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2022.06.15

植物のある暮らしかた。 植物と暮らす人。|〈アクタス〉グリーンバイヤー・曽我広範『洋服のように植物をスタイリングする。』

飾るだけで部屋の印象を変える緑や花。センスが良い人々は、どんなふうに植物を選んで、飾り、育てているのだろう?3組から学ぶ、植物のある暮らしのつくりかた。今回は、〈アクタス〉グリーンバイヤー・曽我広範さんのお部屋を見せてもらいました。
部屋のシンボルになっている右手前の大きな木は、フィカスアムステルダムキング。2年間で1メートル近く伸びたそう。
部屋のシンボルになっている右手前の大きな木は、フィカスアムステルダムキング。2年間で1メートル近く伸びたそう。

インテリアショップ〈アクタス〉でグリーンバイヤーを務める曽我広範さん。「空間スタイリングに植物は欠かせない」という曽我さん宅には、素材感や色にこだわってコーディネートされた大小の植物たちが生き生きと育っている。

2年前に新築で住み始めた現在の家は、メゾネットの1LDK。植物はすべて、窓が多く天井の高い2階のリビングダイニングに置いている。「植物の置き方でこだわっているのは、色、テイスト、テクスチャーを意識すること。もともと服が好きでアパレル会社に勤務していたこともあり、洋服のスタイリングをする感覚で植物を飾っています」

葉や鉢で色のグラデーションを作ったり、ポスターと葉の模様を合わせて飾るなど、各所のコーディネートが部屋の統一感を生み出している。「また、すべてのコーナーで、高低差をつけて置くことにこだわっています。特に窓際の植物は、よくいるダイニングの正面なので、座ったとききれいに見えるよう、波打つように並べるようにしていますね」

世話をしやすくするため、似ている種類をまとめて置くのもポイント。「たとえばサボテンなどの多肉植物は晴れた日にすべてベランダに出すので、まとめてあるとラク。水のやり忘れも防げます」窓が3方向にあるので、時間帯によって植物のいろいろな表情が見えるのもこの部屋の魅力。「夜、部屋のライトをつけたときに天井に映し出される葉の影もすごくきれいなんですよ」

植物を育てるマイルール

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RULE #1 コーナーごとに世界観を設定。
棚はコーナーごとに世界観を作り、ディスプレイ。本と花の色を揃えるなど、色合いにもこだわる。「民芸品やフィギュア、本などと組み合わせ、ここはメキシコ風、ここはアフリカ風と、合う植物を置いています。旅先などでそれぞれのコーナーに合う置き物などを見つけるのも楽しいです」

RULE #2 葉の形や模様を組み合わせて。
部屋にある植物の共通点は、葉の形や模様に特徴があるということ。「形や模様が生きるよう、オブジェを置くような感覚で並べています。このスペースは、右の棚の色と自然に繋げるため、左から右に葉の色のグラデーションをつけています。また緑の面積が多く見えるよう、椅子で高低差を出しました」

RULE #3 鉢の色は濃淡で並べる。
窓辺に並べる鉢やフラワーベースはグラデーションを意識。「散らかって見えないためには、規則性をつけることが大切。中央を濃くしてサイドは薄めになるようにしています。また単調にならないよう、下に垂れたり、横に伸びる植物をミックスして、立体感を出すことも心がけています」

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RULE #4 土と鉢を揃えてより育てやすく。
土は“INLIVING”シリーズの「多肉植物の土」と「観葉植物の土」に植え替えの際に入れ替える。「この土は虫がつきにくいうえ、乾くと色が変わって水のやり時がわかりやすいのがメリット。植え替えに使うのは切り込みが入ったプラスチックの鉢。根がきれいに張り、水抜けも良く根腐れもしにくい」

RULE #5 切った葉を壁にディスプレイ。
形を整えるために切り落とした葉は、フラワーベースなどに入れて随所に飾っている。「壁にはフレームに水玉模様の葉を入れた小瓶を組み合わせ、立体感のある絵のような感じで掛けています。隣のポスターのフレームと合わせて、空間によりなじむようにしました」

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RULE #6 窓に吊るしてカーテン代わりに。
ハンギングポットを窓辺に吊るすことで、目線隠しにも。「鉢はそのときどきで入れ替えながら、リズム感をつけて吊り下げるようにしています。真夏以外はカーテンをしないことで、外の植木のグリーンもよく見えるし、室内外がシームレスになって空間が広く感じられるのが気に入っています」

(Hanako1209号掲載/photo : Yoichi Onoda, Nozomu Tomita text : Mie Furuya)

編集部
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