プロに教わる緑と花の楽しみかた。 フラワースタイリスト・平井かずみさんに教えてもらう『旬の花と生けたい場所。』 LEARN 2022.06.11

花を生けることは季節を感じること。平井かずみさんに、今飾りたい旬の花と生けるのにおすすめの場所を提案していただきます。好きな花を飾るだけで、暮らしはぐっと豊かになる。

最初は一輪だけでいいので、好きな場所に飾ってみる。

お花屋さんには一年を通しさまざまな種類の花が並ぶ。通年ある定番となっているものも多いが、せっかくなら旬の花を選んで家に飾りたい。「初夏は、大輪のシャクヤクやアジサイなどが登場して存在感のある花が揃うシーズン。また、一年を通してお花屋さんに並ぶバラも5〜6月が本来の旬のタイミングです。この時期のバラは種類もカラーも豊富で、値段もお手頃。ぜひ、好みのものを手にとってみてほしいです」と、フラワースタイリストの平井かずみさん。普段の暮らしに花を生けるなら、定位置を決めずにいろんな場所に生けてみてほしい、とも。

「お花ってお祝いなどでブーケなどでもらって、それをどんと花瓶にそのまま飾って終わり、となっている方も多いのでは?でも、花を普段使いするなら、本当に一輪だけでいいんです。気になった旬の花を一輪ずつ、何本か選んで、それをいろんな場所にぽん、ぽんと飾るだけ。それだけで雰囲気が変わるはず。ぜひ試してみてください」窓辺や本棚、ダイニングテーブルに花を。季節に応じて、好みのものを好きな場所に生けてみる。そんな習慣をはじめてみたい。

Navigator…平井かずみ(ひらい・かずみ)

草花を身近に感じる「日常花」を提案。今年2月、恵比寿にアトリエ〈皓 shiroi〉をオープン。アトリエで花の教室「木曜会」を主宰するほか、企画展なども開催している。

(Hanako1209号掲載/photo : MEGUMI , Miho Kakuta, Michi Murakami text & edit : Kana Umehara)

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