らせるんですって」

亭主が点てる様子もよく見ていた田辺さん。「私のがむしゃらな点て方とは違い、一つ一つが丁寧。これがおいしさに繋がるんですね。ルールはあるけれど、茶席は決して怖いものじゃないということをみんなに知ってほしいです」

体験してみて

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抹茶って最近まで苦いものだと思っていました。こちらでいただいたのは、苦いだけじゃない旨味がありました。お湯の質や茶筅の扱い方などが関係しているのかな、と学べてよかったです。
茶道の所作を、まずはお客さんとして見ることができ、お稽古も始めやすいですね。やってみないとわからないことが多いから、怖がらずに来てみてほしいです。
こちらのお店は、来るまでの小道の雰囲気も良くて、見つけたときのうれしさがあります。

〈神楽坂 和茶〉

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体験茶会(1人3,000円~)は月1回開催(予約制)し、会のテーマや内容はそのたびに変更。日時・内容を相談して体験できるプライベート茶会は、1席(1~4人)12,000円~。茶室内でお茶とお菓子を楽しめるカフェとしても営業している。

住所:東京都新宿区横寺町37 
営業時間:12:00~17:00LO 
定休日:水休 
席数:4席

photo : Kenta Yoshizawa styling : Mika Sasaki hair & make : Mizuka Takamaru (Ari . gate) text : Kahoko Nishimura

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