使い心地の違いに、思わず感動! 手仕事で作られたときめくアイテム4選。【銀座、日本橋で触れる手仕事帖】 LEARN 2021.04.17

銀座・日本橋には、古くから繊細な手仕事で生み出される逸品を持つ店が点在する。それは私たちが日常で手にするものばかり。受け継がれてきた技、そして、その使い心地に、酔いしれてみませんか?

1.特別な贈り物のラッピングに和紙はいかが?〈小津和紙〉

※写真の水引は購入者にプレゼント中。
※写真の水引は購入者にプレゼント中。

和紙や小物を販売する店舗、古文書類などを展示する史料館、和紙文化や日本文化と触れ合う教室など、和紙に関するモノが詰まった文化拠点としての〈小津和紙〉。ここには工芸用から封筒・ハガキなどの小物まで、多種多様な全国の和紙がそろう。いま、もっとも粋な和紙の使い方は贈り物のラッピングだそう。美濃落水紙(表の紙)600円、越中染紙(裏地のピンク)500円、水引300円、下に敷いた和紙 美濃落水笹入紙1,380円。

〈小津和紙〉
モットーは「温故知新」。創業から360年以上続く、日本橋の和紙の店。
■東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル
■03-3662-1184
■10:00~17:00日休

2.職人技が光る、美しいフォルムにうっとり。〈小宮商店〉

丈夫で高品質な素材はもちろん、使い心地にこだわった傘を生み出す〈小宮商店〉。ほとんど全ての工程で人の手を必要とする同店の傘作りは、職人だからこそ成せる業。また、使う人のことを一番に考えていることも傘を見れば一目瞭然。開くときに手を痛めないようにろくろ(傘を開くときに押し上げる部分)を生地で覆うなど、細部まで徹底し、手間ひまかけた丁寧なつくり。傘 かさね 55cm 16本骨22,000円。

〈小宮商店〉
実用的でおしゃれ、「つくりの良さ」を感じる日本製の傘を作る。
■東京都中央区東日本橋3-9-7
■03-6206-2970
■平日・土10:00~18:00(水~20:00)日祝休

3.江戸の伝統を現代へ昇華させた最高級ブラシ。〈江戸屋〉

ニット28,000円(A.P.C.|A.P.C. CUSTOMER SERVICE 0120-500-990)
ニット28,000円(A.P.C.|A.P.C. CUSTOMER SERVICE 0120-500-990)

江戸時代に刷毛(はけ)の専門店として誕生した〈江戸屋〉。明治からはブラシを作りはじめ、現在はヘアブラシ、メイクブラシ、靴ブラシなど、多種多様な用途に合わせたブラシを作っている。特に使ってもらいたいのが、洋服ブラシ。豚の天然毛を使用した同ブラシは、静電気を防ぎながらゴミをはたき出し、絶妙なブラッシングで生地をケアしてくれる。上・NO.99 ウール専用洋服ブラシ7,000円、下・和装着物用 洋服ブラシ7,000円。

〈江戸屋〉
長年培われた伝統の技を未来に活かす、刷毛・ブラシ製造販売元の江戸刷毛専門店。
■東京都中央区日本橋大伝馬町2-16
■03-3664-5671
■9:00~17:00 土日祝休

4.季節の挨拶に送りたいシルク刷はがき。〈鳩居堂〉

カーディガン31,000円(アンフィル|アンフィル 03-5775-3383)/スカート19,000円(MHL|アングローバル 03-5467-7874)/カットソーはスタイリスト私物
カーディガン31,000円(アンフィル|アンフィル 03-5775-3383)/スカート19,000円(MHL|アングローバル 03-5467-7874)/カットソーはスタイリスト私物

お香、書画用品、はがき、便箋、金封、和紙製品の専門店〈鳩居堂〉。同店の職人技が光る逸品はシルク刷はがきだ。四季折々の草花や風物を、シルクスクリーン印刷で鮮やかに表現。一枚で、その季節を感じることができるとファンが多い人気商品なのだとか。写真は、山吹、都わすれ、ガーベラ、ふじ、あじさいなど、春をイメージする花が描かれたもの。なかなか会えない友人への季節の挨拶に一枚いかが?シルク刷はがき各80円。

〈東京鳩居堂 銀座本店〉
書画用品、香、文房具を扱う老舗。常時、店内には1万点ほどの商品をそろえる。
■東京都中央区銀座5-7-4
■03-3571-4429
■11:00~19:00 1/1~1/3休

(Hanako1195号掲載/photo : Satoru Tada(Rooster)styling : Masashi Sho model : Mayumi text : Mayu Yamamoto)

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